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FIIO、幅広い入力に対応したアクティブスピーカー「SP3 BT」

ASCII.jp / 2024年5月10日 17時45分

アクティブスピーカー

 エミライは5月17日、FIIOのBluetoothやUSBなど入力インターフェースを拡張したアクティブスピーカー「SP3 BT」を発売する。実売価格は6万4900円前後の見込み。ブラックとホワイトの2色をラインアップするが、ホワイトの発売は後日となる。

 本製品は、同社が販売していたアクティブスピーカー「SP3」に、BluetoothやUSB Type-C、同軸、光デジタルなど様々な音源ソースの接続を可能にした進化モデル。

 Bluetoothチップにはハイクラスの「Qualcomm QCC5124」を採用し、ハイビットレートの音源でも安定したパフォーマンスを発揮。SBCやAACなど主要なコーデックに加え、LDAC、aptX Adaptiveなど高音質なものにも対応している。

 USB Type-C、同軸、光デジタル入力にも新たに対応。音源デバイスからの接続に柔軟に対応でき、シーンに合わせての活用の幅が広がった。デジタル入力時は最大で24bit/96kHzの音源に対応している。

アクティブスピーカー

 スピーカーユニットは25mmのシルクドームツイーター、3.5インチミッドウーファーを搭載。ツイーターは、超広帯域再生が可能な、KSV銅クラッドアルミ線ボイスコイルを採用。内部に吸音素材を配置することで不要な音波を吸収し、磁気回路の後方の空間によりドライバーの背圧を効果的に抑制している。

 ウーファーは、振動板素材に高剛性かつ軽量なカーボンファイバー素材を採用。不要共振を抑えて優れたダイナミクスや音場表現を実現している。ボイスコイルの内側と外側にマグネットを配置する内外磁気回路設計により、最大1.2テスラの強力な磁束を生み、ウーファーのポテンシャルを最大限に引き出している。

 アンプは、ツイーターとウーファー用にそれぞれアンプを用意。3.4kHzクロスオーバーで分割された各信号を、Texas Instruments製のD級アンプモジュール「TPA3118」で駆動する。

 本体背面には、低域のレベルを-8dB~0dBの範囲で調整可能なイコライザーと、プライマリスピーカーとセカンダリスピーカーの左右チャンネルを切り替えられるスイッチを備えている。

 スマートフォンアプリ「FIIO Control」を利用することで、10バンドのパラメトリックEQによるチューニングや、接続するBluetoothコーデックの選択ができる。

 単結晶銅導体にシールド構造を採用した3.5mm to RCAケーブルと、プライマリスピーカーとセカンダリスピーカーを接続するための、スピーカー接続ケーブルが標準で付属。別途ケーブルを購入することなく、すぐに使用できる。また、仰角を7度または0度に調節可能なシリコン製のインシュレーター兼ラバースタンドが付属。環境にあわせて耳への指向性を調整できる。

 主な仕様は、再生周波数帯域 65Hz~40kHz、インピーダンス 8Ω、感度 85dB、出力 ウーファー30W/ツイーター10W。

 製品サイズは120×163×132mm(スタンド無)。重量はおよそ1950g(プライマリ)、1660g(セカンダリ)。

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