Lenovoが「Snaprdagon X」を採用した「Yoga Slim 7x」&「ThinkPad T14s Gen6」発表 = Yogaは日本でも同日発売だ!!
ASCII.jp / 2024年5月21日 4時0分
Lenovoは日本時間5月21日03:00時に、「Snaprdagon X」を採用した「次世代AI PC」を2機種発表した。コンシューマー向けの1機種は日本でも発表となり、同日予約開始となる。
「Snapdragon X」はQualcommが発表したArmアーキテクチャーのCPUで、現在4モデルを公開しており、最高でCPUが12コア3.8GHz、GPUが4.6TFLOPS、AIを司るNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)の性能は45TOPSで、高いAI性能と省エネが期待されている。
発表となったのは、コンシューマー向けの「Yoga Slim 7x」と、ビジネスユーザー向けの「ThinkPad T14s Gen 6」だ。「Yoga Slim 7x」については、日本でも5月21日から予約受付を開始し、価格は24万9700円前後で、6月18日発売予定だ。「ThinkPad T14s Gen 6」については日本での今後の発表を待つこととなる。
日本でも発売開始! 12.9ミリのスリムノートAI PC 「Yoga Slim 7x」
CPUは「Snaprdagon X Elite」を採用し、OSはWindows 11、メインメモリーはLPDDR5X-8448で最高32GB、ストレージはPCIe Gen4 2242で最高1TB搭載する。
ディスプレーはPureSight OLED タッチパネルで14.5インチ、16:10、3K (2944×1840)、90Hzを採用。sRGBとP3の色域を100%サポートし、TUV Rheinland Low Blue Light にも対応している。
フルHD のMIPI IR Web カメラと4個のVoice ID マイクロフォンによって、より明瞭な会話が可能。オーディオは レノボ・プレミアム・スイートの高性能4 スピーカー・サウンドシステムによって、臨場感あふれるクリアなサウンドを実現する。
キーボードには、指先にフィットする凹み形状と1.5mmのキーストロークを採用。キートップに長期間持続の耐油性コーティングが施されており、タイピング時の快適性が向上している。約135×80mmの大型タッチパッドにより、外出時も正確な作業が可能だ。
インターフェースはUSB4 Type-C×3で40Gbps、PD3.1、DP1.4対応、無線はWi-Fi7にBluetooth5.3。バッテリーは70Wh内蔵。サイズは約325×225.15×12.9mm、重量は約1280g~。ボディーカラーはCosmic Blueだ。
5G sub6のWWANも装備可能なビジネスAIノート 「ThinkPad T14s Gen6」
ThinkPad T14s Gen 6 は、レノボ初のビジネス向け次世代AI PCだ。CPUには「Snaprdagon X Elite」を搭載、メインメモリーは最大64GB(LPRRD5X-8533 Dual Channel)、ストレージはPCle Gen 4x4 2242 M.2で最大1TB内蔵できる。
ディスプレーは14インチで3種類。WUXGA、16対10比率のIPS、400ニトでタッチとノンタッチ、2.8KのOLEDは100%DCI-P3で400ニトだ。
インターフェースはUSB4 Type-C(40Gbps)×2、USB Type-A×2、HDMI2.1、オーディオジャック。電源ボタンに指紋センサーを内蔵する。
プライバシー保護用の物理カメラシャッターを採用したフルHD1080p の MIPI カメラ(Windows Hello 顔認証にも対応)を搭載。無線機能は、Wi-Fi7、Bluetooth5.3 と、オプションで5G sub6機能を選択できる。バッテリーは58Wh搭載だ。
サイズは313.6×219.4×16.9mmで、重さは約1240g~。
レノボのエグゼクティブバイスプレジデント兼インテリジェント・デバイス・グループ担当プレジデントのルカ・ロッシ氏は、「AI PC時代の幕開けを迎え、市場において30年に一度の転換期を迎えている今、AI対応デバイス、AI対応ソリューション、AI に最適化されたエクスペリエンスの最も幅広いポートフォリオの1つを世界中のお客様に提供し、すべての人にAIを届けることができることを誇りに思います。Lenovo Yoga Slim 7x とThinkPad T14s Gen 6 は、究極のパーソナライゼーションとコントロール、創造的な表現と比類のない生産性、そして、より高速で安全なクライアント・ベース処理など、AIの新たなパワーを活用するレノボのデバイス・ポートフォリオの最新製品です。」
<参考> エンタープライズ向け Windows on Snapdragon
レノボ、Qualcomm、Microsoftの3社による長期的なコラボレーションにより、独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)が提供し、Snapdragonに最適化されたエンタープライズ・ソフトウェア・アプリケーションが100 種類以上も開発されている。
デバイス管理、コラボレーション、生産性、Chip to Cloud のセキュリティなどの重要分野に対し、未来志向のアプローチとフォーカスを掲げる3社のコラボレーションでは、AIテクノロジーの活用を通じ、効率化と保護セキュリティの強化を推し進めるDynamoAI など、最先端の業務用付加価値ソフトウェア企業と積極的に提携している。
企業のデバイスとデータを継続的に保護し、AI 時代においてプライバシーを保護することは極めて重要だ。ThinkPad T14s Gen 6 は、ThinkShield の堅牢なセキュリティ機能とソリューションを通じ、生産性を維持しつつセキュリティを担保することで、デバイストでのリスクの管理と最小化を支援する。
一例として、SentinelOneのようなソフトウェアパートナーにより、エンタープライズは多層型の堅牢なランサムウェア対策が可能。自己回復ファームウェアは、Qualcomm Secure Processing Unit およびMicrosoft Pluton ソリューションとの連携により、強固なセキュリティの実現に貢献する。
レノボは、これまでArm ベースのThinkPadノートPCを企業向けに提供してきたことで培った専門知識を有しており、ユーザーはThinkPad T14s Gen 6 の導入の際、これにより、IT管理者は、安心して次世代AI PC デバイスの全社的な導入が可能となる。
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