TEAC、独自開発のDACを搭載し、幅290mmとコンパクトな「UD-507」
ASCII.jp / 2024年5月23日 9時0分
ティアックは5月22日、A4サイズとコンパクトな単品コンポ“Reference 500”シリーズのUSB DAC「UD-507」を追加する。プリアンプ・ヘッドホンアンプなども内蔵。価格は32万7800円。6月29日の発売を予定している。
※編注:「UD-507」の発売は8月下旬に延期予定。「一部部品の入荷遅延による生産遅れのため」(6月14日)。
UD-505-Xの上位モデル。他社から汎用のチップの供給を受けるのではなく、自社開発のディスクリートDAC「TROD 5」を搭載している。この製品に向けて開発されたもので、回路構成はReference 700シリーズと同等。音質を吟味した集積部品を使用して基板サイズを小さくした。最大22.5MHzのDSD(DSD 256)、最大384kHz/32bitのPCMに対応。
ヘッドホンアンプは、フルバランスのデュアルモノラル構成でヘッドホンのバランス駆動も可能。端子はXLR 4pinと4.4mm5極のPentaconn端子、6.3mmのフォン端子を搭載している。電流供給能力が高いハイカレント・ラインドライバー「TEAC-HCLD2」を使用。電源部の出力も1200mW+1200mW (バランス出力、100Ω負荷時)に向上させている。アンプ出力の低インピーダンス化も図り、3段階のゲイン切り替え機能も持つ。
プリアンプ部には、高精度なアナログボリュームアッテネーター「TEAC-QVCS」、電流伝送強化型ラインバッファー回路「TEAC-HCLD2」を採用する。入力はデジタル5系統(USB B端子、USB C端子、同軸、光デジタル、Bluetoooth)、アナログのアンバランス(RCA)/バランス(XLR)の合計2系統を備える。MQAのフルデコード、「RDOT-NEO」による2倍、4倍、8倍のアップコンバート機能、Bluetooth受信機能はLDAC、aptX HD、LHDCなど高音質なBluetoothコーデックにも対応。
企画を担当したTEACのブランドマネージャー吉田穣氏は「UD-507 の最大の特長は自社製ディスクリートDAC「TRDD 5」を新規設計、搭載した事です。自社開発のディスクリートDAC だからこそ実現できる澄み渡る音場と実在感溢れる音像で、お気に入りのアーティストの今まで気付かなかったブレスや、アーティキュレーションなどを発見するとともに、さらに音楽に親密さを感じて頂ければ幸いです」とコメントしている。
本体サイズは幅290×奥行き249×高さ85mmで、重量は4.9kg。カラーはシルバーとブラックの2色展開。
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