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自分に合った健康的な食事、どうやって調べる? 実は「アレ」を計測するだけでわかるんです!

ASCII.jp / 2024年5月25日 12時0分

■遺伝子情報から「自分の体質に合う食事」を解析

 「健康的な食事」ってよく聞きますけど、それって実際どういうものなんでしょうか。

 3大栄養素のバランスが取れているとか、ミネラルの含有量が理想的であるとか、食物繊維を豊富に含んでいるとか……。いろいろと定義はできそうですが、食べ物と体質との相性もあるし、“ちょうどいい量”も人によって違うし。

 真剣に考えてみると、なかなか難しいテーマですよね。

 SusHi Tech Tokyo 2024のショーケースプログラムで、体質や遺伝子情報などに基づいて、自分と相性のいい食事を提案してくれるデモが体験できました。

タニタの呼気計測器と、KEAN Healthの解析技術の合わせ技

■呼気中の「アセトン」から、最適な食事を提案

 遺伝子検査サービス「チャットジーン」を提供するKEAN Healthと、計測器メーカー大手のタニタによるもので、タニタの呼気計測器と、KEAN Healthの解析技術を掛け合わせています。

 専用ソフトウェアに身長や体重といった基礎情報を入力し、計測器に息を吹き込むことで、呼気中の「アセトン」の濃度と基礎情報から、最適な食事の内容を提案してくれるという仕組みです。

 アセトンは脂質代謝による代謝物。体脂肪や内臓脂肪が分解されてエネルギーとして利用されるときに血中に溶け出し、最終的に呼吸に混ざって体外に排出されます。濃度が高ければ、「脂肪がよく燃えている」ということになります。

 私が体験した結果は350ppbで、レベル1。どうやら、それほど体脂肪は燃えていないようです。

■提案されたメニューは給食っぽかった

自分専用のメニューが出てきました

 提案されたメニューは160gの「白米」「ピーナッツの酢鶏(主菜)」「タコとオクラの酢味噌和え(副菜)」「こんにゃくとおかひじきの煮物(副菜)」「わかめの中華スープ(汁物)」でした。

 主菜のピーナッツが腸内環境を整えて、代謝の促進や血糖上昇の抑制をしてくれるとのこと。汁物のわかめからビタミンK、卵やシラスからリンを補っているそうです。

 バランスが取れていて、いかにも健康的な食事感がありますね。給食のメニューっぽくもある。

 今回のデモは基礎情報やアセトン濃度のみを使った簡易なものでしたが、将来的に、詳細な遺伝子情報から健康を維持したり、体質をコントロールする献立を提案してもらったりすることは、ごく自然な発想になるかもしれません。ヘルステックの進歩と普及に期待です。

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