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スキンヘッド専用シェーバーで頭ツルツル

ASCII.jp / 2024年6月2日 7時0分

スキンヘッド専用シェーバー

10年前からバリカンでボウズ頭に

 若いころは髪の毛が多くて多くて、しょっちゅう美容室でボリュームを減らしてもらわなくちゃいけなかったのに、そんな心配もなくなって久しい今日このごろ。「多くて困ってるんですよねー」なんて言ってたのにな~。

 「髪が薄くなったらボウズにするわ(笑)」とも言ってたっけ。そういうことは口にするもんじゃないですね。まさに言霊。いつの間にかオデコがめっちゃ広くなってました。

 まあでもその言葉に嘘はなくて、薄いのを誤魔化すぐらいならボウズ頭の方がいいとは思ってたんですよ。それで10年ぐらい前だったかな、意を決して理髪店で丸刈りにしてもらいました。若いうちなら治療や植毛みたいなことも考えたかもしれないですけど、もうすっかりおじさんでしたからね。運命を受け入れます。

 その後は電動バリカンを買ってセルフボウズにしたり、伸びてきたら「髪をどうこうできるのも、もう最後と思って」と美容室でド金髪にしてみたり。その予感が的中したのかこれもまた言霊なのか、はたまたブリーチがダメ押しをしたのか、「前髪どこ?」「もう髪をどうこうするとか無理じゃん?」みたいな感じになってきたので、最近は再びボウズ頭になっていました。

ボウズは維持が大変

 電動バリカンはアタッチメントを取り付けることで髪の長さを調節できるようになっているものが多く、ウチのは3~24mmと14~35mmの2種類が付属しています。

 つまり一番短くて3mm。髪がある人なら全体を均等に刈れるから全然ありですけど、自分の場合は3mmもあると髪が寂しいところの差が歴然になってしまいます。それじゃボウズの意味なし。なのでアタッチメントは使わず、直刃でカットしています。

スキンヘッド専用シェーバー
ブラウンのバリカンをアタッチメントなしの0mmで使っています

 ただ、直刃と言っても0mmというわけではありません。高速運動をする刃が直接肌に触れたら怪我すること間違いなしなので、ガードするプレートが付いてるんですよね。厚さ0.6mmぐらいかな。だからグイグイ押し付けたとしてもコンマ何mmかは残ります。

 仕上がりはかなりザラザラとした手触りで、まるで面ファスナーの硬い方みたいな感じ。実際、服を着たりタオルで拭こうとした時に、ほぼ確実にグッと引っかかります。これが思ったよりウザい。

 ほかにも頭が日焼けするとか、ぶつけると直接頭皮にあたって超痛いとか、ボウズにはデメリットもいろいろあったりするんですけど、一番はなんと言っても割と頻繁に刈らなくちゃいけない点です。日本人の髪は1日に0.3~0.4mm伸びるそうなので、あっという間に髪があるところとないところの差が開いてしまうのです。

 これはカミソリで剃り上げるスキンヘッドも同じで、一度理髪店でスキンヘッドにしてもらった時にスタッフさんから言われたんですよね。この状態を維持するなら2日に1回は剃って、場所によっては毎日とか朝晩とか剃る必要があるって。

 スキンヘッドは完全に0mmからのスタートなので、見た目はバリカンのボウズよりは不毛地帯との差が小さいんですけど、ツルツルスベスベだったのがザラザラになるので、手触りの点では実はスキンヘッドの方が変化がハゲしいっていう。

 こりゃ維持するのは無理だわ……ってことで、剃ったのはその1回限りでした。

スキンヘッド用電動シェーバーがあるなんて

 ただ、できることならスキンヘッドにしたいんですよね。ボウズって言うとお笑い芸人の千鳥の大悟さんやハライチの澤部さんみたいな髪型が浮かぶんですけど、自分のオデコにはすでに髪型と言えるほどの髪はなく、それならいっそ全部ツルツルにしたい。

 でも自分で剃れればいいんですけどカミソリ負けしそうで怖いし、切っちゃったりしそうだし。かといって理髪店にそんなに行くわけにもいかないし。

 で、諦めていたんですけど、つい先日、そんな私に朗報が!

 テレビ番組「アメトーーク!」の「スキンヘッド芸人」回を観ていたら、なんとスキンヘッド用の電動シェーバーがあるっていうじゃないですか。カミソリは無理だけど、これなら自分でもやれそうです。

 シェーバー派は2人いて、ひとりはバイきんぐの小峠さん。使っているシェーバーは7ヘッド126枚刃という驚異のメカニズム! もうひとりの鬼越トマホーク坂井さんによるとアメリカはスキンヘッド先進国だそうで、坂井さんが使っているのもアメリカ製とのことでした。

安くて多機能vs高いけどスキンヘッド特化

 そんなアイテムを知ってしまったらチェックせざるを得ません。検索してみてまずわかったのは、めちゃくちゃたくさんの製品があるということでした。7ヘッドでもすごいと思ったのに、中には9ヘッドなんていうのもあります。

 しかもほとんどが5in1、6in1といった多機能モデルで、ヘッドを交換することでヒゲ剃りになったりバリカンになったり鼻毛トリマーになったり、はたまたマッサージ器や洗顔ブラシになったり。これまたすごい。すごすぎる。

 いずれも充電式で、風呂でも使える防水設計というのが共通している感じです。価格はなんと3000円台からあり、中心は4000円~6000円といったところ。思ったより全然安くてビックリでした。1万円はすると思ったのに。

 坂井さんのはスカルシェーバーというメーカーの「ピットブル」という製品で、こちらはちょっとお高くて約2万6000円~4万4000円ほどします。下のモデルから順番にシルバーPRO、ゴールドPRO、プラチナPROの3種類があるようです。

 充電式で防水設計というのは他社製品と同じ。ただしピットブルは完全にスキンヘッドに特化した製品で、髪を剃り上げる以外の機能は一切ありません。ヘアカット一辺倒という潔さです。さすがスキンヘッド先進国。

スカルシェーバーの「ピットブル」

ピットブルに決定!

 見ちゃったら当然欲しくなるわけで、あとはどのメーカーの製品にするかです。いざ買うとなると迷っちゃいますよね。

 お試し的に取りあえず一番安いのを買ってみるっていう手もあるし、6000円ぐらいの中堅どころもよさそう。アメリカかぶれの私としてはピットブルも捨てがたい。

 で、カートに入れたり出したりして散々迷ったあげく、購入したのはやっぱりピットブル! 理由はアメリカ製な点につきます。先進国って言われちゃね。製造は中国なので正確にはmade in USAではないんですけど、デザインはアメリカでしているそうです。

 モデルはプラチナにしました。最初はエントリーモデルのシルバーをカゴに入れたんですけど、どうせ買うなら上のモデルがいいのかなと思いまして。

「いつでもどこでも使える」を目指したピットブル

 スカルシェーバー社の社長兼CEOはNeel Kulshreshthaという人で、公式サイトの写真を見たら自らもスキンヘッドでした。

 John Lylesという共同設立者がいるとのことで、もしやと思ったらやはり氏もがっつりツルツル。スカルシェーバーのアイデアがどのように展開していったかを語る動画がYoutubeにアップされています。

 それによると、ヨーロッパを旅行中に、1時間早起きしなくても頭を剃れたらいいのにとか、石鹸やカミソリを使わずクルマや飛行機、タクシーで簡単に剃れたらいいのにということから、このシェーバーを思いついたみたいです。必要は発明の母だなぁ。

 Neel氏は米空軍に13年半、John氏は米海軍に4年間勤務した退役軍人だそうで、ミリオタ的にはそんなところにも惹かれてしまいました。

3つのモデルの違い

 ピットブルの各モデルの仕様を見ると、ブラチナPROとゴールドPROがほぼ同じで、シルバーPROだけが大きく異なるようです。表にまとめてみました。

 一番の違いはバッテリー関連です。シルバーPROの600mAhに対してゴールドPROとプラチナPROは2倍超の1400mAhもあります。

 一度に数分しか使わないと思いますけど、バッテリー容量は大きいに越したことはありません。容量を増やせないですからね。重さも3~6gしか違わないですし、残量インジケーターが赤点滅か%表示かっていうのも結構大きいかも。やはり数値でわかると安心です。

 次に違うのはヘッド。シルバーPROとゴールドPRO/プラチナPROで形が異なります。

 内部の刃は同じですが表面の溝に違いがあり、シルバーPROの"Carver"は溝がまっすぐで、ゴールドPRO/プラチナPROの"Forte"は斜めになっています。"Carver"は髪が太い人にオススメで、"Forte"は滑りがよく万人向けとのこと。

 ただ、ヘッドはワンタッチで交換ができる共通品で別売もされているので、そんなに悩まなくても大丈夫。ほかにも"Baron"という敏感肌用のヘッドも用意されています。

 ゴールドPROとプラチナPROはあまり差がなく、機能的な違いはプラチナPROにトラベルロックが付いている点ぐらいかな。持ち歩く時に不用意に電源がオンにならないようにするロック機能なんですけど、持ち歩くことはほとんどないからこれはまあどっちでもよし。

 あとは付属品ですかね。プラチナPROだけ別売の洗浄スタンドとトラベルケースが最初から付属しています。

 価格は私がAmazonで見た時はゴールドPROが2万8500円、プラチナPROが4万1980円でした。その差は1万3480円。洗浄スタンドは5398円、ケースはAmazonでは見つかりませんでしたが4910円というのがあったので、2つ合わせて1万308円。単純計算で言うとトラベルロックが3172円ってことですね。

 とまあこういった違いを考慮した結果、プラチナPROを買うことにしました。坂井さんがプラチナPROだったのも要因のひとつかな~。

開封してみましょう

 購入したスカルシェーバー「ピットブルシェーバー プラチナPRO」が到着したので、早速ダンボールを開けてみます。まず目に入ったのはカスタマーサポートの案内チラシ。

カスターマーサポートの電話はアメリカとEUのみのようです

 「何かあったら店に持って行く前にサイトのビデオや情報を見るか電話してね」的なことが書かれていて、アメリカとEUの電話番号が載っていました。

 さらに箱を開けると、青いトラベルケース。

スキンヘッド専用シェーバー
箱カッコいい! グレー地に銀に光るピットブルのイラストと製品名
スキンヘッド専用シェーバー
トラベルケースに入った状態になっていました

 トラベルケースはEVA製なのかな。よくあるケースと同じくちょっと弾力のある素材で、これなら十分守ってくれそうです。本体や付属品は全てこのケースに入れられていました。

 トラベルケースを取り出すと、その下にチラシが2枚入っていました。

スキンヘッド専用シェーバー
トラベルケースの下にはチラシが2枚

 ヘッドとアクセサリーのチラシと、製品カタログとサブスクのチラシです。たかがチラシなんですけど、ちゃんとカラー印刷されたものが入っているあたり、しっかりした製品なんだろうなって印象を受けます。

そしてケースオープン!

スキンヘッド専用シェーバー
シェーバーと洗浄スタンドがきちんと梱包されて入っていました

 トラベルケースを開けると白っぽいビニールに包まれたシェーバー本体と洗浄スタンドが現われます。洗浄スタンドの中にはトラベルポーチも入っていました。

ヘッドのカバーと掃除用ブラシも付いています。左上はトラベルポーチ

 マニュアルは英語とフランス語、ドイツ語、スペイン語のみでした。でも写真入りで説明されているし、Youtubeの公式チャンネルに動画がいっぱいアップされているので、特に問題はありません。そもそもボタンを押すだけですしね。

 公式サイトにある問い合わせ先のメアドがUS and Worldwide Customer Serviceとなっているので保証はワールドワイドだと思うんですけど、直販と正規代理店以外で購入した場合は対象外になるようなので注意が必要です。

 マニュアルの保証に関するページがUSA LIMITED WARRANTY、UK/EU WARRANTYしかなく、チラシの電話番号もアメリカとEUだけだったので、主に米英EU向けの製品なんでしょうね。

ドライシェービングを試します!

 電源をオンにしてみたら満充電になっていました。たぶん出荷前のテストで充電されているんだと思いますが、1%も減ってないのは結構優秀なんじゃないかしら。

電源をオンにするとバッテリー残量が表示されます。100%でした

 普通ならまず充電してから試すところですけど、100%になっていたので、いきなり使ってみます。使い方は簡単で、電源を入れたら頭に当てるだけ。

 ※このあとおじさん(私)の写真が出てくるので閲覧注意!※

 

電源を入れたら頭に押し当てるだけのドライシェービング

 まずはそのまま頭に押し当てて剃るドライシェービングから。

 シェービングフォームやジェルを塗ってから剃るウェットシェービングに対して、ドライシェービングはいつでもどこでも簡単に剃れるっていうスカルシェーバーのコンセプトそのままの使い方です。

 人差し指と中指を本体とヘッドの間に差し込み、ヘッドを頭に軽く押しつけながらクルクルと回すようにして剃っていくんですけど、なにこれ、めっちゃ剃りやすい!

マウスのように握るのではなく、指を本体とヘッドの間に入れて持ちます

 モーターやバッテリーが入っている重たい本体部分が指の上にあるためか、めちゃくちゃ軽く感じます。しかも、本体部分の重さがあるから勝手に押し付けられるようになるし、頭と手の距離が近いから手で撫でてるような感覚になるっていう一石三鳥的な。これはいいデザインだなぁと感心してしまいました。

 それと、バリカンと違って剃った毛がほとんど中に吸い込まれるのがベリーナイス! バリカンの時は新聞を広げてその上で刈り、首や服に毛が付いたりするので終わったらすぐに風呂に入る感じでしたけど、これなら本当にいつでもどこでも使えます。

 7分ほどショリショリやっていたら頭全体を剃ることができました。

ツルリ!

 初めてなので遅めだと思いますけど、それでもあっという間です。バッテリーの残量が93%になっていたので概ね1分1%ですね。これなら90分持ちそうです。

 カミソリで剃ったような完全なスベスベではないものの、見た目はほぼツルツル。強くこするとまだちょっとザラザラする部分があるのは、カミソリ負けするかもと恐る恐る使ったせいかもしれません。

 マニュアルに「髪と肌がシェーバーに慣れるまで、3週間は定期的に(少なくとも週4回)剃ることをオススメします」と書かれていたので、慣れてきたらもうちょっと強く剃ってみようと思います。

 それとシェービングフォームを使ったウェットシェービングも試してみたいんですけど、すっかり剃っちゃったので今回はここまで。次回に続きます!

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