1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

秋葉原でREB fes開幕、ブランドの壁を越え、新旧製品の出会いを楽しめる新感覚ヘッドホンイベント

ASCII.jp / 2024年6月1日 13時15分

 finalが主催する新感覚オーディオイベント「REB fes Vol.7」が6月1日に開幕した。場所はベルサール秋葉原で18:00まで(最終入場は17:30)。入場は無料。開催協力はe☆イヤホン。

REB FES Vol.7
会場の様子

finalの社員総出で実施する業界でも珍しいタイプのイベント

 東京でのREB fesは初とのこと。音頭はfinalが取っているが、いわゆるプライベートショーではない。29社69ブランドが参加して業界全体を盛り上げようとするイベントだ。ポタフェスなどのヘッドホン関連イベントとの大きな違いは、各ブースを回って試聴機を借り、試聴スペースでじっくり聞ける点だ。

 REBに会員登録している来場者は、まず最初に各ブースにいるスタッフに会員証を示す。そのうえで試聴機に付けられたQRタグを読み込ってもらうことで機材の貸し出しを受けられる。その追跡にはスマホアプリが用いられる。この仕組みを採用したのも今回が初で、finalの社員がこのイベントのために開発したものだという。誰がどの機材を持っているかが分かる仕組みになっており、盗難や紛失対策も視野に入れたものになっている。

REB FES Vol.7
試聴スペースが広く取られている

 ちなみに、finalとしても自社主催でここまで大規模なイベントは経験がないという。スタッフに関しても、アルバイトや派遣スタッフには依頼せず、全社員総出で作っているという。

古い機種と新しい魅力を組み合わせる魅力も

 このイベントをfinalが開催する理由は「ヘッドホン関連イベントを新製品披露の場としてだけでなく、旧製品を含めていろいろな製品と組み合わせて試聴し、音の変化を楽しんでほしい」という思いからだという。面白いのは、新しい製品や現行の製品だけではなく、廃盤になった製品との組み合わせも楽しめる点だ。そのために、展示機材には「オススメ」「往年の名機」「定番」などの表示もある。

REB FES Vol.7
展示機材には「オススメ」「往年の名機」「定番」などの表示
REB FES Vol.7
finalのPiano Forteシリーズも往年の名機として展示

 また、同時に3台まで機器を借りることができるので、他社の製品と比較試聴したり、ブース単位ではなかなかできない、ケーブルやヘッドホンアンプとの組み合わせのチェックをしたりできる。このようにイヤホン、ヘッドホンの価値を新旧組み合わせて再発見できるのがイベントの醍醐味となっている。営利目的のイベントではなく、プロモーションを基本として、オーディオ初心者を含んだ広い層をターゲットにしているという。前回の仙台では約100名の来場者が参加したそうだが、東京ではヘッドホンの試聴席だけで250を用意しており、より多くの人が参加するイベントとして盛り上がりそうだ。

REB fesを体験! 気になる製品を聞いてきた

REB FES Vol.7
筆者もこのイベントに参加して、final「D7000」を中心にブースを回りながらお勧めのケーブル、アンプと組み合わせて試聴してみた。機材はヘッドホンアンプ「SOUND TIGER Potenza」(うつせみワークス)とヘッドホンケーブル「NESS」(AIMS)だ。
REB FES Vol.7
これがD7000。ブース試聴も可能だが、気になるものはトレーに載せて持ち運び、試聴スペースでじっくり聞ける。ビュッフェのようだ。
REB FES Vol.7
貸し出し時には、自分の会員番号と製品のQRコードを読み込む
REB FES Vol.7
AIMSのブースで、D7000に合うケーブルありますか? と聞いてみたところ、NESSの新作ケーブルを推薦してもらった。16芯で太く中域の厚み感が抜群のバランス駆動用ケーブル。4.4mmと3.5mm×2。トープラ製のプラグは金メッキの厚さを通常の10倍にした特注品。12万1000円と高価だが、じっくりと聞いてその品質の高さを確かめられた。
REB FES Vol.7
商品説明
REB FES Vol.7
相性のいいアンプとして、うつせみワークスの「Potenza」を選択。2倍または1倍の固定ゲインでバランス駆動対応。単3のニッケル水素充電池4本で駆動。推奨は富士通の黒だという。
REB FES Vol.7
聞き終わったら、ブースに持ち帰って再度製品のQRを読み取ってもらう。これで返却終了だ。

 会場の様子やより詳しいイベントの説明についても別途紹介する予定だ。

REB FES Vol.7
NUARLの開発中製品も試聴できた。8mmドライバーを採用、フィルター交換などにも対応したもの。価格は150ドル程度とのことだが、ドライで解像感の高い音が印象的だった。
REB FES Vol.7
個人的に気になっていたヘッドホンその1、ULTRASONEの「Signature MASTER MkII」。バランス駆動に対応した製品で、筆者所有のSignature DXPと聴き比べてみたが、音の密度感や全体のバランス感、力強さなどが魅力に感じた。
REB FES Vol.7
個人的に気になっていたヘッドホンその2。SENHEISERの「HD 620S」。800シリーズと500シリーズにしかなかった密閉型のヘッドホンが600シリーズにも追加された。筐体は500シリーズに近いが、ドライバーなど内部の構成は600シリーズのサウンドにしている。密閉型とは思えない空間の広さ、高域の繊細さなどがいい!

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください