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世界初!! AMDの新AIプロセッサー「Ryzen AI」搭載のノートPCをASUSが8機種発表!!

ASCII.jp / 2024年6月3日 18時0分

 ASUSは6月3日に、台北で開幕するCOMPUTEX TAIPEI 2024に合わせて、AMDの次世代CPU搭載モデルなど、ノートPCを10機種発表した。

 AMDが発表したAI PC用の新CPU「Ryzen AI300」シリーズは、NPUが50TOPSの性能を持つのが最大の特徴で、Snapdragon X Eliteより高速だという。

 上位モデルは「Ryzen AI9 HX370」で、CPU部は12コア24スレッド、最高周波数5.1GHz、L2L3キャッシュ36MBでGPU部は16CUのRadeon 890Mを内蔵。下位モデルの「Ryzen AI9 365」は、10コア20スレッド5.0GHz、34MBでGPUは12CUのRadeon 880Mを搭載する。ともにNPUは50TOPSだ。

 AMDは、AcerやDell、HP、Lenovo、MSIが搭載PCを発売予定であると公開しており、ASUSは8機種を発表した。

 ASUSの「AMD Ryzen AI300」シリーズ搭載PCは、フラッグシップのZenbookでは新素材のCeraluminiumボディを搭載したS16、コンシューマー向けのVivobookでは中核モデルのS14/16、クリエイター向けのProArtでも中位のP16とX13を発表。ゲーミングノートではCore Ultra搭載で登場したばかりの新モデルROG Zephyrus G16と、入門向けのTUF GAMING A14/16で、合計8機種になる。

 ProArtでは、タブレット型のSnapdragon X搭載のCopilot+PCも発表。また、Vivobook S 15 S5507QAに最新のSnapdragonを搭載したモデルを新たに7月下旬に追加する。今発表の全モデルが、日本でも7月中旬以降に発売予定である。

ハイテクセラミック「Ceraluminium」採用のRyzen AI300ノート ASUS Zenbook S16 UM5606

 CPUは「Ryzen AI9 HX370」で内蔵NPUは50TOPS、GPUはNVIDIA GeForce RTX4070を搭載したCopilot+PCだ。メインメモリーはLPDDR5xで最高64GB、ストレージは最高4TB内蔵できる。

 ボディ天板には新しい「Ceraluminium」(セラルミナム)を採用。「ハイテク・セラミック」とも呼ばれ、セラミックとアルミニウムの複合素材で、耐久性の高さと、キズや指紋の付きにくさを実現している。色は「ズーマニアグレイ」と「スカンジナビアホワイト」の2色で、厚みは11.9mm、重さは1.5kgである。

 ディスプレーは3KのOLEDで120Hz、タッチ対応。サウンドはHarmanKardonで6スピーカー内蔵。キーボード奥には削り出しのクーリング穴が3522個開いている。冷却システムにはベイパーチャンバーと2ファンを採用。静音性とクーリング性能を向上させている。

 インターフェースはUSB4、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A×2、HDMI2.1、オーディオジャック、SDカードスロットを内蔵。無線ではWi-Fi7を実装し、バッテリーは78Wh内蔵。タッチパッドは「スマートジェスチャー」機能搭載で、周辺を使って、ボリューム、輝度、早送りなどができる。

 日本では7月中旬以降発売予定だ。

Ryzen AI300搭載の3.2K・OLEDノート Vivobook S14/16 M5406/M5606

S14はテンキーレス

 S14/16ともに、CPUは「Ryzen AI9 HX370」で、メインメモリーはLPDDR5X-7500MHzで最高32TGB、ストレージは最高1TB搭載できる。

S16はテンキーつき

 ディスプレーは3.2KのOLEDで、16:10、120Hz、100%DCI-P3、VESA HDR。インターフェースはUSB4、USB3.2 Gen1 Type-C、USB3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI2.1、オーディオジャック、マイクロSDカードを内蔵。キーボードはS16にはテンキーがあり、S14にはない。

 バッテリーは75Whで、厚みは13.9mmから、重さは1.3kgからで、ASUS IceCool Thermal Technologyを採用している。

 日本でも7月1日から予約開始となる予定だ。

クリエイター向けにも「Copilot+ PC」来ました ProArt P16 H7606

 クリエイター向けのProArtシリーズからは新たに3機種発表になり、P16とPX13は「Ryzen AI9 HX370」を、PZ13 はSnapdragon Xを搭載し、新デザインのロゴを採用する。

 新モデルには、AI対応アプリケーションを搭載。AIマルチメディアライブラリの「StoryCube」は、AIアルゴリズムが自動的にユーザーの写真やビデオを整理して管理することで、検索を簡単に行える。また、画像生成が可能なAIツールの「MuseTree」はユーザーの好みに合わせたビジュアル生成が可能だ。

 ProArt P16は、Studiobookの下位モデルで、CNCユニボディーのNano Blackカラーだ。

 CPUは「Ryzen AI9 HX370」で、GPUはNVIDIA GeForce RTX4070搭載、メインメモリーはLPDDR5xで最高64GB、ストレージは最高4TB内蔵可能だ。

 ディスプレーはASUS Lumina OLEDディスプレーで16インチ4K、500ニト、100%DCI-P3、タッチスクリーン搭載。タッチパッド左上にはおなじみのダイヤルパッド機能を搭載する。

 インターフェースはUSB4、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A×2、HDMI2.1、オーディオジャック、SDカードスロットを内蔵。無線はWi-Fi7対応だ。

 サウンドには6スピーカーを搭載、本体の厚みは14.9mmで、重量は1.8kg。

 7月中旬以降発売予定。

2in1コンバーチブル型のAI PC ProArt PX13 HN7306

 こちらも「Ryzen AI9 HX370」にGeForce RTX 4070を搭載するCopilot+PCで、メインメモリーはLPDDR5xで最高32GB、ストレージは最高2TB内蔵可能だ。

 ディスプレーは13インチ3KのASUS Lumina OLEDで、16:10、100%DCI-P3、500ニトでタッチ対応、Pantone Validate、VESA、TUVに準拠。360度回転する2in1タイプだ。

 インターフェースはUSB4、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A、HDMI2.1、オーディオジャック、マイクロSDカードスロットを内蔵。

 タッチパッド内にはDialPadを搭載し、バッテリーは73Wh、本体の厚みは15.8mm、重さは1.39kg。

 日本でも7月中旬以降発売予定。

Snapdragon X搭載のタブレットPC ProArt PZ13 HT5306

 Snaprdagon X搭載のタブレット型Copilot+PCで、メインメモリーはLPDDR5xで16GB、ストレージはPCIe4で1TB内蔵する。ボディは厚み9mm、重量880gで、拡張吸気口搭載でファンを内蔵する。

 ディスプレーは13.3インチ3KのASUS Lumina OLEDで、16:10、500nit、100%DCI-P3。カメラは13Mの4Kリアカメラと、ディスプレー側に5MのIRカメラを搭載する。バッテリーは70Wh内蔵だ。

 インターフェースはUSB4×2にSDカードスロットも内蔵で、ボディは米国軍事規格のMIL規格(MIL STD 810H)にも準拠し、IP52の防塵防滴に対応。ラバーカバーでホコリや水しぶきを防止する。

 カバースタンドとキーボードでクラムシェル型でも利用でき、スタイラスペンでタブレットとして活用できる。

 日本でも7月中旬以降発売予定だ。

スラッシュライティングのフラッグシップにもRyzen AI300搭載 ROG Zephyrus G16 GA605

 これは、今年登場した初のスラッシュライティング・デザインノート「ROG Zephyrus G16」のAMDモデルとなる。既発表モデルはインテルCore UltraとNVIDIA GeForce RTX40内蔵だった。今回の新モデルはCPUが「Ryzen AI9 HX370」となり、冷却はリキッドメタル、第2世代ArcFlowFanで、3ファン内蔵、静音ながら高い冷却性能を持つ。

 ディスプレーは16インチ2.5KのOLEDで100万対1コントラスト、500ニト、240Hz、0.2ms、G-Sync、DiaplayHDR500に対応する。SD Express 7.0でリード800MB/s、ライト700MB/sを実現しており、Wi-Fi7も採用する。厚みは1.49cmで、重量は1.85kg。ボディーはエクリプスグレーとプラチナホワイトの2色。

 日本では8月以降発売予定だ。

入門向けゲーミングノートにもAI CPU TUF Gaming A16 FA608

 ASUSのゲーミングノートは、ROGの上位モデルが、StrixやFlow、Zephyrusで、下位モデルがTUG Gamingとなる。

 TUF Gaming A16はCPUに「Ryzen AI9 HX370」、GPUとしてRTX40シリーズを搭載。消費電力160Wデザインで、ボディーはイェーガーグレーだ。内蔵SSDは2スロットで、簡単に裏ブタを外せる構造になっている。

 ディスプレーは16インチ2.5Kで165Hz、16:10、400ニト、100%sRGB、3ms。タッチパッド奥行きは76mmから84mmに広がり、カーソルキーもフルサイズになった。

 インターフェースはUSB4、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A×2、有線LAN、HDMI2.1、オーディオジャックを内蔵し、電源端子はASUS Slim Power Jackで、Type-Cから100Wでの給電も可能となる。バッテリーは90Whだ。

 厚みは17.9~24.7mmで、第2世代ArcFlowファンに8mm&6mmヒートパイプで冷却する。

 日本でも8月以降発売予定だ。

TUF Gaming A14 FA401

 こちらも「Ryzen AI9 HX370」とRTX40を搭載、SSDは2スロットで、簡単に裏ブタを外せる構造だ。消費電力は100W~110W(TurboMode)設計。

 ディスプレーは14インチ2.5Kで2560×1600ドット、16:10、165Hz、400ニト、3ms。インターフェースはUSB4、USB3.2 Gen2 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A×2、HDMI2.1、オーディオジャック、マイクロSDカードを搭載する。こちらもType-C端子から100Wチャージが可能だ。

 73Whのバッテリーを内蔵し、厚みは16.9~19.95mmで、重さは1460g~。

 日本でも8月以降発売予定だ。  

「COMPUTEX TAIPEI 2024レポート」

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