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ASUSのCOMPUTEX2024は新製品も発表会も展示ブースも面白かったゾ!

ASCII.jp / 2024年6月5日 13時0分

 ASUSはCOMPUTEXで、AI時代の戦略から、AMDの次世代AI CPU「Ryzen AI300」シリーズ搭載ノートPC、周辺機器などを初公開した。開幕に合わせて行われた発表会と、COMPUTEX会場のASUS&ROGブースの話題をぐるっとまるっとまとめてみました。

ASUSがCOMUTEX2024で発表した新製品おまとめ

 開幕2日前に発表したのが、ポータブルゲーミングPCの「ROG Ally X」だ。完全新デザインで、現行機種の「ROG Ally」のバッテリーを2倍の容量に増加し、メインメモリーは1.5倍の24GBに、SSDは2倍の1TBになっている。

 海外では約800USドルで、7月出荷開始。日本での価格は未定だが、今夏発売の予定だ。

ASUSがCOMPUTEXで新型ポータブルゲーミングPC 「ROG Ally X」発表!!

 PCの新製品は9機種中8機種がAMDの「Ryzen AI300」を採用した「Copilot+PC」である。

 「ASUS Zenbook S16」は 今回発表のノートPCのエースで、天板に新素材の「セラルミナム」を使い、極薄デザインなのが魅力だ。「Vivobook S14/S16」は一般向けのお求めやすいノートである。3機種ともCPUは「Ryzen AI9 HX370」だ。

 クリエイター向けは3機種で、クラムシェルの「ProArt P16」とディスプレー回転式の2in1「ProArt PX13」は「Ryzen AI9 HX370」、タブレット型の「ProArt PZ13」は、QualcommのAI CPU「Snapdragon X」を搭載する。独自のクリエイター向けAIアプリがプリインストールされているのも力が入っている。写真管理の「StoryCube」に、ビジュアルアイデアプロセッサー「MuseTree」、動画編集の「CapCut」だ。

 ASUSのゲーミングブランドROGラインでは天板にスラッシュライティングを搭載する「ROG Zephyrus G16」に「Ryzen AI9 HX370」を搭載したモデルと、入門向けゲーミングノートの「TUF Gaming A14/A16」が、こちらも「Ryzen AI9 HX370」搭載で発表となった。

世界初!! AMDの新AIプロセッサー「Ryzen AI」搭載のノートPCを ASUSが8機種発表!!

発表会にはMicrosoft、AMD、NVIDIAも登壇 インテルの次世代AIプロセッサー「Lunar Lake」搭載ノートも公開 Ryzen AI300搭載PCの日本価格が明らかに!

 ASUS発表会はまず、ASUS Co-CEOのSamson Hu氏が登壇し、「AI」の重要性を解説し、各製品の担当者や、Microsoft、AMD、NVIDIAのゲストが、Copilot+PC、Ryzen AIプロセッサー、GeForceのAI戦略を語った。

ASUSの35年の歩みから始まりました
ASUS Co-CEOのSamson Hu氏
DOSからWindowsへの変化と同様にAIは最大の変革となる
5月に発表したSnapdragon X 搭載の最初のCopilot+PC「Vivobook S15」
あらゆるジャンルでAI革命が起きようとしている
AMDのSenior VP、Jack Huynh氏が登壇し、Ryzen AI300の強さを解説
ASUSのCoraline Lin氏が今回発表製品の目玉である「Zenbook S16」を紹介
新素材「セラルミナム」の特徴は4つあります
「Zenbook S16」の冷却には超薄型のベイパーチャンバーを使い薄さ11mmを実現した
「Zenbook S16」の主な特徴
気になるお値段は1399USドルからとなる

クリエイター向け製品とAIにも力を入れる

続いて、ASUSのShawn Yen氏が登壇して、Ryzen AI300搭載のTUF GAMINGシリーズを紹介
クリエイター向けの「ProArt」に話が移り、ノートが出てくると思ったら、MiniLEDバックライトを採用した8Kモニターを発表した
ASUSがかなり力を入れているProArtシリーズのRyzen AI300搭載モデルは2機種
ASUSデザインセンターのHis Chen氏が登壇し、クリエイター向けの独自AIアプリを紹介
この3本がプリインストールされる
こちらがASUSのCopilot+PC軍団だ
NVIDIAのKaustubh Sanghani氏が登壇し、AIパワーを解説
さらに、ASUSのAI Platform Serverの話に!
こちらもASUSにとって重要なビジネスなのだ
ASUS Co-CEOのSamson Hu氏がしめくくり
登壇者が集まり記念撮影で「ユビキタスAIが信じられない可能性をもつ」

インテルの「Lunar Lake」を搭載した試作機を展示 隠し玉としてミニLEDバックライト搭載8Kモニターも!

 会場ではタッチ&トライコーナーがオープン。発表した製品を自由に触ることができる。

プレス関係者も殺到の「ROG Ally X」はやはりちょっと重くなっていましたが、握り心地はとてもいいです
こちらも注目の「Zenbook S16」の天板「セラルミナム」は触り心地最高で、サラサラなのにスベスベです
製品ロゴやライン模様は切削されています
「Zenbook S16」はこの薄さも魅力ですね
極薄ベイパーチャンバーの実物も触れました。。。
こちらはスラッシュライティング天板の「ROG Zephyrus G16」ですが、すでに発売中のインテル版とは異なる白と黒です。
Vivobookもこの微妙な色が気に入りました
TUF Gamingの14と16はディスプレーサイズの違いとともに、テンキーの有無も異なります
ProArtの3兄弟はみんな個性派ですね
タブレット型の「ProArt PZ13」は背面に吸気口(写真下方)があり、上部に排気口があります。
発表会では触れられませんでしたが、インテルの次期AIプロセッサー「Lunar Lake」を搭載した試作機は、ビジネス用モバイルノートの「ExpertBook P5」として展示されました!!
「ExpertBook P5」はSSDに加え、バッテリーも簡単にリプレースできます
こちらはROGコーナーで、背面配線のマザーボードとケースはすでに発表済みですが、中央の同色ディスプレーが新作です。揃うといいですね。
サプライズ発表の、ミニLEDバックライト搭載8Kモニターは、33インチで1200ニト、アンチグレアですがディテールもきちんと表示してくれます。モーター駆動のキャリブレーターも内蔵します。
日本戦略をうかがった、左から David Chu氏(AUS Japanシステムビジネスグループ コンシューマービジネス事業部 統括部長)、中央 Peter Chang氏(ASUS システム部門 アジア太平洋地域ジェネラルマネージャー)、右 Alvin Chen氏(ASUS Japan代表取締役社長)
ASUSの強みとは
日本でもクリエイターへのアプローチに注力
より広いジャンルのユーザーも獲得
そして、Ryzen AI300搭載搭載のVivobook S14/16の日本価格は20万円台前半です!!!!

COMPUTEX開幕で ASUSブースは大混雑です!

 6月4日に展示会場がオープン。例年初日の朝はスロースタートなはずが、台湾政府のVIPが来場し、会場は熱気に包まれた。

ASUSはROG製品とそのほかのASUS製品ブースが、メイン会場のど真ん中を占めております
ASUSブースの入り口の一等地にはラックマウントのサーバー製品
新素材「セラルミナム」天板の「Zenbook S16」はなかなか近づけないほどの人気です
会場にも「Lunar Lake」搭載のExpertBookがありました
ASUSが作っている教育現場用のPCは、ヒンジやコネクターを強化しているんですね
こちら、「ナノイオン」を発生してくれる「深呼吸ディスプレー」です
サーバーから続くアーケードには、ASUS独自のAIアプリもデモしており、こちらもなかなか近づけないです
若い女性グループも多く、こちらのみなさんはゲーミングノートのスペックに見入っていました
手描きの絵が、リアルイラストになる体験コーナーも女性に人気です
左の絵から右のイラストがエッジAIで生成されて、歓声があがりました

天板を好きにデザインできる カラー電子ペーパー搭載ノートPCが画期的!

ASUSブースのお隣はライティングも派手なROGです
「ROG Rapture GT-BE19000」はWi-Fi7のゲーミングルーターで最高19Gbpsの速度を誇ります
これは、カラー電子ペーパーを使ったノートPCの天板です。参考出品で製品化は未定
搭載アプリで画像を編集してGOすると・・・
そのまま、天板に表示されます
旧来のカラー電子ペーパーよりコントラストが高く、鮮やかで、今すぐ欲しくなりました
ROGブースの一等地はAlly Xで、みなさんプレーし始めると離しません。。。。
こちらも参考出品の水冷用のプレート「The Asetek AI-Optimized Cild Plate」。その名のとおり、複雑な形状は、水冷効率を上げるのに最適化されているそうです
こちらは新製品の「ROG THORⅢ Series PSU」。GaN MosFETSを搭載した電源で、 インテリジェント・ボルテージ・スタビライザーでグラフックカードに電源を安定供給する。磁石で着脱できるOLEDディスプレーつきだ。
ROG初のポータブルUPS「ROG Mjolnir」は、768Wh の容量。ACからバッテリーへの切り替えは10ms以下で実行される。LCDディスプレー内蔵で状態をリアルタイム表示。Type-C×2は最高100W出力対応。Type-A×2とACソケット×4搭載。天板部はMagSafe対応のQi2.0ワイヤレスチャージャー。棒のように立っているのは懐中電灯で、緊急時にすぐに利用できる工夫だ。
こちら、6.67インチのフレキシブルAMOLEDディスプレーを搭載したクーラーユニットです。ディスプレーが湾曲しているのがわかるでしょうか?
スイッチによって、モーターが稼働し、ディスプレーが平面になります。

OLED搭載のゲーミングキーボードと超軽量マウスは まさにエクストリームな出来栄え!

COMPUTEXにて発表になったキーボードとマウスも注目です

 ROG Extremeシリーズの新製品として、キーボード「ROG Azoth Extreme」と、マウス「ROG Aarpe Ace Ectreme」が発表となった。

 「ROG Azoth Extreme」は自作PCユーザーのための、「いじれる」キーボードで、右奥にはフルカラーOLEDスクリーンを内蔵し、PC側のアプリケーションソフトで、表示したい内容を編集でき、CPUクロックや温度の表示もできる。

 底面のアジャスタブル・ガスケットマウント・パドルスイッチでキータッチのソフト・ハードも切り替え可能。カーボンファイバーポジショニングプレートを内蔵する。シリコンリストレスト、磁石で着脱できる円錐形の足も同梱。

 「ROG Aarpe Ace Ectreme」は 47gのカーボンファーバーマウスで、有線、Bluetooth、2.4GHzドングルの3種で接続できる。底面にはCorning Gorilla Glass3を採用し、耐久性と滑りの良さを実現している。ともに2024年第3四半期に登場予定だ。

簡単に分解してカスタマイズ可能です
キーボード右奥のディスプレーと、その右に操作用のボタンとノブがあります
手にすると非常に重いのが印象的
底面にはソフト・ハードの切り替えスイッチです
マウスのほうはキーボードとうってかわって超軽量
底面の二か所がゴリラグラスで、非常に滑りがよかったです

 というわけで、たくさんの新製品や参考出品を楽しませていただきました。これからも、AIのみならず、あっと驚く新製品をお願いします!!!!

「COMPUTEX TAIPEI 2024レポート」

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