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Apple Vision Pro、6月28日に日本上陸! Apple Storeで体験するなら無料だ!

ASCII.jp / 2024年6月14日 8時0分

アップル本社で2度目のApple Vision Pro体験。何度か体験したことがあったためか、今回はデバイスを心地よく装着したまま様々なコンテンツを楽しみました

 アップルのヘッドセット型“空間コンピュータ”「Apple Vision Pro」の日本上陸が決まりました。6月28日の発売日を前に知っておきたい、「Apple Vision Proの購入方法」や「秋公開予定の次期visionOS 2」の情報をまとめたいと思います。

待望の日本発売は6月28日に決定

 筆者はアップルが開催した世界開発者会議「WWDC24」の会場で、再びApple Vision Proを体験してきました。2023年のWWDC23でApple Vision Proのデモを体験した時に、筆者はパッケージに同梱される「ソロニットバンド」を装着して本機を被りました。質量が約600gの本体の重さが顔の前側に偏るため、ライトシーリングが目のまわりに強めにあたる感覚がありました。

 今回は後頭部と頭の上側から支える「デュアルループバンド」を付けたので、装着疲れがかなり低減され、落ち着いて楽しむことができました。

 Apple Vision Proの予約受付は、6月14日から開始されます。価格は59万9800円です。

 商品を買うと、パッケージにはソロニットバンドとデュアルループバンドが1本ずつ同梱されています。購入前にFace IDを搭載するiPhoneかiPadを使って顔の形状をスキャンします。測定したデータを元に、サイズが異なる3種類のバンドが選べます。

 Apple Vision ProはオンラインのApple Store、または店舗で購入できます。ストアのスペシャリストと約30分、マンツーマンの説明を受けながら実機のデモを体験できるサービスもあります。デモを飛ばしてすぐにApple Vision Proを買うこともできますが、装着感を確認する意味も含めて、デモを体験してから購入をゆっくり検討することも可能です。デモ体験ができる国内のApple Storeはその数が限られるようです。

Apple Park Visitor CenterのApple Store。Apple Vision Pro専用のデモ体験スペースがあります

ストアの体験デモに向かうための準備

 アップルの本社Apple Parkの“おひざもと”である「Apple Park Visitor Center」のApple Storeで、デモを予約するプロセスを確認してみました。

 デモの予約は店頭に設置されている端末のQRコードをiPhoneのカメラで読み取り、Apple Storeアプリから実施します。訪問できるストアは一覧から選択します。

店頭に設置されたデモ体験予約用のQRコード
Apple Storeアプリから体験の日時を選択。直接申し込みができます

 Apple Vision Proは「眼鏡をかけた状態では利用できないデバイス」なので、視力の弱い方は「オプティカルインサート」を別途買い足して、視力を補正する必要があります。眼科医による処方箋があればなお良しですが、ストアには来客が持ち込んだ眼鏡の度数をその場で計測する機器も常設されています。

現地ストアに設置されている視力検査機。眼鏡のレンズから来客の視力情報をすぐに調べることができます

 発売直後はデモをするApple Storeがものすごく混雑することが予想されます。とりあえずApple Vision Proに触れてみたいという方も、念のため予約を入れてからストアを訪問した方がよさそうです。

2D写真から空間写真を作り出す機能が搭載されます

秋には最新のvisionOS 2が登場。日本のデベロッパによるアプリも

 今年の秋には無料のソフトウェアアップデートとして、新しいvisionOS 2が公開されます。たくさんの機能追加が予定されていますが、日本では発売後に購入したり、体験して現状に触れないことには新しさがわかりにくいかもしれません。主だったアップデートの内容をピックアップします。

 Apple Vision Proには本体に内蔵するカメラで「Spatial Photo(空間写真)」が撮れる機能があります。visionOS 2からフォトライブラリにある既存の2D写真を空間写真に変換して、立体的な表示が楽しめるようになります。また、同じApple Vision Proのユーザーどうしであれば、FaceTime通話をしながら空間写真にビデオ、パノラマ写真を等身大サイズで見ながらコミュニケーションが楽しめます。

 Apple Vision Proはユーザーの手や指によるジェスチャー操作を認識します。手のひらを上げてタップするとホームビューに切り替わり、手のひらを下に向けてタップすると日付や時刻、バッテリー残量の表示が簡単にできます。

 今年の後半にはMacの画面をApple Vision Proの画面の中に再現する「Mac Virtual Display」が、4Kディスプレイを2台横並びにした感覚に近いウルトラワイドスクリーン表示にも対応します。AirPlayレシーバー機能をオンにすると、同じWi-FiネットワークにつながっているiPhone/iPadの画面をApple Vision Proにミラーリングできるようにもなります。

2024年の後半までにはウルトラワイドスクリーン表示の機能が付きます

 ユーザー以外の家族や友人にもApple Vision Proを試してもらえるように設けられたゲストモードには、一度登録したゲストユーザーの視線と手のデータを保存して、次回以降のセットアップを省略できる機能が加わります。飛行機だけでなく、電車による移動時にも快適にApple Vision Proが使えるように「トラベルモード」もチューニングが改善されます。

 日本では6月末の発売に合わせて、住宅・不動産のポータルサイトをLIFULL HOME'Sを運営するLIFULL(ライフル)、動画配信のU-NEXT、日本経済新聞社、Yahoo! JAPANなどがvisionOSに対応するネイティブアプリをリリースすることも発表されました。日本語に対応するだけでなく、Apple Vision Proで有効に活用できる日本のデベロッパによるアプリやサービスが、発売後から順次揃うことにも期待しましょう。

 

筆者紹介――山本 敦  オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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