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WindowsでChatGPTを使うならPowerToysの新機能「Advanced Paste」で効率UP!

ASCII.jp / 2024年6月18日 9時0分

インストールファイルを実行し、イントールする

PowerToysの「Advanced Paste」は クリップボードの内容をほかの形式に変換できる便利ツール

 文字を翻訳したり、要約してもらいたいならCopilotを使えばいいのだが、いちいちコピー&ペーストする手間がかかる。文章を書いているときにほかのツールに移動するのは面倒だ。そんな時に便利なのが、マイクロソフト製の「PowerToys」というオープンソースソフトウェア。貼り付けるときに、AIでどんな処理でもしてくれるのだ。まずはGithubのウェブサイトから「PowerToys」のセットアップファイルをダウンロードし、インストールしよう。

「PowerToys」のメイン画面。多数の項目が並んでいる

 「PowerToys」を起動したら、まずは「Advanced Paste」をクリック。動画での動作デモと機能の説明、使用方法が表示されている。機能のオンオフは「設定を開く」をクリックし、ダッシュボードのスイッチから切り替えられる。

機能の説明をチェック
ダッシュボードから各機能のオンオフを切り替えられる

 「Advanced Paste」はAdvanced Pasteは、クリップボードの内容をほかの形式に変換できる便利ツールだ。プレーンテキストをコピーしているのに、マークダウンやJSON形式で貼り付けられる。それも便利なのだが、なんとフォームに入力した指示を生成AIに処理させることができる。

「Advanced Paste」の設定画面で「AIによる貼り付けを有効にする」の「有効にする」をクリックする

 例えば、書き上げたプログラムをコピーして、「Advanced Paste」のショートカットキー「Win+Shift+V」キーを押して、「C#に変換して」などと入力すれば、C#に変換されたコードが貼り付けられるというわけだ。

OpenAIキーを入力する

 ただし、Copilotではなく、OpenAIのAPIキーが必要になる。つまり、ChatGPTと同じGPTを使って処理しているのだ。OpenAIにサインインし、ダッシュボードからAPIキーを発行しよう。ただし、APIの利用は課金制なので、クレジットカードの登録が必要になる。とは言え、普段は普通に貼り付ければコストは発生しないし、筆者の使い方だと1回0.1円くらいなので、負担になることもないだろう。

OpenAIのウェブサイトにサインインし、「API keys」の設定画面からAPIキーを発行する

 では、実際に使ってみよう。「オープンソース」と言う文字列をコピーし、その下にカーソルを移動し、「Win+Shift+V」キーを押す。「試用したい形式を記述します」のフォームに「英語にする」と入力して、「Enter」キーを押すか飛行機アイコンをクリックすると、「結果」欄にペーストする文字列が表示される。OKであれば、「貼り付け」をクリックする。

「Win+Shift+V」キーを押す
生成AIへのプロンプトを入力する
出力が貼り付けられる

 長文をコピーし、ペーストする際に要約させることもできる。これはメールのタスクをカレンダーの備考欄に登録する際などに役立つので、お勧め。ただし、うまく動作せず、テキストがそのまま出力されることもある。ChatGPTのモデルはGPT-3.5 turboを利用しているが、あまり複雑なプロンプトは使えないので注意しよう。

長文をコピーし、貼り付ける際に要約させることができる
 

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