PayPay決済で最強の「Galaxy S24 Ultra」用ケースを見つけた!
ASCII.jp / 2024年6月22日 11時45分
短期間にGalaxy S24 Ultra用のケースカバーを2個も買ってしまった。理由はメインスマホとして、新しくGalaxy S24 Ultra(RAM12GB ROM512GB)を衝動買いしてしまったからだ。なぜ、メインスマホを以前のGalaxy Z Fold4から替えたか、簡単にご説明したい。
先日、メーカー保証期間を9ヵ月ほど過ぎたGalaxy Z Fold4の画面の、中央部の保護フィルムが剥げ出した。実は保証期間中の2023年の6月にも同じようなことがあって無償交換したが、どうも1年前後が寿命のようだ。加えて画面を開いても、なぜか180度開かなくなった。1年ぶりにGalaxy Harajukuの地下に行って、現物を見せて話を聞いた。
結論から言うと、保証期間が終わっているので画面保護フィルムの貼り替えは実費で1万5000円ほど。ところが180度画面が開かずフラットにならないと保護フィルムは貼れないそうで、そのために修理が必要らしい。ところがヒンジ部は単体交換や調整はなく、画面がくっついたアッセンブリー全体の総交換となるので10万円以上必要とか……。
修理の見積もりをざっと合計すると11万5000円くらいで、これでは新しいスマホを買い替えた方が良いとの結論にいたった。まあヒンジ部に画面が2つくっついた状態でしか交換できないという話は以前の製造業的にはあり得ない話だが、エンジニアのいないサービスセンターでは十分あり得る話だ。
ということで、速攻でネットでGalaxy S24 Ultraをポチることとなった。本来ならGalaxy系を避けるのが常人の気もするが、懲りない筆者はまた再びGalaxyとなった。ただ高額スマホには修理保険はマストだと感じたので、今回のGalaxy S24 Ultraは24ヵ月のGalaxy Careに2万5000円ほどを支払って入った。
新スマホ「Galaxy S24 Ultra」に合わせて PITAKAブランドのケースを2種類、衝動買い!
新しいスマホを手に入れると速攻でできる限り薄くて軽くて丈夫なケースを入手するのが、筆者の定例イベントになっている。今回もネットを徘徊してアラミドファイバー製PITAKAブランドの「CASE-LESS THIN」というケースを衝動買いしてしまった。しかし、その1週間後くらいに同社から「PinButton Case」という怪しげなニューモデルが発売された。
ケースを着けてないみたいに薄い感じのCASE-LESS THINケースは、表現がぴったりのめちゃくちゃ軽くて薄いアラミドファイバー製のケースだ。キッチンはかりで実測してみたところ、その重量はわずか25g。装着性能もCASE-LESS THINの通りだった。
ところがより楽しく素晴らしいと思われる新製品を知ってしまったら衝動買いせずにいられない性格上、PinButton Caseという新しいケースも速攻で衝動買いした。1週間ほどで届いたPinButton Caseと先に届いたCASE-LESS THINケースの両方をとっかえひっかえ試してみた。
両者を隣どうしに並べて、時にはGalaxy S24 Ultraに装着して比較してみると、さまざまなことが分かってくる。表面を見る限り、両者はいずれも同じアラミドファイバー系の超軽量薄型ケース。レンズ周りのカットパターンとブランドロゴの位置以外は、それほどの差がないように見える。
ところが内面を見て見ると、両者には大きな違いがあることがすぐに気づく。MagSafeの金属プレート位置は表面デザインの差以外はなく、その位置も同じ。最大の違いはCASE-LESS THINの方はアラミドカーボン素材の面が剥き出しなのに対して、PinButton Caseの方は内面にクッションの役目を果たすファブリック系の素材が、丁寧に貼られていることだ。
この2台の最大の違いは、Galaxy S24 Ultra本体にはボタンやスイッチ類、トレイなどが一切ない画面に向かって左側面に当る狭い場所に3個の謎のボタンが縦一列に存在することだ。
実はそれ以外に両者のケースを側面から見ると、別の大きな違いを見つけることができる。CASE-LESS THINケースの方は側面の回り込みが短く画面側面の中央50%程度のところで終わっている。CASE-LESS THINケースはほぼ上下の側面だけでGalaxy S24 Ultra本体をつかんでいることが理解できる。
一方PinButton Caseの方は、画面のすぐ近くまでを四方からつかんでいる構造に変わっている。3つのボタンの配置や操作の安定性を考えれば、当然の結果だろう。またGalaxy S24 Ultraを落下させた場合の保護を考えると安心だ。ただこれらの要求を満たしたために、PinButton CaseはCASE-LESS THINケースの25gより16gほど重い、41gになってしまった。
PinButton Caseなら最速でPayPay決済ができる!
さて後半では、今回のPinButton Caseでの最大の変更である3つのボタンの超便利な活用法について考えてみたい。
読者の皆さんも同じかもしれないが、筆者もスマホにはタッチ決済のおサイフケータイ機能(主にSuicaを使用)やそれとは縁の切れないJREポイントカード、加えてQR決済のPayPayなどをインストールして、ほぼ毎日お世話になっている。
Suicaの強みは、スマホ上でなんにも前提処理を必要とせずに店頭のPOS端末にかざすだけで、支払処理が完結することだ。一方、PayPayの方は①スマホの電源を入れる、②顔認証や指紋認証、パスコードなどを使ってスマホのロックを外す、③PayPayアプリをタップしてバーコードやQRコードを表示する、④POS端末にかざす……という、4つのステップが必要だ。Suicaはこの④番だけで決済処理が終了するのが最大のメリットだ。
PinButton Caseの最大のメリットは、Galaxy S24 Ultraに装着してスマホ側で設定した後はPayPayでの支払い時にPinButton Caseの側面にある任意のボタンを押すだけで、Suicaと同じくほぼ④だけでPayPay決済ができるようになることだ。
設定の仕方はYouTubeにも英語版がアップされているので比較的簡単に理解できると思うが、ここではより簡単にご紹介したい。結論から言うとPinButton Caseの側面の任意のボタンを押すことで、Galaxy S24 Ultraに内蔵のNFCチップが反応し、あらかじめユーザーが決めたアプリ起動などの動作を自動的にすることで実現する。
今回は筆者の日常生活の経験から3つのボタンにPayPayアプリの起動、LINEアプリの起動、JREポイントカードアプリの起動の3つの動作を設定した。まずPayPayアプリの起動設定の仕方を簡単に順を追ってご紹介しよう。
まず特別な専用アプリをGoogle Playなどからダウンロードする必要はない。スマホに事前導入されているメーカー提供のユニークな「設定」アプリを使用する。Galaxy S24 Ultraの設定を起動し「モードとルーチン」の中の「ルーチン」をタップする。初めてなら何もルーチンは登録されていないので新しくルーチンの登録をする。
今回のルーチンの条件は「PinButton Caseの任意のボタンが押されたら」なので、条件に「NFCタグを使用」を選択。タグをかざす代わりに任意のボタンを押して登録する。続いてボタンを押された時の動作には「アプリの起動」を選び実際のアプリに「PayPay」を指定する。そして最後にこのルーチンの名称を決めて登録すれば完了だ。
同じ設定作業を繰り返して順番にLINEアプリの起動とJREポイントカードアプリの起動ルーチンを登録した。簡単な設定で筆者はPayPay支払いの時は、まず①Galaxy S24 Ultraの電源を入れる ②顔認証で瞬時にロック解除 ③自分が決めたPinButton Caseの一番上のボタンを押す ④瞬時にPayPayの支払い画面が表示される……ということになる。最初にスマホの電源をオンするところだけがSuicaとの差だ。動画を見て頂くと一目瞭然だろう。
もし微電力で動作する「Always On Display」機能を常時オンにしておけば、電源ボタンをオンすることもなくディスプレイを自分の方向に向けるだけで、即座に顔認証のプロセスに入ることができるようになる。
もちろんいつもレジ待ちで面倒なJREポイントカードアプリも同様だ。JREポイントカードの表示にはトラブル人が多いのか、レジ待ちの列ではよく「JREポイントカードのお客さまはアプリを起動、バーコードを表示してお並びください」などというアナウンスを聞くことがある。
筆者はJREポイントカードの表示は一番下のボタンに設定しているので、そのボタンを押すだけで表示される。しかしJREポイントカードのポイント付加のページはトップページではなく2ページ目なので、さらに1回は画面タッチが必要なところが残念だ。
PinButton Caseは単なるアラミドファイバー製の超軽量堅牢ケースというだけではなく、「スマホ決済時代のできるケース」だと呼べる、楽しくて頼りがいのある今まであまり見ることのなかった新世代のケースかもしれない。
今回の衝動買い
・アイテム:PITAKA「PinButton Case」 ・購入:PITAKA JAPAN DIRECT ・価格:8999円(新規会員登録10%割引適用価格)
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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