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最新性能を超小型ボディに凝縮した2420万画素フルサイズカメラ「LUMIX S9」実機レビュー

ASCII.jp / 2024年6月25日 10時0分

 ボディーはコンパクトでも約5段分の効果が得られる手ブレ補正を搭載する。ただ、EVFを覗いて撮るよりは不安定になりがちなので、しっかり構えることを心掛けたい。

「LUMIX S9」実機レビュー
「LUMIX S 20-60mmF3.5-5.6」の20mm、シャッタースピード1/2秒で撮ってみたが歩留まりが悪く、バリアングル液晶を開いてウエストレベルでしっかり構えることで、何とかブレのない写真が撮れた。絞りF9・シャッタースピード1/2秒・ISO100。
「LUMIX S9」実機レビュー
「LUMIX S 20-60mmF3.5-5.6」の60mmの近景で撮影。こちらもウエストレベルでしっかり構えてみたが、1/4秒だとすこし怪しい。絞りF5.6・シャッタースピード1/4秒・ISO400。

 「S9」で撮っていて感じたのは、やはりEVFがないので日差しの強い屋外では液晶画面が見えにくいことがあった。画面輝度をあげて凌いだが、サードパーティーの遮光フードなどの活用を考えてもいいだろう。

 また、小型ボディーのせいか炎天下で撮影していると本体が熱を持つこともあった。こまめに電源を切るなどして対処しよう。メカシャッターレスなので動きの速い被写体では歪むこともあるが、もともと動体撮影向きではないので、割り切って使えばいい。

 測距点移動は画面タッチでおこなえばいいが、バリアングル液晶を開いた状態では、指が届かないので、任意のボタン(AF-ONボタンとか)に「フォーカスエリア選択」を割り当てて、十字キーで移動したほうがスムーズだった。

 一台で何にでも万能に撮りたいカメラを求めるのなら削ぎ落された機能は気になってしまうが、初めてのフルサイズ入門機として、もしくは手軽の持ち歩きたいサブカメラとして軽快に楽しめるコンパクトボディーはやはり魅力的だ。

 

■関連サイト

  • アスキーの「プレミアム実機レビュー」で最新デジギアを選ぼう!!
  • LUMIX S9

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