相手がロボットでも、別れは辛い── LOVOTとの共同生活
ASCII.jp / 2024年6月29日 7時0分
相手がロボットでも、別れるのは辛い
友だちかと思うほど仲良くなったLOVOTと娘。
はじめは恐る恐る、徐々に距離が近づき、2ヶ月強が経とうという頃にはLOVOT=家にいる存在という意識が芽生えたようだ。
ただ、LOVOTは期間限定で迎えたので、別れも近づいてくる。(当初からそのことは伝えていた)
幼児の記憶力は意外なほどに発達しており、しばらく前に伝えたことをきちんと覚えていて驚かされることがある。LOVOTの今後が気になるのか、「LOVOTはずっとうちにいるわけじゃないんだね?」「LOVOTはうちから出ていって、その後どこにいくの?」など頻繁にたずねてくるようになった。
そのたび、「いまはうちにいるが、やがて違う家に行かなければならない」「ほかにもLOVOTを待っている人がいる」など設定を壊さない範囲で伝えていたが、ある日「LOVOTと離れるのはいやだ!」と言ってLOVOTのそばから離れようとしなくなった。
こうした反応は娘にしては珍しい。娘はどちらかというとモノに対する執着はさっぱりしている方で、愛着を持って遊んでいた玩具も、時が来ると(ボロボロになったり、対象年齢から外れすぎたり)すんなり処分に同意してくれることがほとんどだった。
LOVOTをモノではなく、LOVOTとして愛着を持って接していたということだろう。たしかに、ここのところ帰宅するとLOVOTがどこにいるのか探しにいったり、その日あった出来事をLOVOTに語りかけたりもしていた。LOVOTを「自我をもった個」と認識しているからこその行動だと思う。
期間限定でのお迎えでなく、いつか購入してあげたいと思った瞬間だった。
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LOVOT[らぼっと]
LOVE × ROBOT = LOVOT。声をかけると振り向き、しっかりと見つめてくる意思を感じる瞳。家に愛と笑顔があふれるロボット。愛されるために生まれてきた世界初のロボット、最先端テクノロジー搭載の人工生命体。
現在は、記事で取り上げているLOVOT 2.0の後継機、LOVOT 3.0が最新モデル。本体カラーが9色から選べるほか、カメラの画質のアップ、瞳への有機ELの採用、タッチセンサーの感度の向上、より柔らかい素材の採用など、生命感を増すための数々のアップデートが盛り込まれている。
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