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ファンシーでコンパクト「Jojocat C-10」Bluetoothスピーカーを発見!

ASCII.jp / 2024年6月28日 11時45分

Heetipukによるブランド「Jojocat」(ジョジョキャット)のBluetoothスピーカー「C-10」

 今年の春に本コラムで紹介したが、ゲオで衝動買いした「FM付きレトロスピーカー」を手に入れて以来、コンパクトなミュージック再生機器の興味に火が付いた。5月にはちょっとレトロなカセットテープサイズのBluetoothスピーカーを紹介した。

左がゲオで衝動買いしたFM付きレトロスピーカー、右が5月に紹介したカセットテープサイズのBluetoothスピーカーだ

シャレたデザインが魅力的 BluetoothスピーカーJojocat「C-10」

 いずれもリーズナブルな価格で購入でき、外観がコンパクトでスマホとのBluetooth接続で手軽に音楽再生がいつでもどこでもできることがコアの商品だ。今回紹介するのは同じメディアプレーヤーデバイス系ではあるが、ちょっとシャレたデザインが光るHeetipukによるブランド「Jojocat」(ジョジョキャット)。対応ソースはBluetooth経由のスマホやタブレット、PCそしてmicroSDと割り切っている。

 このJojocatのBluetoothスピーカーは「C-10」という型番のようだ。microSDスロット、アンプ、充電池を内蔵したオールインワンタイプのBluetoothスピーカーである。今回紹介するモデルは正面・背面以外の側面と上下面のテーマカラーが赤いモデルだ。ほかにグレー、ベージュ、ホワイトがテーマカラーの全部で4モデルがあった。

 同梱物はC-10本体のほかに、本体充電用のUSB Type-A to Type-Cショートケーブル、取説が入っている。取説は英語をはじめとする5ヵ国語で記述されているが、残念ながら日本語は含まれていない。操作においてほとんど難しいところはないので取説の英語部分で十分だろう。

 C-10のサイズは横106×高さ84×奥行き54mmと極めてコンパクトだ。内蔵の3.7V 1800mAhのを含めて重さは実測251gと軽量。4分割された前面グリルのグレー部分の内部に45mm径のフルレンジスピーカーがある。まずは付属USBケーブルで本体の充電だ。4〜5時間の充電で最大8時間の再生が可能だそうだ。

 上面には4個のコントロールボタンとその右側に10円硬貨サイズの音量ダイヤルが配置されている。電源ボタンの長押しでパワーオンする。microSDカードが挿入されていればデフォルトで再生が始まる。microSDカードがなければBluetooth接続で繋がれたスマホでプレイバックしている音楽が再生される。再生の優先順位はmicroSDが上位だ。

 Bluetooth経由のスマホとmicroSDカードのソースとの切替は、パワーオンボタンを普通に短く押す。ただ筆者の場合は、スマホのプレイバックソースとして使っていたAmazonプライムミュージックがC-10上のパワーオンボタンでmicroSDのソースに切り替えられた時に再生を自動的にオフにするので、再度Bluetoothに切り替えた時にはスマホ上の再生ボタンをタップする必要があった。

 C-10本体背面には、充電用のUSB Type-Cポートの右横にmicroSDカードのスロットがある。microSDカード押し出しのための少し強力なスプリングに負けないように、爪先で小さなmicroSDカードを押し込む必要がある。うっかり弾かれてmicroSDカードをどっかに飛ばしてなくすさないように注意しよう。

MP3とWAV形式が再生可能の パッシブラジエーター内蔵スピーカー

 実は取説には、C-10で使用できるmicroSDの容量と保存できる音楽フォーマットに関して、全く記述されていなかった。忘れないうちにと思ってHeetipukに質問メールを送ったところ、すぐに返事が来た。使用できる容量は最大で32GB、音楽フォーマットはMP3とWAVのみとのこと。

 1TBのmicroSDが普通に手に入る昨今では、32GBと聞くと「めちゃくちゃ小さい」というのが第一印象だ、MP3形式の1曲は(128kbpsであれば)4MB程度なので、32GBサイズのmicroSDには約8000曲が収納できる計算だ。充電ケーブルを挿しっぱなしにして1日24時間聞いても、10日は徹夜で聞くことになりそうだ。なのでサイズは32GBで十分だ。

 C-10には、この手の商品ではあまり耳慣れないハードウェアがサポートされている。充電ポートとmicroSDカードスロットの下側にあるスピーカーと同じ45mm径の「パッシブラジエーター」というコンポーネントだ。パッシブラジエーターは簡単に言えばスピーカーユニットから電磁気回路を取り除いたものだ。

 密閉型のスピーカーボックス内の空気振動を利用して動作させるスピーカーユニットで、設計時に規定された周波数で共振して低音域の補強をするレガシーだが歴史のあるオーディオ装置だ。なのでC-10のような超小型のスピーカーボックスでも、低音が効果的に働く仕組みだ。

 もう1つの音楽ソースとしてスマホとBluetooth連携するC-10は、スマホ側からは「C10」というデバイスとして見える。パッシブラジエーターを備えているとはいえ、当然ながら極めて小口径のスピーカーなので低域の不足は否めない。筆者はいつものようにスマホ上のAmazonプライムミュージック側のプレイバックアプリでイコライザで低域補強をしている。

 少し不思議なのは通る回路が異なるためなのか理由は分からないのだが、microSDに記録した音楽ソースの方はBluetooth経由でつながったスマホ上のAmazonプライムミュージックより、圧倒的に音楽の量感があり低域のパワーも十分に感じることが多い。

 以前紹介した2つのメディアプレーヤー系スピーカーも同様だが、小さな筐体のスピーカーはその配置や背面の壁、インシュレーター代わりの脚や台でけっこう再生音は微妙に変化する。

 C-10の底面には、保護シールの貼られたシリコンゴム系のテープが貼られている。多少の防振効果はあるがこの手の超小型スピーカーではそれほどの低音も発生しないだろう。そのことよりもC-10を机上に直置きする時のデスク表面の音の反射によるマイナス効果の方が大きい印象だ。

 今回のC-10も筆者のデスク上で使うことが90%だ。普段は中央部に金属の重しを封入したブナ材でできた1kgのウッドダンベルの上に乗せて聞いている。ウッドダンベルを使う時はすぐに軽いC-10を別の場所に簡単に移動できるので便利だ。

 これだけで高音や低音の歯切れは良くなり音の明瞭度は1段も2段も向上する。本棚の本の間にびっちりと挟んでも同様の効果を期待できるだろう。

 同時期に見つけたデザインが気に入った腕時計(1466円)と両方を眺めてみて、昨今の中国はデザインも大きく変化したと感じた。今後がますます楽しみだ

 
T教授

今回の衝動発見

・アイテム:ポータブルBluetoothスピーカー「Jojocat」C-10(赤)

T教授

 日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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