#プライムデーで3ヵ月無料！ Kindle Unlimitedで読める「ジャンヌ」「ヴイナス戦記」など【安彦良和】のおすすめ漫画

　7月16、17日に開催されるAmazonプライムデー。本日11日からは先行セールも始まっています。そのキャンペーンの一環として、「Kindle Unlimitedの３ヶ月無料キャンペーン」が開催中です。キャンペーン期間は7月17日まで。

　Kindleの読み放題サービスKindle Unlimitedでは、Kindle形式の電子書籍が読み放題となっています。今回のキャンペーンでは、通常月額980円×3ヵ月＝2940円のところ、3ヵ月無料となっています。このキャンペーンの対象となるのは以下の条件の方。

１．Amazonプライム会員の方 ２．過去12ヵ月以内にKindle Unlimitedの無料体験やキャンペーンを利用していない方

●Kindle Unlimited 3ヶ月無料キャンペーン

　なお、プライム会員でない方は以下のような画面が表示され、１ヵ月の無料体験が可能ですが、登録に際してはクレジットカード等、支払い方法の登録が必要になります。

　さて、せっかく３ヵ月も無料期間があるのですから、この間にいろんな本を読みまくりたいもの。とはいえ、Kindle Unlimitedでは、時期によって対象となる書籍が入れ替わり、またラインアップも常時200万冊と膨大なので、読みたい本を見つけるのが大変、というのが悩みの種でもあります。そこで本記事では、今、Kindle Unlimitedで読める、私ムラリンがおすすめする漫画のラインアップをご紹介したいと思います。

　今回は、偉大な漫画家であり、アニメーターであり、キャラクターデザイナー、アニメ監督、イラストレーター、小説家でもある「安彦良和」作品です。漫画作品では、やはりなんといっても「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」が有名ですが、こちらは残念ながらUnlimited対象外。とはいえ、多くの安彦作品がありますので、ぜひ読んでみてください。

Kindle Unlimitedで読める おすすめの「安彦良和」漫画

ヴイナス戦記 学研プラス 安彦良和 全4巻

ヴイナス戦記

　安彦良和の漫画作品としては3作目にあたる、未来の金星を舞台にしたSF戦記ストーリー。安彦漫画は、神話をモチーフにしたものや歴史上の偉人を扱ったものが多いのですが、本作の発表時点では、まだ「機動戦士ガンダム」や「クラッシャージョウ」といったSF作品のキャラクターデザイナーというイメージも強く、本作も金星を舞台にした軍事衝突が描かれるといった、SF＋戦争ものといった、ガンダムっぽい設定。第1部のヒロ編と第2部のマティウ編の2部構成になっていて、ヒロ編はアニメ化もされています。

安東 ANTON 文藝春秋 安彦良和 全3巻

安東 ANTON

　源義経の遺児・星若丸が、鎌倉幕府の北条義時率いる妖術集団と闘う時代劇アクション。歴史上の人物が登場しますが中身は完全なるフィクションで、「仮面の忍者赤影」とか「あずみ」といったような、架空の登場人物によって展開される、言うなれば時代劇娯楽作品といった作品。幼名・牛若丸のころから数々の伝説を残す義経の遺児として描かれているのも、そうした伝説物語の延長線の話として考えられたため。ちゃんとした歴史装束を着ている武将が出てくるかと思えば、姫がアニメキャラのような格好に着替えたりして結構ハチャメチャ感があるのがおもしろいです。

ジャンヌ 文藝春秋 安彦良和 全１巻

ジャンヌ

　安彦良和漫画と言えば歴史物、というイメージを形つくったフルカラー作品。本作のモデルとなっているのはもちろんフランス百年戦争の救世主、オルレアンの乙女、ジャンヌ・ダルク。ですが、本作はジャンヌ・ダルク自身が活躍する話ではなく、彼女の死後、その足跡を辿りながら、自身の運命に立ち向かう別の少女・エミールの物語となっています。フルカラーのシリーズは、本作のほか、「イエス」「マラヤ」と3作品。イラストレーターとして、その独特の色使いも支持される作家だけに、フルカラーの漫画が読めるのはとてもうれしい限り。

クルドの星 文藝春秋 安彦良和 全2巻

クルドの星

　安彦良和の漫画としては第2作にあたる作品。1作目の「アリオン」がアニメ映画化される際、取材で訪れたトルコで着想を得たとされる物語。日本人の祖父母に預けられ東京で育ったクルド人の血を引く少年ジローが、母との再会を夢見て訪れたイスタンブールで、ゲリラ組織・クルドの星の戦いに巻き込まれていくというストーリー。巨大ロボットは出てきませんが、登場キャラクターや巻き込まれ系主人公の行動が、どことなく後のアニメ監督作品「巨神ゴーグ」に通づるような雰囲気を持つ作品です。

　Kindle Unlimitedでは、ここで紹介した以外にも安彦良和作品がまだまだありますので、ぜひ他の作品も一緒に楽しんでみてください！