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「第14回衛星放送協会オリジナル番組アワード」グランプリは、ライブ中継の可能性を押し広げた「生中継!新しい学校のリーダーズの初武道館「青春襲来」」に

ASCII.jp / 2024年7月16日 17時30分

衛星放送協会オリジナル番組アワード
「第14回衛星放送協会オリジナル番組アワード」で「生中継!新しい学校のリーダーズの初武道館「青春襲来」」がグランプリを受賞

 7月12日に東京・よみうり大手町ホールで「第14回衛星放送協会オリジナル番組アワード」授賞式が開催され、番組部門6ジャンルの最優秀賞の中から選出される「グランプリ」に、WOWOWライブで放送された「生中継!新しい学校のリーダーズの初武道館「青春襲来」」が選ばれた。

 同アワードは、衛星放送協会に加盟するBS・CS局のオリジナル番組の制作促進と、優れた番組の認知度向上を目的に2011年に創設されたもの。今回は、2023年度にBS、CSで放送されたオリジナル番組の中から、作家や新聞記者などの有識者で構成された最終審査員が、作品のオリジナリティーなどを基準に各部門の最優秀賞とグランプリを選出し、表彰を行なった。

 グランプリに輝いた「生中継!新しい学校のリーダーズの初武道館「青春襲来」」は、いま大人気の4人組ダンスボーカルユニット、新しい学校のリーダーズの記念すべき初の日本武道館公演をWOWOWで独占生中継したもので、番組部門 中継の最優秀賞を受賞。映像収録は全方位から狙い、カット割り等を綿密にプラニング。事前リハーサルにも寄り添い、最高の映像表現を模索した。審査員長の吉岡忍(ノンフィクション作家)は「新しい学校のリーダーズのパフォーマンスのダイナミズムと魅力をあますところなく映し出した何十台ものカメラ、整音、スイッチングのテクニックが素晴らしい。最先端の技術を駆使しながら、その技術を感じさせないリズミカルな映像は本当にすごいと思いました」と講評した。

 登壇した受賞者の株式会社WOWOWの丸山明澄エグゼクティブ・プロデューサーは「どこの中継にも負けないものを作ろうということで、スタッフの間では“WOWOWクオリティ”という言葉をよく使うのですが、これは昨日今日出来たものではなくて、開局以来30年以上かけて培ってきたスキルやノウハウの蓄積だと思っています。それらをもって、今後も素晴らしいライブ映像を視聴者のみなさまにお届けし、アーティストの方にも喜んでいただきたいと思います」と思いを述べた。また、新しい学校のリーダーズのメンバー4人もVTRで登場し、受賞の喜びを語った。

番組部門 ミニ番組最優秀賞を受賞した「『シモ’Sキッチン!』シモ流特大お好み焼き」の下柳剛が登壇

 授賞式では、番組部門6ジャンル、番宣部門、広告部門、コンテンツ展開部門の最優秀賞に加え、審査員奨励賞も表彰。番組部門 ミニ番組で最優秀賞を受賞した「『シモ’Sキッチン!』シモ流特大お好み焼き」からは、番組の主役・下柳剛が登壇し、「もともとコロナ禍の時に始まった番組なので、当初は窓を開けたままの収録で、外の音が入らないようにするなどとても苦労しました」と、制作のウラ話などを語った。  同じく番組部門 ドラマで最優秀賞を受賞した「東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-」では、出演者の三浦貴大が登壇。「貧困というのはどこか遠い国の話だと思っていましたが、実はこんなに身近にあって、しかも潜んでいるのではなく本当に間近にあるということに自分自身も気付かされました。私は貧困をルポするライターの役だったのですが、どういう眼差しで貧困の当事者の方と向き合っていくかをすごく意識しました」と語った。

番組部門 ドラマ最優秀賞を受賞した「東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-」の三浦貴大も登壇しコメントを

 さらにコンテンツ展開部門で最優秀賞を受賞した「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」からは、主演の松本幸四郎がVTRで登場し感謝を述べるなど、豪華なゲストが次々と登場し、授賞式を大いに盛り上げた。

 そして今回は、『男はつらいよ』シリーズの劇場公開から55周年を迎え、これまでの功績に敬意を表するとともに、作品のオンエアを通じて衛星放送の普及にも寄与されたことを讃え、山田洋次監督への特別表彰が行われた。登壇した山田監督は「今の時代にあって、衛星放送の果たす役割はとても大きいのではないかと思います。今日、ここで選ばれた作品はみな、大変な状況の中で作られた良心的な作品だと思います。これからもそういう成果が、衛星放送という畑でたくさん育って得られることを願って止みません」と語った。

劇場公開55周年を迎えた『男はつらいよ』シリーズの山田洋次監督へ特別表彰が行われた

 さらにサプライズゲストとして、『男はつらいよ』シリーズに長年出演していた前田吟が登場。「山田監督には100歳まで元気に映画を撮ってもらいたいと思います」と語り、花束を贈呈した。加えてもう一人、『男はつらいよ』シリーズには欠かせないさくら役の倍賞千恵子もVTRで登場し、「今日は本当におめでとうございます。また楽しい映画をいっぱい作っていきましょう! そしてみなさんに喜んでいただけるようにがんばりましょう」と祝いの言葉を述べた。

山田監督の受賞のお祝いに駆けつけた前田吟と固い握手を交わした

  多くのゲストが登壇し賑わいを見せたと同時に、各受賞者の作品に対する熱い思いも感じることができた「第14回衛星放送協会オリジナル番組アワード」授賞式。この模様は9月にスカパー!およびJ:COMにて無料放送される予定。また7月27日(土)5:30よりフジテレビ「週刊フジテレビ批評」でアワードの特集が放送される予定。

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