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なんか懐かしい気分、あなたのApple WatchをiPodにする「tinyPod」が登場

ASCII.jp / 2024年7月21日 17時0分

 Apple Watchを「iPod」のように使えるユニークなアクセサリー「tinyPod」の予約受注が始まっている。出荷は秋となっている。

tinyPod

 tinyPodはApple Watch用のケースだが、ストラップレスで格納してケースが搭載するスクロールホイールを操作して画面のスクロールができる。このホイールはかつてのiPodを思い出させる形状なので、あたかもiPodを使用しているような感覚に浸れるというわけだ。

 スクロールホイールは、メカ的にApple Watchのデジタルクラウンを回転させるようだ。中身はApple Watchなので、画面のタッチ操作を併用すれば音楽に限らず、watchOSの持つ様々な機能を使用できる。

tinyPod

 販売は海外サイトの直販のみ。販売するモデルにはスクロールホイールが搭載されたタイプ(79.99ドル)と、スクロールホイール非搭載でよりコンパクトなliteタイプ(29.99ドル)がある。また、Apple Watch Series 9/8/7/SE/6/5/4向けの41/10mm 、45/44mmモデルと、Ultra向けの49mmモデルが用意されている。

 どちらのモデルも背面は露出しているので、Apple Watchの磁気充電ケーブルを使用可能だ。いわゆる健康機能は使用できなくなるが、Apple Watchの手首検出をオフにしておくことでバッテリーの持ちを長くできる側面もある。

tinyPod
スクロールホイールのないlite

 スクロールホイールが搭載されたモデルにはガジェット的な面白さとiPodを彷彿とさせる懐古的な魅力があるが、実のところliteモデルの実用性も見逃せない。フレキシブル素材を使用したケースを使用することで、デジタルクラウンをそのまま使用できる。いま多くの人が腕時計を着けなくなった理由は、時刻を確認できるiPhoneのようなデバイスが普及したことも大きいだろう。その点では、Apple Watch自体が、自ら作り出した時代から少々逆行するコンセプトであったことは否めないと思う。Apple WatchのUIとコンパクトさに興味を持っていたが、皮膚が弱く腕時計の装着が苦手だった方にはliteタイプが福音となるのではないだろうか。

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