GMOインターネットグループが毎週金曜に開催する1000人規模の社内懇親会に参加してきた。ビールがうますぎる。

GMOの社内懇親会に参加してきました

GMOが毎週金曜日にすごいことをしているらしい

　GMOインターネットグループが、毎週金曜日に社内ですごいことをしているって知ってますか？

　すごいことというのは、社内の交流を目的とした最大1000人規模の社内懇親会（Barタイム）です。これが「とにかくすごいらしい」という噂を聞きつけて、前から「どんな感じなのかなー」「そんなにすごいのかなー」と思っていたんです。

　そうしたところ今回、運良く（取材として）お邪魔させていただけることになったので（取材のフリをして）参加してきました。

　結論から言うと本当にすごかった。こんなにも素晴らしい会を毎週催している会社が日本にあるなんて……と驚愕した。というわけで、どんな風にすごかったのかレポートしていきます！

GMO社内懇親会のここがすごい！　その1 〜空間がものすごく広くてゴージャス〜

とにかく広い。1000人規模の部屋が会場だ※写真は懇親会開始前の様子

　案内されたのは渋谷フクラスに位置するGMOインターネットグループの第二本社。取材先やクライアントのオフィスにお邪魔することはよくありますが、まず広くて綺麗な空間に驚きです。

　この空間はコミュニケーションスペース「シナジー カフェ GMO Yours・フクラス（以下、GMO Yours）」と呼ばれています。社内懇親会の会場としてだけでなく、仮眠ができる休憩スペースや、社内外のイベント会場としても運用されているそう。入った瞬間に思わず「広っ！」と口にしてしまいました。

ラウンジ的な空間も

　吹き抜け状になっている壁を挟んだ向こう側は、埋め込み型のLEDパネルとライトに彩られたムーディーな空間。大きな部屋でワイワイと楽しむもよし、落ち着いてじっくり語り合うもよし、というわけです。

おしゃれな本棚が設置してあって、自由に手に取れる

　GMOインターネットグループは近年AI人材の育成に注力しています。AI関連や、IT、ICT、DX分野の書籍がいたるところに取り揃えてあり、これらを手に取りながら議論したり、談笑したりといったこともできます。

　写真は会のスタート前でまだ人が集まっていませんが、これらの空間がGMOインターネットグループのパートナー（社員）の皆さんで埋まり、各々談笑している様子は圧巻でした。

GMO社内懇親会のここがすごい！　その2 〜ドリンク70種と絶品ビュッフェが無料〜

ドリンクは70種類が楽しめる

本格的なバーカウンターが設置されている

　懇親会といえば、おいしいお酒とお料理ですよね。GMO Yoursの懇親会はここにもこだわっています。どうこだわっているのかというと、まずドリンクは常時約70種類が飲み放題。まるで洗練されたバーのようなバーカウンターが併設されていて、思い思いのドリンクを存分に楽しむことができます。

フードはビュッフェスタイル

どれもが本格的でおいしい

　フードはビュッフェスタイルで、この日はカプレーゼ風サラダ、サーモンのアクアパッツァ、タリアータ（ローストビーフ）、生ハムやコーヒーゼリーパンナコッタなどが提供されました。いただいてみると味がとてもよく、素材の旨味を感じられる本格的な味付けです。

　聞くところによると、都内の給食業社と業務委託契約を結んでいて、管理栄養士監修のもと、体にいい食材や栄養バランスについて、社内の担当者としっかり話し合って献立を決定しているそうです。「そこまでこだわっていてすごいですね」と広報さんに伝えてみると 「健康は仕事のパフォーマンスにつながるものなので、こだわるべきだというのが社長の考え」と教えてくれました。

　ちなみに、会場にはフードバンクの寄付BOXも設置されていました。パートナー（社員）自らが家庭にある食材をフードバンクに寄付できる仕組みで、社会貢献にもつなげているとのことです。

GMO社内懇親会のここがすごい！　その3 〜毎回スペシャルな企画が実施される〜

　ここまででも十分にすごいのですが、さらにBarタイムには週替わりで毎回特別なテーマが設けられています。どういうことか？

　説明していきましょう。この日のテーマは「イタリアンフェア」でメインはピッツァでした。「じゃあピッツァが提供されるのか？」というと、それはその通りなのですが、なんとこの日はピッツェリア「SALVATORE CUOMO」からプリモピッツァイオーロの大西誠氏を招いて、その場で焼いたナポリピッツァを提供するという形態でした。

　大西誠氏は、世界最高峰のピッツァの祭典で2003年に外国人で（イタリア人以外で）初めて最優秀賞を受賞したという経歴を持つ人物です。

SALVATORE CUOMOの大西誠氏

オーブンが持ち込まれ、その場で焼き立てのピッツァが楽しめた

焼き上がったピッツァ「アンティキサポーリ」と大西誠氏

　優雅な手つきで生地を次々に伸ばし、会場に持ち込まれたオーブンでピッツァが焼かれていく光景に「ここはどこ？」ってなりました。まあ、どこかというとGMOインターネットグループの第二本社なのですが。バーカウンター、ビュッフェ、ライブ調理など「多くの場合、社内にはないもの」を目にしすぎて、頭が混乱したのでしょう。

GMOの皆さんとお話しをしてみました

　今回はピッツァの会にお邪魔しましたが、テーマは毎回違うので、過去には「鮨」の回として「銀座おのでら」の職人さんを招いてまぐろを振舞ったり、「夏祭り」の回で屋台を設置したりといったこともあったそうです。GMO Yoursには平均的に600人程度、多いときで1000人程度の社員が集まるそうですが、この感じなら積極的にいきたくなりますよね。

　福利厚生の一環として実施しているので、参加費はもちろんかからず、毎週金曜日を楽しみにしている社員も多いのだとか。GMOインターネットグループはインターネットインフラ事業のほか、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業をなど幅広いグループ会社を持ちますが、GMO Yoursを通じてグループの他企業の社員同士が交流することで、新たなプロジェクトが生まれたり、メールでしか話したことのなかった社員同士が仲良くなったりすることもあるそうです。

　Barタイムは2011年頃から開催されているとのことですが、楽しいだけではなく、きちんと業務上のメリットが出ていることも、会が続いている理由なのでしょう。

　最後に、参加している社員の皆さんにお話をうかがってみました。インタビューを受けてくれたのは、新規事業を担当する粕谷さん、AI・ロボット事業を担当する吉田さんと金さんです（以下、敬称略）。

新規事業を担当する粕谷さん

──Barタイムには毎回参加されるのでしょうか？

粕谷「毎回参加します。お酒を飲むのが好きなので」

吉田「僕もまあまあ参加します」

金「僕はそれほど。たまにですね。1ヶ月に1回くらい」

AI・ロボット部門を担当する金さん

──グループの社員が1ヵ所に集まって飲食を共にすることで、仕事上のメリットはありますか？

粕谷「私は新規事業のサービスを担当しているので、グループ内他社の方とお話しして、お客様を紹介してもらったり、特徴を教えてもらったりすることは、仕事につながっていると思います」

吉田「GMO Yoursの場で一回話してみると、社内で会ったときに話しかけやすくなるのもいいところです」

金「うん。普段話さない人とここで話すと、ミーティングとかでも話しやすくなる」

AI・ロボット事業を担当する吉田さん

──お酒の場だと、コミュニケーションも活発になりますよね。皆さんは普段からお酒を飲まれますか？

粕谷「飲みます。家では、父の影響でキリン一番搾りをよく飲んでいます。Barタイムでもキリン一番搾り 糖質ゼロが提供されているときは飲んでいますが、糖質がカットされているからか、さっぱりと飲める気がする」

吉田「僕はふだんはあまり飲まないんです。少しは飲めますけど」

金「僕もそれほどたくさんは飲まないけど、飲みますね。ビールは色々ありますけど、健康を考えて糖質オフを選ぶことも多いかな」

粕谷「うん。選べるときは糖質オフを選びがち」

──食事はおいしいだけでなく、身体を気づかうのも大事ですよね。それにしても、このような規模で、社員の皆さん同士がお酒を交えて交流できるのは、素晴らしいことと思います。本日はありがとうございました。

カンパイするときに指を立てるのがGMO流。ちなみにカンパイだと「完敗」と響きが同じになってしまうので、「カンショウ（完勝）」と言うらしい