【格安スマホまとめ】音声通話派は歓迎!? 新OS搭載の折りたたみケータイ登場！ LINEMO新プランは7/30開始

　主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、OrbicのKaiOS搭載折りたたみケータイが国内発売！　また、LINEMOの新料金「ベストプラン」の7月30日開始が発表された。

新興国市場では数年前から販売されているKaiOS搭載のケータイ。日本語入力に対応した形での日本上陸となった。サイズ的にはかなり大きい

OrbicからKaiOS搭載の折りたたみケータイが登場！ 音声通話こだわり派を救ってくれる存在!?

　格安SIMユーザーにも便利な、音声通話に特化した折りたたみケータイが登場。KaiOS搭載の「Orbic JOURNEY Pro 4G」で価格は1万9800円。

　KaiOSは、新興国市場を中心にまだまだ根強い需要がある音声通話に特化したケータイ向けOSで、HTML5ベースのアプリも動作するというもの。Googleとの協力関係もあり、GoogleマップやYouTube、Gmailなどもまずまずスムーズに利用できる。

もちろんテンキーでの操作が可能

ホーム画面。テンキーでの操作でGoogle検索やマップアプリなどにアクセスできる

　Orbic JOURNEY Pro 4Gのディスプレーは3.2型液晶（240×320）で、ウェブブラウザーは動作するものの、一般的なサイトを閲覧するのはやや厳しめ。それでも通話機能は快適で、Googleアカウントからアドレス帳の同期が可能。電話番号を途中まで入力すると、発信先の候補が表示されるなど、使い勝手は良好だ。

Googleマップはかなり快適に利用できる

数字キーを入れれば、そのまま電話番号になるのはケータイらしい部分。また途中まで入力するだけで、候補を表示してくれる。Gmailも利用できた

　ネットワーク面では、国内キャリアのプラチナバンドに対応。SIMはシングルでnanoSIM×1だが、もちろんVoLTEはサポート。かけ放題を追加した格安SIMとの組み合わせも良好だろう。3大キャリアは今でも従来型ケータイ自体は販売しているが、相次ぐ国内メーカーの撤退もあり、先行き不透明な部分もある。その意味でも歓迎と言える新製品だ。

SIMスロットは1つ。microSDの追加にも対応している

「LINEMO ベストプラン」が7月30日に開始 現行プランはその前日で新規受付、プラン変更終了

　プラン内容自体は6月に発表済みだが、LINEMOの新料金「LINEMOベストプラン」が7月30日に開始する。これに合わせて、現行の「ミニプラン」「スマホプラン」は新規受付や両プランへの変更手続きを終了する（既存ユーザーは引き続き利用可能）。

　詳しいプラン内容は上記の記事で確認いただくとして、「ベストプラン」は3GBまで月990円なのは現在の「ミニプラン」と同様だが、2段階制料金になり、10GBまでは月2090円とそこそこ通信量を使うユーザーにもオトクな内容となっている。

LINEMOベストプランの詳細

　「ベストプランV」は1回5分までの通話定額がセットになり、20GBまでは月2970円。それを超過しても30GBまでは月3960円で利用できる。ただし、両プランとも3GB／20GBまででリミットを掛けるような設定は用意されていないので（残り1GBの時点で警告のメールが来るとのこと）、その点は注意する必要がある。

人気の音声通話付きSIMの料金表（税込）

^{※1：au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある ※2：加入から7ヵ月無料のキャンペーンで通信量が増量される（以降、月550円） ※3：加入から6ヵ月間無料のキャンペーンで通信量が増量される（以降、月550円）}