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つばさがBTOPCを快適動画作業仕様にカスタムしたクリエイティブBTOPCがコチラ

ASCII.jp / 2024年7月30日 11時0分

ZEFT Z49Dつばさカスタマイズモデル

 別記事では、ジサトライッペイとつばさが、それぞれパソコンショップSEVENのパソコンをベースに、理想のマシンをカスタマイズした。そのうち、つばさがカスタマイズしたZEFT Z49Dのカスタマイズモデルは、果たしてどの程度のパフォーマンスを発揮するかは気になるところ。

 とくに実用上、その強みを発揮できるかどうかは確かめてみたい。そこで、本稿ではまずZEFT Z49Dつばさカスタマイズモデルのスペックをおさらし、次回はゲームを用いてそのポテンシャルに迫ってみたい。

つばさがパソコンショップSEVENでカスタマイズしたオリジナルの1台

※取材時の構成となります。販売終了しているカスタマイズパーツもあるので、詳細は直販サイトを参照ください。

ゲームパフォーマンスを重視しつつも 配信や動画編集に特化したカスタムモデル

 ZEFT Z49Dつばさカスタマイズモデルでは、CPUはベースモデルと同じ「Core i9-14900F」(以下、i9-14900F)を搭載している。このi9-14900Fは、いわゆる“K”なしモデルと呼ばれるもので、オーバークロックに向かないものの、TDPは65Wに抑えられている。

 「Core i9-14900KF」(以下、i9-15900KF)のTDPが125Wであるのと比べると、その差は歴然だろう。とはいえ、i9-14900Fのコア構成はPコアが8基、Eコアが16基の24コア32スレッドで、これはi9-14900KFと同じ。Pコアの最大動作クロックが5.4GHzと、i9-14900KFから200MHz低いものの、低消費電力でそれに準じた性能が期待できるCPUとなっている。

CPU-Z(Version 2.09.0)の実行結果

 その冷却を担うのは、Deepcoolの簡易水冷クーラーの「LS720」(ホワイトモデル)で、ベースモデルからは変更されている。360mmサイズのラジエーターを備えたCPUクーラーだが、3基のファンにより冷却性能はかなり高い。また、ZEFT Z49Dのデザインに合わせて、CPUヘッド、ラジエーター、3基のファン、そしてホースまでもが白色でまとめられている点もポイントといえよう。

CPUクーラーは簡易水冷タイプのLS720

 組み合わされるビデオカードは、GPUに「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」を採用したASUS製の「TUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X White OC Edition」で、その名のとおり全体が真っ白なモデルだ。また、ベースクロックが2340MHz、ブーストクロックが2640MHzと、前者はリファレンスどおりだが、後者は30MHz引き上げられたクロックアップモデルとなっている。

GPU-Z(Version 2.59.0)の実行結果
ビデオカードはTUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X White OC Editionで、真っ白なモデルだ
ビデオカードにはしっかりとカードステイが装着されている

 3.25スロットの厚みがあるGPUクーラーは、Axial-tech仕様のファンを3基搭載。これらのファンは、ASUSによると従来のものに比べて21%以上のエアーが送り込めるようになっており、動作音を抑えつつ、高い冷却性能を実現しているという。また、アイドル時などでGPUの温度が50度を切ると、ファンの回転を停止する機能も用意されている。

 そして、マザーボードがASRockの「Z790 LiveMixer」に変更されている点も注目だ。このZ790 LiveMixerは、同社が配信者向けと位置付けるモデルで、最大の特徴は背面に14ポートものUSBを備えている点だ。配信ではキーボードとマウスはもちろんのこと、ゲームパッドやヘッドセットなど多くのUSBを必要する場面が多いが、このZ790 LiveMixerであればUSBが足りなくなる心配はまったくないというわけだ。

 さらに、このカスタムモデルでは天板に3基のUSBが用意されており、使い勝手はかなり良好。PCI Express x16スロットやM.2スロットがGen.5をサポートしているほか、2.5GbE LANやWi-Fi 6Eも搭載しており、機能性も十分な内容だ。そのほか、AverMediaのキャプチャーカードである「GC575」が装着され、4Kキャプチャーにも対応している点はユニークだ。

マザーボードの設定ツールである「Polychrome Sync」を使ってLEDの一括制御が可能だ
マザーボードにはオーディオアプリケーションとしてNahimicが用意されている点もありがたい
背面には14基ものUSBが用意されており足りなくなるこはまずない
天板の様子。天板にも通気孔が設けられ、冷却にかなり配慮したケースであることがうかがえる。天板にもUSBが3系統装備され、使い勝手はかなり良好だ
キャプチャーカードのAverMedia製GC575を搭載

 メモリーは、Micron製でDDR5-4800の32GBモジュールを4枚搭載し、計128GBの容量を誇る豪勢な内容。ストレージも、2TBと4TBのM.2 SSDに加えて、6TBのHDDが採用されており、大量のゲームや動画ファイルを格納しても容量が足りなくなることはなさそうだ。

3基のストレージに対してCrystalDiskInfo(Version 9.3.2)を実行した結果

 ケースは、ZEFT Z49Dの標準構成となるNZXT製の「H7 Flow RGB White」で、全体的に真っ白でまとめあげられている。側面は強化ガラス製の内部が見えるタイプで、その内部も白一色に染まっている様はかなり見栄えがいい。

 天板にラジエーターを設置し、フロントパネルに120mm角ファンを3基、背面に1基装着しており、内部のエアフローはかなり強力で、CPUを始めとして各デバイスの高い冷却が期待できる。

外観はまさにすべて白色でまとめあげられている
フロントパネルは一面が吸気孔だ
フロントパネルの内側には白色の120mm角ファンが3基並ぶ
左側面のサイドパネルを外したところ。内部も白一色にまとまっている

 電源ユニットは、定格出力850WのCORSAIR製「RM850e ATX 3.0」だが、さすがに白色ではなく黒色のモデルとなっている。ただ、このケースでは電源ユニットはシュラウド内に収まってしまうため、その黒色が目に見えることはなく、それが全体のデザインで違和感となることはまったくない。

今回の構成で価格は69万460円

 ZEFT Z49Dの価格は、標準構成で税込み48万3,870円だが、今回のカスタムモデルは税込み69万460円とかなり高価。とはいえ、それに見合うだけの高仕様を誇るPCに仕上がっており、配信を行いつつも快適にゲームをプレーしたいという人にとってはかなり魅力的ではないだろうか。

 さて、これを踏まえて、ZEFT Z49Dつばさカスタムモデルの実力については、別記事で検証していきたいと思う。

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