トランプ氏「アメリカをビットコインのリーダーに」

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　ドナルド・トランプ元大統領は現地時間7月28日、暗号資産（仮想通貨）カンファレンス「Bitcoin 2024」で基調講演を務め、アメリカをビットコインとクリプト（暗号）技術のリーダーにすると約束するとともに、現政権の暗号資産規制を厳しく批判した。

　トランプ氏は、大統領に返り咲いた暁には、暗号資産業界への「迫害」を止めると宣言。具体的には、SECのゲーリー・ゲンスラー委員長を解任し、業界に好意的な新委員長を任命すると述べた。

　さらに、トランプ氏は中央銀行デジタル通貨（CBDC）の開発を中止し、代わりにステーブルコインの拡大を支援する方針を示した。また、政府が保有するビットコインを売却せず、「国家戦略的ビットコイン備蓄」として保持するとも発言している。

　この講演は、大統領選に向けて暗号資産業界への支持を取り付けようとする重要な動きとみられる。トランプ氏はビットコインコミュニティを「高いIQを持つ個人」と称賛し、業界の未来に対する強い期待を表明している。