ソフトバンク、不具合解消せずーー衛星電話サービス終了へ

　ソフトバンクは8月1日、衛星電話サービスを8月31日で終了すると発表した。同社はスラーヤ（Thuraya Telecommunications Company）が運用する衛星電話サービスを「ソフトバンク衛星電話サービス」として提供しているが、4月16日に発生したスラーヤの衛星機器の不具合によって通信サービス（音声通話、データ通信、SMS）が利用できない状況が継続しているため、継続を断念した。

　新規受付は5月1日停止していた。なお、サービス終了までの期間に利用できなかった日数分については、月額料金から日割りで減免が適用される。代替サービスを探すユーザーに対しては相談窓口を設置してサポート。インマルサットやイリジウムといった他社サービスを紹介している。代替サービスの利用は有償で、法人ユーザーは日本デジコム、個人ユーザーはテレインフォで相談を受け付けるそうだ。