JR西、ドクターイエロー体験乗車プラン発売

写真AC

　西日本旅客鉄道（JR西日本）は8月2日、新幹線の検測車両「ドクターイエロー」に体験乗車できるツアーを発売すると発表した。日程は2024年10月12日または10月15日。ツアー代金は大人（中学生以上）が4万4000円から、0歳から小学生までが3万7000円から。同社の「tabiwa by WESTER」会員限定販売となる。

走行中のドクターイエローに乗れる貴重なツアー

　ドクターイエローこと923形新幹線電気軌道総合試験車は、営業中の新幹線を高速で走りながら、線路や架線など各種設備の状態をチェックする検測車両。東海道・山陽新幹線では10日に1回程度の頻度で走行しており、見かける機会の少なさから「幸せの黄色い新幹線」と呼ばれることもある。

　今回発表されたツアーは、走行中のドクターイエローに乗車して、屋根上に設置された「観測ドーム」からパンタグラフや架線をチェックする作業を体験したり、レールや電気系統の検測室を見学できるというもの。

　ツアー中は検測機器を稼働せず、写真撮影や見学が許されるエリアも制限されるなど通常のツアーとは趣が異なる部分もあるが、これは機密保持のため、原則として部外者に車内を公開しないドクターイエローの特殊性によるものとみられる。

　各コースの募集定員は50名（最少催行人数30名）。申し込み数が定員を超えた場合は抽選販売となる。ツアーの代金は以下のとおり。

●10月12日開催分

・大人（中学生以上）：4万8500円 ・0歳〜小学生まで：4万1000円

●10月15日開催分

・大人（中学生以上）：4万4000円 ・0歳〜小学生まで：3万7000円