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楽天三木谷氏、「楽天モバイルがグループの利益を押し上げている」 あらためて好調ぶりを力強くアピール

ASCII.jp / 2024年8月9日 16時40分

 楽天グループは、2024年度第2四半期(4~6月)決算説明会を開催。同社トップ(代表取締役会長兼社長最高執行役員)の三木谷浩史氏は、会見冒頭から楽天モバイルの好調ぶりを紹介した。

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楽天グループトップの三木谷浩史氏

マーケティング費を除くと2024年Q2で黒字化 MNPで安定して純増を稼いでいる

 8月7日時点で、MNO/MVNOを合わせた契約数は770万回線に(MNPでは726万回線)。特にユーザー獲得費用などのマーケティング費を除いた状態ではついに四半期単位で黒字化できたとする。

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マーケティング費を除いた状態では黒字化を達成

 また、MNPによる契約者についても、2024年に入ってからは安定して純増を稼いでいる。MNPで加入するユーザーはメイン回線としての利用が想定されることから、ARPUの上昇にもプラスであるとする。解約率も加入当月の解約を除いた数字では1%強と他社並になっている。

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安定してMNPで純増数をプラスに。他社から契約者を獲得できているとする
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一方、解約率は確実に減少傾向

プラチナバンドは当初予定より前倒しで基地局開設 ソフトウェアアップデートで5G基地局をMassive MIMO化

 このMNPでの好調さについて、三木谷氏は「ネットワークを含めたサービスの質の向上」「わかりやすいワンプラン」の2点を理由として挙げた。

 ネットワークについては、6月末に商用サービスをスタートしたプラチナバンド(700MHz帯)を都市部から順次拡大。2033年3月の時点で1万661局という総務省に提出した計画については、前倒しで開設していく。

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プラチナバンドはまずは都市部で展開。電波がどうしても届きにくい建物の影や屋内をカバーする
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自社のプラチナバンドによる基地局がほとんど開設されていない中で、プラチナバンドを強くアピールするテレビCMを放映するのはどうかという見方もあるが、当初計画よりは開設計画を前倒しする

 また、(特に都心部で)衛星通信との干渉が減少したサブ6の5Gについては、基地局設備のソフトウェアアップグレードにより、8割超でMassive MIMO化。エリアが拡大するとともに、さばけるトラフィック量が大幅に増加。1セルあたりでは都心部で2.3倍になる。

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ソフトウェアアップデートで5G基地局を強化する
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衛星通信との干渉という要素が4月以降無くなり、同社の5Gネットワークも確実に品質が向上するという

 楽天モバイルによる楽天エコシステム拡大の貢献についてもあらためて語られた。

 楽天モバイル契約者は契約から23ヵ月後に楽天グループのサービスを平均で3.21個利用しており、これは非契約者の0.76個を大きく上回る。同時に各種サービスの利用額も非契約者と比べて大幅に高く、楽天モバイルの存在がグループ全体の利益を大きく押し上げているとして、その価値をアピールした。

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楽天モバイル単体ではARPUは2000円強になった程度
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楽天モバイルユーザーは楽天の他のサービスも積極的に使っている点を紹介
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楽天モバイルユーザーが、楽天の他のサービス内で利用している金額も平均としてはずっと大きい
 

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