移動が多い動画編集者にオススメしたい、14型で1.5kgのCore Ultra 7ノートPC
ASCII.jp / 2024年8月15日 11時0分
「ドスパラ」を運営するサードウェーブから、14型ノートパソコンの新製品「GALLERIA DL7C-IG-C4」が登場した。軽くて丈夫な筐体に、Core UltraプロセッサーやsRGBカバー率95%の高品位ディスプレーなどを搭載し、AI処理やクリエイティブ制作を快適に行なえるのが特徴。
今回その実機を試すことができたので、製品の外観や使い勝手、パフォーマンスなどを3回にわたって紹介していこう。
軽くて丈夫なアルミニウム×プラスチックの筐体を採用
サードウェーブの「GALLERIA」は、主にゲーマーやクリエイターをターゲットにしたハイスペックなパソコンのブランド。そのうちクリエイター向けモデルは、CPUやグラフィックス性能はもちろん、ディスプレーの色再現性や搭載するインタフェースなどにもこだわりを持って開発されている。
今回試した「GALLERIA DL7C-IG-C4」は、ラインアップの中でもモビリティに優れた「D-series」の製品。14型の大きく見やすいディスプレーを採用しながら、およそ幅317×奥行き235×高さ19mm、重さ約1.5kgという薄型軽量ボディーを実現しており、据え置きでもモバイルでも使いやすいのが特徴になっている。
また最新のCore Ultraプロセッサーや32GB DDR5メモリー、1TB SSDなどを標準で搭載しているにもかかわらず、直販サイト「ドスパラ」では17万980円からという価格で販売されており、クリエイター向けの高性能なノートパソコンとしてはコスパも良好だ。
本体はアルミニウムとプラスチックを組み合わせたハイブリッド筐体が採用されており、質感の高さと軽さを両立している。耐久性も高く、メーカーによれば基準が厳しいことで知られるアメリカ国防総省制定MIL規格に準拠したテストをクリアしているとのこと。
手に持った感じでも剛性が高く頑丈で、衝撃や振動、曲げなどにも強そうだった。天板も底面も凹凸が少ないためカバンへの収まりがよく、擦り傷や指紋などの汚れがつきにくいのもポイント。これなら、屋内で場所を移動して使うときはもちろんだが、出先で使いたい場合も安心して持ち運べそうだ。
本体カラーはダークグレーが基調で、天板のブランドロゴがホワイト、ディスプレーのベゼルやキーボードはブラックが採用されている。シンプルながら洗練されていて重厚感もあるため、プライベートはもちろん、ビジネスシーンで使っていても違和感はないはずだ。
インターフェースは、本体左側面にセキュリティスロット、microSDカードリーダー、USB 3.2 Gen1(Type-A)、音声入出力端子が、本体右側面にUSB 3.2 Gen 2(Type-C)、Thunderbolt 4(Type-C)、USB 3.2 Gen2(Type-A)、電源入力端子が、本体背面に有線LAN、HDMI 2.1端子が搭載されている。
このうち、映像出力端子はHDMI 2.1とThunderbolt 4の2系統あり、本体のディスプレーを含めると、最大3画面のマルチディスプレー環境を構築可能。また本体右側面のUSB Type-CとThunderbolt 4ポートはUSB PDにも対応しており、65~100W出力のサードパーティ製USB PD充電器で本体に給電することもできる。
付属のACアダプターは比較的小型で持ち運びしやすい方だが、入手しやすくスマホやタブレットなどの他のデバイスと共用できるUSB PD充電器を使えるのはありがたいポイントだ。
ディスプレー上部にはフルHD画質のWebカメラとWindows Helloに対応したIRカメラが内蔵されており、オンライン会議やビデオ通話、顔認証ログインなどに活用できる。無線LANは高速で遅延の少ないWi-Fi 6Eに対応。このほかBluetooth 5.3も搭載しており、同規格に準拠したマウスやキーボードなどのワイヤレス機器をペアリングして使うことが可能だ。
120Hz駆動の14.0型QWXGA+液晶ディスプレーを採用
ディスプレーは画面サイズが14.0インチで、解像度がQWXGA+(2880×1800ドット)となっている。画素密度はおよそ243ppiと高く、肉眼で1つ1つの画素を識別することは難しいくらい精細。
ノングレア(非光沢)パネルのため照明下や日中の屋外のような明るい場所でも映り込みが少なく画面が見やすい。色域はコンピューター向けの国際標準規格であるsRGBカバー率で95%と高精度。実際、一般的なディスプレーだと地味な発色になってしまいがちな鮮やかな色もイメージどおりに表示され、色再現性は良好だった。
リフレッシュレートは一般的な液晶ディスプレーの60Hzの倍となる120Hzを実現しており、残像感の少ない滑らかな映像表示が可能。マウスポインターの動きやページスクロールもスムーズで、目が疲れにくいのはうれしいポイントだ。また、内蔵GPUがインテル ARc グラフィックスなので、そこまで高負荷なAAAタイトルを快適にとはいかないものの、軽めのタイトルであれば120Hzのリフレッシュレートを活かして遊べそうだ。
キーボードは標準的な日本語配列86キーで、キーピッチは実測で約19mmとなっている。一部の記号キーのみキーピッチが若干狭くなっているため多少の慣れは必要だが、タイピングに支障が出るほどではない。キーストロークは浅めながら、キーを押した際の感触はよく、長時間文字入力した場合でも疲れにくく感じた。
タッチパッドはクリックボタン一体型で、操作スペースが実測で幅約121mm、奥行き約73mmと広く、指感触もなめらか。マウスポインターの移動やジェスチャーがスムーズで細かい操作もやりやすかった。
アルミニウムとプラスチックを組み合わせた頑丈なハイブリッド筐体に14型QWXGA+広色域ディスプレーを搭載し、充実したインターフェースを備える「GALLERIA DL7C-IG-C4」。今回は、その外観を中心に紹介したが、次回はベンチマーク結果などを交えながら気になるパフォーマンスを紹介していこう。
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