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マジで薄い折りたたみ「Pixel 9 Pro Fold」のスペックを前モデルやGalaxyと詳細比較

ASCII.jp / 2024年8月15日 11時30分

 第2世代に進化して新登場したグーグルPixelの折りたたみ機「Pixel 9 Pro Fold」。開いた状態で5.1mm、閉じた状態でも10.5mmと非常に薄く、どちらでも使い勝手に優れた1台になっている。

 そこで本記事では前モデルの「Pixel Fold」に加えて、ライバルになる「Galaxy Z Fold6」も加えた詳細スペック表で、ハードの違いを見ていく。

Pixel 9 Pro Fold
Pixel 9 Pro Foldの主な仕様。メモリーは16GBになった

閉じた状態での使い勝手を強く意識した「Pixel 9 Pro Fold」 丸みを帯びたデザインも特徴的

 まずは、本体と画面サイズ。前モデルのPixel Foldは開いた状態で横長なのが特徴でタブレット的な利用感には優れていたが、閉じた状態では横幅79.5mmと片手で使うには限界に近い。一方でライバルのGalaxy Z Fold6は縦長で、閉じたときの横幅は68.1mmとポケットに入ることを意識したサイズ感と言える。

Pixel 9 Pro Fold
開いた状態ではほぼ1:1の画面に

 新登場のPixel 9 Proは横方向は若干短く、縦方向はかなり長めに変更。それでいて薄型化(12.1mm→10.5mm)にすることで体積を減らして、重量も軽くしている(283g→257g)。

Pixel 9 Pro Fold
ヒンジはもちろんピッタリ閉じる。閉じた状態でも10mm強と薄いのが特徴

 これによって得られたプラス面が、閉じた状態での使い勝手。アウト側ディスプレーが6.3型とPixel 9と同じサイズになり、しかも縦横比が一般的な20:9と各種アプリの使い勝手も自然となった。それでいて閉じた状態の厚みも10.5mmと違和感は小さめというわけだ。

Pixel 9 Pro Fold
Pixel 9(右)と並べたところ。20:9のディスプレーなので、SNSアプリなどが違和感なく使える
Pixel 9 Pro Fold
四隅は丸みを持ったデザイン。本体が薄いだけにカメラ部の出っ張りは相応にある

 このサイズ感がPixel 9 Pro Foldの最大の特徴と言えるが、SoCがPixel 9/9 Pro/9 Pro XLと同じになったことでAI周りも充実した。オンデバイスでGemini Nanoを動作できるほか、カメラ周りの機能も超広角カメラなどを除いて基本は同等。ネットワーク面では、Pixel 9 Pro/9 Pro XLと異なり、引き続きミリ波の5Gもサポートしている。

 一方で若干残念なのがカメラのスペック。メインカメラは前モデルから引き続き48メガの1/2型センサーで、Pixel 9/9 Pro/9 Pro XLの50メガの1/1.31型センサーとは差がある。超広角も10.8メガだ。

Pixel Foldのペン対応は今回もなし Sペンの便利さならGalaxy Z Fold6

 Galaxy Z Fold6との比較では、重量やサイズ感、カメラ性能に加え、2画面を活かした各種アプリの使い勝手、さらに防塵対応やサポート体制を含めた長期利用での信頼感でも、先行しているGalaxy側にややリードがありか。そして忘れてはいけないペン対応。手書きメモやイラストなど、Sペンの便利さはGalaxy Z Fold6ならではだ。

 

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