カートリッジ式で低コストなインクジェット複合機などキヤノンが新「PIXUS」4機種を発表

ASCII.jp / 2024年8月29日 13時0分

　キヤノンは8月29日に、インクジェットプリンターの新製品4機種を発表した。

　カートリッジ式インク採用ながら、ランニングコストが低い「Wトク」（ダブトク）が特徴で、9月中旬発売予定となっている。

高機能で低ランニングコストの「Wトク」モデル PIXUS XK130 オンライン価格4万2900円

　XK130は高機能で低ランニングコストを実現した5色ハイブリッドモデルで、スキャナ内蔵の一体型プリンターだ。シアン、マゼンタ、イエロー、グレーの染料インクと顔料のブラックインクを搭載する。

　4.3型のタッチパネルを搭載し、「Switch UI」で簡単に操作ができるほか、スマホからも「Canon PRINT」やQRコードダイレクト接続で簡単にプリントが可能。

　新機能として、指定の色を消せるカラーコピー機能や、綴じられた本や雑誌を片面ずつコピーするのに便利な「冊子コピー」機能を新たに搭載している。

　印字速度は文書がモノクロで15ipm、カラーで10ipm。写真はL判フチなしで16秒で、ランニングコストは10円を実現している。

　TS8830はXK130とほぼ同機能ながら、顔料インクにもブラックを加えた6色ハイブリッドモデルの、スキャナ内蔵の一体型プリンターだ。

　4.3型のタッチパネルを搭載し、「Switch UI」で簡単に操作ができるほか、「Canon PRINT」やQRコードダイレクト接続、「カラー消去コピー」、「冊子コピー」機能も搭載する。

　印字速度もXK130と同じで、文書がモノクロで15ipm、カラーで10ipm。写真はL判フチなしは10秒と速く、ランニングコストは22.9円となる。

　TS3730は基本仕様のエントリーモデルで、先代と異なり、本体色がバイカラーではなく単色の白と黒になった。また、WPA3 PersonalやTLS1.3に対応し、無線LANでのセキュリティーが向上している。

　給紙は背面のみで、インクは4色の一体型、速度は文書がモノクロで7.7ipm、カラーで4ipm。写真はL判フチなしは52秒で、ランニングコストは28.1円となる。

　G3390はインクタンク式のスキャナ一体型プリンタで、低ランニングコストを実現している。大容量のインクボトル、ブラックボトル1本あたりA4で6000枚、カラーインクは各色1本あたり7700枚印刷が可能で、さらに、エコノミーモードでは7600枚・8100枚の印刷ができる。

　紙の節約では、自動両面印刷が可能なほか、ページレイアウトで2in1での両面印刷が一度に設定できる。速度は文書がモノクロで11ipm、カラーで6ipm。