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オレンジ色のバンジーコードに惹かれてカシオ「PRO TREK」を衝動買い スマホ連動で時刻合わせが簡単

ASCII.jp / 2024年8月24日 12時0分

一目ぼれして衝動買いしたカシオ「PRO TREK」ブランドの新モデル「PRJ-B001B-2JF」

鮮やかなコントラストに惹かれて インドア派ながらアウトドアモデルを衝動買い

 生まれてこのかた、標高300mを超える山には一度も歩いて登ったことのない典型的インドア派の筆者。だがなぜか、アウトドアで楽しむためのカシオ「PRO TREK」ブランドの新モデルに一目ぼれしてしまった。アウトドア人間ではない筆者が最も心惹かれたのは、グレー系ブルーのクロスバンドとオレンジ色の鮮やかなバンジーコードのコントラストだった。

 発売日に届いたPRO TREK PRJ-B001B-2JF(以降、PRJ-B001B-2JF)は、PRO TREKの中でも最軽量のモデルだ。他のモデルと同じく、時計の針と逆に45度回転するロータリーガードベゼルを採用し、手袋などを装着した状態でもボタン操作が可能だ。ケースとベゼルの素材は「バイオマスプラスチック」を使用し、筆者が購入したモデルはトレンドのアースカラーの落ち着いたダスティブルー。

 同梱物はPRJ-B001B-2JF本体と取説+保証書、FCC Statement、バンド調整図説の4点。バンジーコードは長さ調整機能がなく、ペアとなるクロスバンドの長さ調整で対応する仕組みだ。また2つの特性の異なる素材の組み合わせによって、腕へのフィット感は向上している。アウトドア向け製品らしく、半袖シャツを着たときに素肌の腕首に装着する場合や冬場の着膨れした腕首、より太い腕周りにも対応可能になっている。

 文字盤は極めて視認性の高い黒ベースに白のインデックスだ。9時位置に配置された現在モードを表示するスクエアなインダイアルはBT(Bluetooth)、H/M/L(時刻モード+バッテリー残量)、そしてWT(ワールドタイム)、ST(ストップウォッチ)、TR(タイマー)、AL(アラーム)モードがある。そして各モードを指す針は、カラビナをモチーフとしたデザインと視認性の高いオレンジ色を採用している。

 PRJ-B001B-2JFの背面ブタは、陸上戦用の戦車や装甲車などのプラモデルを作ってるホビーストにはおなじみのチャコールグレーを採用。その上に描かれた大小の文字は背景カラーであるチャコールグレーから目立ち度を限りなく抑えたオフホワイトで、PRJ-B001B-2JFの表裏カラーのコンビネーションは抜群だ。

 筆者の手元にあるPRO TREKの中でも最軽量のモデルは、キッチンはかりで実測してみたところ、なんとたったの37g。最軽量クラスの小さなスウォッチが16g、カシオのF-91Wが21g、昨今人気のバイオセラミックを採用したSwatch × OMEGAが30g、カシオのA164WAが44g、Bluetoothを搭載したカシオの最新モデル ABL-100WEが59g、昨今人気の新デザインのRolex Air Kingが141gだった。

左から右へスウォッチが16g、カシオのF-91Wが21g、Swatch × OMEGAが30g、中央が今回衝動買いしたPRJ-B001B-2JF、カシオのA164WAが44g、Bluetoothを搭載したABL-100WEが59g、Rolex Air Kingが141g

注目したのはスマホと連動する「モバイルリンク」 時計の設定や時刻合わせがスマホ経由で手間なし

 今回のPRJ-B001B-2JFの目玉機能は、個人個人によって多少異なるだろう。筆者の場合はタフソーラーではなく、Bluetooth搭載で実現できたスマートフォンリンクアプリ「CASIO WATCHES」との連携操作環境だった。ペアリング操作も極めて簡単だ。

 まず前述のアプリをダウンロードし起動する。腕時計の購入日やユーザー情報を登録し、ペアリング画面で画面の指示に従ってPRJ-B001B-2JFのロータリーガードベゼルを左に45度回転させ、4時位置のボタンを露出し、3秒以上長押しすることでペアリングを実施する。無事ペアリングが終了すれば「マイウォッチ」を選択することでスマホで設定可能な全機能項目がアクティベイトされる。

 基本的にPRJ-B001B-2JFの周囲の4個のボタンでできることを、スマホのグラフィックユーザインターフェースを介してより簡単に素早く実行する仕組みだ。項目はアラーム設定から携帯電話探索までの7項目。時計設定は操作音やライト、サマータイム、ワールドタイム時の表示時刻の入れ替え、アプリとの接続時間設定だ。そしてチュートリアルは、数項目のヘルプだ。マイウォッチのトップ画像は、お気に入りの任意の写真に変更したり元に戻したりも可能だ。

 海外への渡航前の目的地の事前登録設定などは、長年に渡ってカシオ製腕時計の操作に慣れた超ユーザーは別にして、筆者などのド素人はスマホを介して世界地図上で設定することで、感覚的には100倍ほど簡単に思えてしまう。

 流行のスマートウォッチは、スマホとシンクするタイミングで時刻合わせが自動で実行される。一般的にスマホは時刻の自動設定をオンにしていれば、基地局経由で得られるNITZ(Network Identity and Time Zone)の情報を取得するので基本的に時刻合わせは不要だ。PRJ-B001B-2JFも「自動時刻合わせ」をオンにしておけば、毎日決まった時刻にスマホとシンクして時刻合わせをしてくれる。自動的に時刻合わせを実施したログも記録される。

 従来は小さな字でギッシリと書かれた詳細な取説を、必要な都度読んで問題を解決をしていた。しかし、PRJ-B001B-2JFではマイウォッチの「取扱説明書」をタップするだけで、エントリー別に概要から詳細にいたるまで全てを簡単に素早く見て理解することができる。

 今回のPRJ-B001B-2JFはスマホアプリによる管理運用だけではなく、PRJ-B001B-2JF側からスマホを探索する「携帯電話探索」機能も提供されている。探索結果で見つかった場合に、スマホ側で鳴らす音楽の種類や音量などの設定、音量テストなども可能だ。

 またアウトドアで移動中に4時位置のボタンをワンプッシュすることで、現在地のGPSアドレスが記録される。スマホアプリの「マイページ」を見ることで、ボタンが押された時刻と場所がマップ上に表示される(タイム&プレイス機能)。街を歩いていて素晴らしいカフェを発見した時やハイキングの途中で素晴らしい景観の見える場所を見つけた時などに、効果を発揮しそうだ。

 現在筆者はこのPRJ-B001B-2JFと同時に、クラシックカシオのスマートウォッチ版とも言えるABL-100WEという2モデルをスマホアプリであるCASIO WATCHESと連携している。同時に2モデルをBluetooth接続することは不可能だが、自動時刻合わせは2モデルが少し接続時刻をずらしてシンクするので、自動時刻合わせは手間なく簡単で確実だ。

 カシオのPRO TREKシリーズの最新モデルPRJ-B001Bは、筆者のようにフルなスマートウォッチ機能を必要とせず、秋葉原の散策は得意だが標高300m以上の山には登ったことのない都心派ストリートピープルにも優しい、街歩き腕時計になってくれそうだ。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:カシオ計算機 PRO TREK「PRJ-B001B-2JF」 ・購入:CASIOオンラインストア ・価格:2万5300円

T教授

 日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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