1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

超キレイな自作PCを自分で組み立てずに手に入れる方法がコチラ

ASCII.jp / 2024年9月6日 11時0分

ドスパラ店舗で依頼できる「自作パソコン組立代行」について、登坂 祐大氏に色々聞いてみた

 自作パソコンの魅力は、ケースを始め各パーツを自分で選んでオリジナルの1台がつくれるという点だ。しかし、パソコンの知識にそんなに明るくない人にとっては難しく感じるだろうし、時間がかかるので忙しい人は手を出しにくい。

 ただ、それでも自作パソコンがほしいという人も少なくないのではないだろうか。そんな人にオススメしたいサービスが、ドスパラで実施している「パソコン組立代行」サービスだ。

 パソコン組立代行は、読んで字のごとくドスパラの店舗やWebサイトでで購入したPCケースやパーツ一式を、有償で自作を代行してくれるというサービスだ。特徴的なのが、店舗であればPCケースやパーツを選ぶ段階から店舗スタッフさんに相談できるという点だ。そのため、パソコンに詳しくない人でも安心してパーツ選定から始められるし、詳しい方もプロから最新の情報をゲットしながら選定ができるというわけだ。

 また、Webサイトでも同様のサービスがある。Webサイト上で直接相談はできないが、その代わり申し込みフォームに「予算」や「利用用途」「PCへの要望」「入れたいパーツ」などを回答すると、要望に沿った見積もりを出してくれるので安心だ。

 パソコン組立代行の価格は、以下のとおりとなっている。

・自作パソコン組立代行(簡易) 作業内容:組立/ケーブル結線/起動確認/BIOS設定 価格:1万1000円

・自作パソコン組立代行 作業内容:組立/ケーブル結線/BIOS設定+Windowsインストール&初期設定+エラーチェック・動作確認 価格:2万2000円

※持ち込みパーツ(他店購入品)がある場合は、プラス1万1000円

 自作パソコン経験者であれば、1万1000円の簡易でも大丈夫だが、そこまでパソコンに詳しくないし、自作もやったことがないという人は、2万2000円のWindowsインストール、初期設定、エラーチェック、動作確認までやってもらえる方を選択することをオススメしたい。

 Windowsのインストールの手間が省けるのはもちろん、エラーチェック、動作確認をやってくれるということで、より安心して使用できるからだ。

 今回、実際にドスパラ秋葉原本店に行って、店舗スタッフの登坂 祐大氏にパソコン組立代行について色々聞きつつ、個人的にもこういったマシンが組みたいという構想があったので、登坂氏に相談しながらパーツ一式を選んでみた。

ドスパラ秋葉原本店にお邪魔した

まずはスタッフさんと二人三脚で見積もり書を作成! 見積もりは1週間なら有効期限内!

一部の店舗では、このような発券機やウェイティングリストでお声掛けする順番を管理している。混雑時、順番に呼んでもらえるのがうれしい

 パソコン組立代行のサービスの前に、まずはPCケースやパーツ選びについて。ドスパラの店舗には、紙に記入するタイプの見積書が置いてあり、書き込みながらパーツを選んでいくことができる。一式揃ったら価格を計算してもらって、合計でいくらかかるのかを出してくれる。もちろん変更も可能だ。

まずはパーツ一式をメモする用紙に、スタッフさんと相談しながら書き込んでいこう
こちらが見積書の一例。ちなみにスタッフさんが組み立てた展示機には、そばにその構成の見積書が置いてあるので、これそのままほしい! という人はその見積書を持って行って購入することもできる

 先述のとおり店舗でパーツ一式を購入する場合、スタッフさんに相談しながら決めることができるという利点がある。自作初心者であればすべて相談しながら、経験者であれば最近のトレンドパーツや好みのメーカーのラインアップの確認など、パソコンやパーツのことであればなんでも相談できるので、心強い。

 ちなみに登坂氏に聞いて驚いたのが、見積もりには有効期限があり、見積もりを出した日から1週間は有効となる点だ。例えば見積もりを出してその日は買わずに帰宅し、後日1週間以内にやっぱりほしい! となった際は、見積もりを出した日の価格で購入可能なのだという。もし見積もり日以降にパーツが値上がりしたとしても安心というわけだ。

 また、1週間過ぎた見積書でも、構成はデータベースに残っているので、1週間過ぎた後でも「あのときこういった構成で考えられていましたよね」といった感じで参考にできる。実際に最近でも、12~13世代のころに作成した見積書のデータベースをもとに、最新版にブラッシュアップして提案したこともあったという。

 私の場合は、ある程度構成を決めて行っていたので、そのパーツがあるかどうかの確認をしながら見積書を作成。なお、私がお願いした構成は以下のとおり。

自身で考えたパーツ一式
ケースはピラーレスのNZXT「H6 Flow RGB CC-H61FW-R1」をチョイス

 こちらで頼んでみると、メモリーのみ希望の在庫がなかったため、代用として別メーカーの同じくらいのスペックの製品を提案してもらった。提案してもらったのは、ADATAの「ADATA AX5U6000C3016G-DCLARWH-DP(16GB×2)」。DDR5で光ってればいいやと思っていたので、メモリーはこちらにすることにした。

 なお、そもそも取扱いがないメーカーのモデルは難しいが、取扱いがあって在庫が切れているものに関しては、ほかの店舗や直販サイトに在庫があるか問い合わせてくれるとのこと。

 また、登坂氏と話しながらパーツを決めていく際に、CPUクーラーはもともと「NZXT Kraken 280 RGB RL-KR280-B1」をチョイスしていたのだが、せっかくなら白いクーラーにしませんかと提案をもらい、確かにと思ったので「NZXT Kraken 360 RGB RL-KR360-W1」に変更した。それに伴い、RGBファンコントローラーが必要になるようだ。

登坂氏と話していると、「CPUクーラーも白のほうがいいですね」となり、変更した

性能重視ならCPUから、デザイン重視ならケースから紹介

 私はある程度構成を決めて相談にいったので、スムーズに進んだのだが、気になるのは知識がないけど自作パソコンを組んでみたいという人。そういった人はどのようにパーツを選べばいいのかというと、登坂氏は「予算と用途を教えていただければ、それに沿ったご提案をさせていただきます」とのことだった。

 また、予算と用途が合っていない場合は、しっかりと「足りませんよ」と伝えるとのこと。せっかく組んでも目的の用途が快適にこなせなかったら意味がない。そのため、正直に伝えてくれるというのは安心感がある。実際に「じゃあ、ボーナス入ったらまた来ます」といった感じでリベンジを約束して帰るお客さんもいるという。

 そのほか、友達から、ビデオカードはこれがいいとオススメされたからそれだけは決まっているなどでも大丈夫で、そこからピッタリと思える構成を提案していくそうだ。

 なお登坂氏の場合は、お客さんが性能重視の場合はCPUから、デザイン重視の場合はPCケースから提案していくという。ちなみに最近でいうとゲーマーにはRyzenシリーズが、クリエイターにはインテルCoreプロセッサーが人気とのことだ。

ドスパラ秋葉原本店のPCケースコーナー。豊富なラインアップの中から自分好みのケースを選択できる
CPUのラインアップと在庫状況、価格などはデジタルサイネージで一覧を見ることができる
メモリーやストレージも
こちらはビデオカード

 パソコン組立代行のお客さんについては、まったく知識がない人から、YouTubeやウェブ上で情報を調べてくる人、友人にオススメを聞いてくる人、何台も自作経験がある人まで、さまざまだという。中には、自作が好きだけど細かい作業ができなくなってきたなんて人もいるそうだ。そういったどんな人にもしっかりと話を聞きながら、なるべく最適なパーツ一式を提案できればと、登坂氏は話していた。

ビデオカードだけ決まっていて、そのほかのパーツがわからないといった場合でも全然OKだ

 また、自作パソコンについてまったくわからないという人に対しては、なるべく難しい用語は使わずにかみ砕いて話すように心がけているという。実際に接客しているからこそ、お客さんの温度感をしっかりと判断して説明できるというのは、あまり詳しくない人にとっては心強いのではないだろうか。

ストレージ拡張用のケーブルもあらかじめ用意 店舗ではスタッフが組んだ自作PCもチェックできる!

スタッフさんが実際に組んだ展示機が用意してある

 ドスパラ各店舗では、スタッフさんが実際に組んだ自作パソコンがいくつか展示されている。展示機は特別仕様のケースで、実際の裏配線が見えるようになっている。

裏配線もしっかり確認できるようになっている
ドスパラとDeepCoolのコラボケースで組まれた自作パソコン
Lian Liのパーツでキレイにまとめた自作パソコンも
ライザーケーブルを使用してビデオカードを縦置きにした自作パソコン
私がCPUクーラーの変更を決めたときに、目に入ってきた自作パソコン。組んだ状態で置いてあると、こっちのほうがいいかも! と確認できるのもいい

 これは実際に組立代行を行なっているスタッフさんが組んだもので、組立代行を依頼した際は展示機のようにしっかりとケーブルマネージメントは行ってくれるそうだ。ちなみに、オプションとなるがさまざまなカラーのケーブルや光ケーブルを使いたい場合も、無理がない場合は対応してくれるとのことだ。

 なお、組立代行サービスを実施するスタッフさんは、誰でもいいというわけではなく、しっかりと研修をしたうえで、組めるようになるとのこと。パソコンについてや自作についての知識がしっかりと備わったスタッフさんが組んでくれるため、安心して任せられるのはうれしい。

 また、驚いたのは3.5インチベイの部分にSATAケーブルが伸びていた点だ。通常SATAのSSDやHDDを自分で追加する場合、ケーブルを電源に差してからSSDやHDDにつなげる必要がある。しかし、ケースによっては電源の横にスペースがなく、一旦取り出す必要があったり、ムリヤリケーブルをねじ込んで電源に差す必要があるのだ。

3.5インチベイのところに、すでに電源につながったSATAケーブルが。あとから電源にケーブル接続するのは結構面倒なのでありがたい!

 しかし、組立の段階でケーブルを電源に接続した状態にしてくれるそうなので、ストレージを追加したい場合はあとはストレージ側に接続するだけ。こういった細かな配慮をしてくれているというのも、組立代行の魅力だなと感じた。

+1万1000円で、自前のPCケースを使っての自作も可能

 そのほか印象的だったのは、自前のPCケースや一部PCパーツを持ち込んでの自作代行も可能という点。複数台PCケースを持っていて、お気に入りのケースの中身だけ最新のものにしたいという事例もあるようで、そういった場合は+1万1000円で対応可能とのことだ。

 そのため、BIOS起動までの自作パソコン組立代行(簡易)だと1万1000円+1万1000円で2万2000円、Windowsインストールやエラーチェックなどまで行なう自作パソコン組立代行の場合は、2万2000円+1万1000円で3万3000円となる。

 なお、PCケースやPCパーツの持ち込み点数の制限はないものの、すべて持ち込みの場合は別のサポートセンターでの対応になるとのこと。

納期は通常7日、スケジュールに余裕があれば有償の特急サービスも

自作パソコン組立代行は、基本的には注文した日から7日後に納品

 自作パソコン組立代行は、基本的には注文した日からおおよそ7日後に納品となる。ただし、代行サービスの依頼が多い場合は、納品日が後ろ倒しになる。納品日については、代行サービス依頼時に確認できる。また、有償となるが特急サービスも用意している。こちらも依頼の数によって納品日が変わるため、こちらも依頼する際にしっかりと確認しよう。

 店舗の自作パソコン組立代行は、組んでもらうだけではなく、知識豊富なスタッフさんと相談しながらパーツを選択し、そのまま依頼できるのが1番の特徴。自作の知識がない、組んだことはあるけど時間がないといった人は、サービスの利用を検討してみてはいかがだろうか。

ちなみに今回は変更しなかったが、こちらは登坂氏イチオシの電源。ドスパラセレクトATX 3.1対応の850W電源となる
ケーブルもすべて白で統一されているのが特徴だ

※パーツ価格については、取材当時の情報です。最新情報についてはドスパラにてご確認ください。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください