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ドバイが片道1万円台!? この秋、航空券が安いお得な海外旅行先 3選

ASCII.jp / 2024年8月28日 7時30分

 9月は3連休が2週続くいわゆるシルバーウィークがあり、10月と11月も3連休が続きます。大混雑するお盆の時期を避け、秋に夏休みを取得している人も多いはず。世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験がある筆者が、この秋、航空券が安いオトクな渡航先を3つピックアップしてみました。

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オススメ旅行先 その1「グアム」

 夏は忙しくて海に行く暇もなかったので、ビーチリゾートで遊びたいという人にオススメなのがグアム。直行便で4時間弱と短めのフライト時間ですが、太平洋のキレイな青い海が楽しめます。

 日本からは羽田と成田のほか、セントレア(中部)、関西、福岡と各地からユナイテッド航空が直行便を出しているのでアクセスしやすいのも◎。ただしユナイテッド航空の福岡便は、10月26日から運休が決定しているので、それ以降に旅行を計画している人は注意しましょう。

グアムへは日本4都市から直行便が就航

 価格ですが、羽田便のみ割高。それ以外の空港なら、9月と10月は3連休を挟んだ日程でも4万円台後半が相場になります。航空券としては距離のわりにやや割高な印象ですが、同じアメリカンなビーチリゾートのハワイと比べればかなり割安です。

グアムへの航空券は、9月で4万円台後半が最安

 グアムはハワイと比較して物価が安いのもオススメなポイント。特にホテル代がリーズナブルで、ハワイのようにバカ高いリゾートフィーをとるホテルも少なく、ビーチ沿いでも1室1泊2万円台後半から安いホテルなら1万円台からあります。2人で泊まればその半額と考えれば、かなりオトクです。

ビーチ沿いのホテルでも、比較的オトクに泊まれるグアム

 ちなみにグアムは中心部ではシャトルバスなどがあるものの、それ以外は公共交通機関があまり発展していないため、移動はレンタカーやタクシーといった車移動が主流になります。グアムでレンタカーを運転する場合は、グアム到着後30日以内なら日本の運転免許証だけでオーケー。日本で国際免許証を発行する必要はありません。

 またタクシーは流しがほとんどいないため、ホテルの入り口などでピックアップする必要があります。そのためライドシェアを使う方が便利。グアムではStroll Guam(ストロール グアム)というライドシェアサービスが主に使われているので、日本を出る前にアプリをインストールして使えるようにしておきましょう。

グアムではStroll Guamでライドシェアサービスが使える

オススメ旅行先 その2「ドバイ」

 海外渡航先としてこの数年人気急上昇なのが、アラブ首長国連邦のドバイ。オイルマネーを背景とした発展により、豪華なホテルやショッピングモールなど、ラグジュアリーな旅行先として注目を集めています。

 そのためどうしてもドバイへの旅行というと旅費が高い印象ですが、この秋はオトクにドバイへと渡航できるチャンス。出発空港はセントレア(中部)、航空会社は中国乗り継ぎの中国東方航空と限定はされてしまうものの、なんと片道1万円台後半からのバーゲン価格となっています。

往復4万円台が多い中、名古屋(セントレア)便は3万円台と突出して激安
片道1万円台の日も多い

 セントレアを9月20日に出発し、ドバイを23日に発つ9月の3連休を挟んだスケジュールでも、3万9420円と4万円を切る価格が検索結果に出てきます。これがどれくらい安いかというと、東京からの直行便は26万円台から。中国系の航空会社以外の乗り継ぎ便ではフィリピン航空が10万円台からなので、一桁違うわけです。

三連休を挟んだスケジュールでも、この価格で販売中

 この価格なら旅の予算を豪華なホテルに割り当てても10万円以下で楽しめそうです。

 中京圏以外の人は、セントレアまで移動する手段と料金がネックとなりますが、割安な高速バスを使ったり、国内線をマイルの特典航空券で移動したりするなど旅費を抑えるテクもあります。ほかの空港からだと、同じく中国東方航空の中国乗り継ぎ便が安く提供されているので、その価格差をチェックして、全体のコストが安いほうを選びましょう。

 ちなみに筆者もこの激安チケットを使って、9月にドバイへいく予定です。この連載でもその様子をレポートする予定です。

楽天トラベルで検索すると、横浜から名古屋まで高速バスで3500円……旅費を抑えるためこれで行こうかしら

オススメ旅行先 その3「ローマ」

 ちょっと長めの休みがとれるなら、ヨーロッパに行ってみたいと考える人も多いはず。最近は東南アジアあたりまでの航空券が下落傾向にはあるものの、欧州便はまだまだ10万円台後半からが相場と割高です。そこでオススメなのが、ちょっと上級者テクにはなりますが「ソウル発券」で航空券を購入する方法です。

 実はここ最近、ソウルから各地へのフライトがかなりお安くなっています。Googleフライトで東京から9月のヨーロッパ便をみてみると、最安でも10万円超え。ところが出発地を韓国のソウルにしてみると、最安10万円を切るエリアがゴロゴロ出てきます。そのなかでも激安なのがローマで、なんと5万円台から。

東京発で調べると最安で10万円を切る渡航先はありません
ソウル発にすると10万円以下の渡航先が複数出てきます

 9月から11月で探してみると、11月10日にソウルを出発して、ローマを11月17日に発つ中国東方航空の便が最安4万9403円という、5万円切りの激安価格でヒットします。

ソウルからローマまでなんと5万円切り!

 ネックとなるのは日本からソウルまでのアクセスですが、最近は地方空港も含めて非常に多くの飛行機が飛んでいます。特にLCCの就航も多いためオトクな航空券も多くあります。また荷物に関しても、韓国系のLCCは機内持ち込みが10kg、預け荷物も15kgまでは無料という航空会社も多いので、旅費を抑えられるのがポイントです。

ソウルへは地方空港からの便も多い

 たとえば上記4万9403円のソウル〜ローマ便に乗るために、前後の日程で東京-ソウル便を検索してみると、3万円前後のチケットがヒットします。同様の日程で東京-ローマ便を検索すると、中国系の航空会社で10万円弱からで、欧州系や日系の航空会社は20万円台半ば。そのため日本〜ソウル便と、ソウル〜ローマ便を発券しても、トータルの価格としてはずっと安くなる計算です。

ソウル-ローマ便に日程を合わせて検索すると、東京からソウルは3万円前後が相場

 もちろん、日本〜ソウル便にマイルの特典航空券を使うといったテクを使えば、さらにトータルの出費は抑えられます。

 注意点としては、乗り換えが多くなるため旅程がハードになること。そして日本からソウルまでの便と、ソウルからローマまでの便を別々に購入しているため、フライトの遅延や欠航があった場合、乗り継ぎなどの保証がありません。もし、日本からソウルまでの便が欠航したり、遅延して乗り継げないと、すべてが返金なしでパーになってしまうことも。

 そのため、こういった旅程で航空券を購入する場合は、航空券購入時にキャンセル保証をつけたり、別途「航空機遅延費用等補償特約」などがついた海外旅行保険に加入しておいたほうが無難。全額は戻ってこないものの、ある程度の出費は抑えられます。

航空券購入に、キャンセル保証をつけられるケースも
航空機遅延費用等補償特約のある海外旅行保険にも入っておきましょう

 以上が、旅人が厳選するこの秋狙い目のオトクな渡航先情報でした。まだまだ円安と物価高で海外旅行へのハードルは高いですが、激安チケットを見つけ出して、海外旅行を楽しんでみてください!

※記事中の航空券等の価格は、原稿執筆時(8月27日)のものです。

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

  • 「旅人ITライターさとる」(IT系メイン)
  • 「さとる・たべる・あそぶ」(旅行・エンタメ系メイン)

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