折りたたみPixelのサイズや外観、持ち心地をチェック！ Galaxyとも比較！【Pixel 9 Pro Foldレビュー】

　グーグルPixelシリーズの折りたたみモデル「Pixel 9 Pro Fold」がついに発売されました！　価格は256GBモデルで25万7500円です（Googleストア版）。

「Pixel 9 Pro Fold」は横折りの折りたたみ機なのに、閉じたままでも使い勝手がいい！

　横幅がかなり広くて、タブレット感覚での使い方が魅力だった前モデルから比較すると、薄型化や縦横比に変更が加わるなど、大きく変化＆進化しています。まず本記事では、そのサイズ感や持ち心地など、ライバルと言えるGalaxy Z Fold6との比較も含めて見ていきます！

もちろん開いた状態では8型の大きな画面でコンテンツを楽しめます

「薄い！」「普通のスマホのように使える！」 新たなスタイルを採用した第2世代のPixel折りたたみ機

　Pixel 9 Pro Foldの第一印象は「薄い！」とともに、閉じた状態で「普通のスマホのように使える！」の2つがありました。

　まず「薄い！」という部分。開いた状態では5.1mm、閉じた状態では10.5mmに抑えられています。前モデルのPixel Foldは5.8mmと12.1mm、Galaxy Z Fold6は5.6mmと12.1mmだったので、差があると言えばありますし、実はそれほどでもないという見方もできるかもしれません。ただ、実機を手にすると、この薄さは明らかなんです！

閉じた状態ではもちろんピッタリ隙間無しです！

左がGalaxy Z Fold6で、右がPixel 9 Pro Fold。こうしてみると差があります

ちなみに薄い分、カメラの出っ張りはそれなりです

　特に閉じた状態で10.5mmというのは大きいです。横折りタイプのスマホは閉じたままで使う機会は結構多いので（混雑した電車の中でサッと使う場合は、必ずしも毎回開いて使わない）、この厚みは重要になるのです。

　閉じた状態での外側のディスプレーは20：9の6.3型有機EL（1080×2424、120Hz対応）で、実はPixel 9と同じ数字です。Galaxy Z Fold6も同じ6.3型ではあるのですが、22：9（968×2376）とかなり縦長だったり。Pixel 9 Pro FoldはSNSアプリでもブラウザーでも、より普通のスマホ感覚で使えるというわけです。

　なお、閉じた状態でのサイズは77.1×155.2×10.5mmと、横幅はさすがに大きい感じがしますが、ギリギリ片手では使えます（ただ、片手で使うという意味では、68.1×153.5×12.1mmのGalaxy Z Fold6が有利かもしれません）。

Galaxy Z Fold6は縦長画面ですが、横幅は68.1mmなので片手でも持ちやすいのは確かです

　なお、“普通のスマホ感覚で使える”と書きましたが、重量は257gで、厚みは10.5mm。閉じた状態での持ち心地は“普通のスマホと同じではない”という点は念を押しておく必要がありそうです。

開いた状態はほぼ正方形でわずかに縦長に より縦長なGalaxy Z Fold6とは違うスタイルの製品

　つづいては開いた状態です。158.7×139.7mmと横長で、よりタブレットっぽかったPixel Foldに対して、150.2×155.2mmとほぼ正方形でわずかに縦長とスタイルは大きく変化しています。一方、Galaxy Z Fold6は132.6×153.5mmなので、さらに縦長です。

正方形に近い縦横比になりました

　同じ横折り型の折りたたみ機と言っても、それぞれ異なるスタイルを採用していると言えそうですね。

真上から見ると、サイズ感の違いは明らかです。あと、Pixel 9 Pro Foldはパンチホールカメラなのが、やや気になる点!?