LIAN LIのケースに取り付け面倒なRGBファンをこれでもかと搭載したBTOPCがコチラ
ASCII.jp / 2024年10月3日 11時0分
デスクトップパソコンを“ただの箱”ではなく、部屋に設置するインテリアとして考えるユーザーは多い。部屋の雰囲気に合わせたり、LEDでゲームの高揚感を煽ったりと、PCケースが部屋のデザインとして重要な役割を担う場面も少なくない。
パソコンショップSEVENから発売されているゲーミングパソコン「ZEFT Z52LI」は、支柱がない、いわゆるピラーレスケースとなるLIAN LI製「LianLi O11D EVO RGB Black」を採用したモデルだ。では、ZEFT Z52LIはいったいどのようなPCなのか、詳しく見ていこう。
ZEFT Z52LI https://pc-seven.co.jp/spc/24688.html 価格(税別):41万9800円、価格(税込):46万1780円
ピラーレスケースを活かすパーツ構成 LEDのイルミネーションはかなり煌びやか
冒頭でも触れたように、ZEFT Z52LIはケースにLianLi O11D EVO RGB Blackを採用している。LianLi O11D EVO RGB Blackは、フロントパネルと左側面のサイドパネルが強化ガラス製で、両者の間、つまりフロントパネルの左側の支柱が用意されていない。
そのため、内部の視認性に優れている点が最大の特徴だ。ZEFT Z52LIは、その内部がよく見える点を活かし、右側面に3基、底面に3基、背面に1基の計7基のケースファンを装備。ラジエーターに装着された3基のファンを含めると、その総数は10基にも上り、それらすべてがLEDにより点灯するのでかなり煌びやかなイルミネーションを実現する。
なお、LianLi O11D EVO RGB Blackの工場出荷時状態では、ケースファンは1基も備わっていないので、ZEFT Z52LIでは同社が独自にケースファンを追加している格好だ。
CPUには第14世代Coreプロセッサーの「Core i7-14700KF」を採用。i7-14700KFは、Pコアが8基、Eコアが12基の20コア28スレッドタイプのCPUで、Pコアの最大動作クロックは5.5GHzと、ゲーミング用途で高性能が期待できる。
それを冷却するCPUクーラーには、CoolerMasterの簡易水冷タイプの「MasterLiquid PL360 Flux」が装着されていた。ただし、パソコンショップSEVENによると、ZEFT Z52LIの基本構成では、CPUクーラーは「MasterLiquid 360L CORE ARGB」になるとのこと。どちらもラジエーターが360mmサイズで、十分な冷却効果が得られることは間違いない。
組み合わされるビデオカードは、基本構成ではGPUに「GeForce RTX 4070 Ti SUPER」を採用。ただし、試用機ではGPUは変わらないがASUSの「TUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X」を搭載。
動作クロック設定はリファレンスから変わらないが、GPUクーラーにはAxial-tech仕様のファンを3基搭載し、高い冷却効果と静音性の向上を両立している。ゲームによっては、さすがに4Kでは重荷になるかもしれないが、フルHDやWQHDであれば快適なゲームプレーが実現するだろう。
マザーボードは、グラフィックスカードと同じASUS製の「TUF GAMING Z790-PLUS WIFI」を採用しており、PCI Express(以下、PCIe)4.0に対応したM.2スロットを4基装備。また、有線LANは2.5GbEをサポートしているほか、2x2のWi-Fi 6Eに対応した無線LANやBluetooth 5.3も用意されており、ケーブルの引き回しに悩むことはないだろう。
さらに、背面にはUSB 3.2 Gen.2x2(Type-C)、USB 3.2 Gen.2(Type-C)、USB 3.2 Gen.2(Type-A)×2、USB 3.2 Gen.1(Type-A)×4の計8基のUSBが用意され、拡張性は申し分ない。ZEFT Z52LIでは、フロントパネルの底面側にUSB 3.2 Gen.2(Type-C)とUSB 3.2 Gen.1(Type-A)×2も装備され、使い勝手は申し分ない。
メモリーはGskill製「Trident Z5 RGB DDR5」の16GBモジュールを2枚装着し、総容量は32GBを実現。このモジュールは、ヒートスプレッダにLEDが搭載され、かなり派手に光る様は印象的だ。
また、ZEFT Z52LIでは電源ケーブルをLian Liの「Strimer Plus V2 マザーボード電源用 RGBケーブル」に、PCIe補助電源ケーブルを「Strimer Plus V2 グラボ補助電源用 RGBケーブル」にそれぞれ乾燥している点はユニーク。
なお、ケースやケースファン、それにCPUクーラー、マザーボード、グラフィックスカード、メモリモジュール、そしてこれらのケーブルのLEDは、すべてマザーボードの設定アプリケーション「Armoury Crate」で一括制御が可能だ。
ストレージは、Western DigitalのM.2 SSDである「WD_BLACK SN850X」の2TBモデルを搭載。このSSDは、PCIe 4.0にも対応しており、ゲーミング用途で容量と速度どもに申し分ない。また、電源ユニットはCORSAIR製「RM850e ATX 3.0」で、定格出力850Wとこのクラスでは十分なものが用意されている。
価格は今回の構成で46万1780円 基本パーツをASUS製でまとめている点も注目
以上のように、ZEFT Z52LIはハイミドルレンジに向けた仕様で、フルHDやWQHDで快適にゲームプレーが実現できるモデルだ。価格は基本構成で税込み41万9800円、今回の構成で46万1780円と、決して安価ではないものの、根幹の基本パーツをASUS製でまとめているあたりを考慮すると、お買い得感は十分高いといっていい。
では、ZEFT Z52LIはどの程度のゲーミングパフォーマンスを備えているのか、別記事で確かめてみたい。
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