4K最高画質の「黒神話:悟空」が100fps、“ゼンゼロ”は280fps! Ryzen 9 9950XとGeForce RTX 4090搭載「G-Tune FG-A9G90」は最強のゲーミングPC!?
ASCII.jp / 2024年10月29日 12時0分
現行の最高レベルの組み合わせ! Ryzen 9 9950X、GeForce RTX 4090(24GB)を搭載!
コアアーキテクチャがZen 5に進化し登場したAMD Ryzen 9000シリーズに合わせ、マウスコンピューターが新たなPCラインナップを発表した。今回は、そのなかでもAMD Ryzen 9 9950Xに加えてNIVIDA GeForce RTX 4090(24GB)を搭載したフラグシップモデル「G-Tune FG-A9G90」を紹介しよう。CPUやGPUは最新かつ最上位で揃えた、最強のPCがほしい人に向けたスペック構成となっているのだ。
4K解像度と最高画質に設定したゲームで、フレームレートが余裕の60fps超え
現在、マウスコンピューターのG-Tuneブランドには3つの筐体サイズがラインナップされている。G-Tune FG-A9G90はそのなかでもっとも大きなフルタワー筐体を採用したモデルだ。フルタワー筐体は最上位CPU、最上位ビデオカードを搭載できる大きなサイズが魅力。拡張性に優れるだけでなく、最高クラスのCPUや長いサイズビデオカードを冷却可能な強力なCPUクーラーやラジエーターも余裕を持って搭載できるからだ。
G-Tune FG-A9G90は、CPUがRyzen 9 9950X、ビデオカードがGeForce RTX 4090という現在最強のCPU&GPUを組み合わせている。Ryzen 9 9950Xのスペックは16コア/32スレッドとなっており、搭載するコア数、また同時処理できるスレッド数がRyzenシリーズで最多となっている。
GeForce RTX 4090はリリースから2年ほど経過しているものの、今なおコンシューマー向けGPUの最上位に君臨している。自作PCでも同じCPUとGPU構成で組めるものの、相性問題をクリアしたDDR5メモリー、冷却性能の高いCPUクーラー、高出力の電源ユニット、それらを収めるPCケースなどパーツ選択の難易度は高い。そんな課題解決を一切任せられる。
G-Tune FG-A9G90は現行のゲーミングPCで最高クラスのプレイ体験が味わえる。ゲームに強いCPUというとRyzen 7 7800X3Dが知られているが、Ryzen 9 9950Xも高い性能を期待できる。そこで複数のゲームタイトルでフレームレートを計測した。
今回の計測では、すべてのゲームにおいて、4K(3840×2160ドット)解像度、フルスクリーン、最高画質に設定した。ただし、「ゼンレスゾーンゼロ」と「鳴潮」についてはボーダーレスウィンドウ(仮想フルスクリーン)で計測しており、鳴潮はフレームレート上限が120fpsとなっている。
●今回計測したゲーム
- 「黒神話:悟空 ベンチマークツール」
- 「サイバーパンク2077」
- 「スター・ウォーズ 無法者たち」
- 「ゼンレスゾーンゼロ」(ボーダーレスウィンドウ/仮想フルスクリーンで計測)
- 「鳴潮」(ボーダーレスウィンドウ/仮想フルスクリーンで計測。フレームレート上限が120fps)
- 「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークソフト」
結論から言うと、G-Tune FG-A9G90は高性能CPU&GPUを搭載しているため、どのタイトルでも60fpsを余裕で超えた。今回得られた結果なら、高フレームレート&ゲーミングディスプレーによるガチなプレイを楽しめるだろう。なお、60fpsを安定して出すという点では最小FPS(Min. FPS)や1パーセンタイル(P1 FPS)にも注目してほしい。
「黒神話:悟空」(Black Myth: Wukong) 「サイバーパンク2077」 「スター・ウォーズ 無法者たち」 「ゼンレスゾーンゼロ」 「鳴潮」 「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークソフト」(スコア) 「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークソフト」(フレームレート)ダーククロム強化ガラス採用で赤いラインが目をひく前面デザイン
G-Tune FG-A9G90の筐体サイズは幅220×奥行490×高さ501mm(突起部含む)。フルタワーという位置づけだが、数値的には一般的なミドルタワーよりも奥行きと高さが数cm長い程度だ。
前面パネルには熱処理で耐圧強度を高めたダーククロム強化ガラスを採用しており、赤いラインの組み合わせがゲーミングPCらしさを感じさせる。その一方で、全体的にフラットな形状デザインのため落ち着いた印象。フロントインターフェースには電源ボタンと電源/ストレージアクセスのLED、USB 3.0(5Gbps) Type-A×2、USB 2.0 Type-A×2、マイク入力端子、ヘッドホン出力端子がある。前面には抜き差しが多いUSB機器をつなぐといいだろう。背面には、DisplayPort×2、HDMI×2、USB 3.1(10Gbps) Type-C×1、USB 3.1(10Gbps) Type-A×3、USB 3.0(5Gbps) Type-A×4、USB 2.0 Type-A×2などを搭載している。
天板部は完全にフラットで、ゲームパッドなどの一時的な置き場としても使える。通気口がないので、必ずしも直上に広い空間が必要ということはない。
側面パネルは、上部のネジふたつを外せば下辺を軸に開けられるため、メンテナンス性は高い。またネジは脱落防止仕様のため紛失のおそれがない点もありがたい。
大きなPCパーツを搭載しても余裕のある内部スペースがうれしい
G-Tune FG-A9G90のケース内部は、大きなPCパーツを搭載してもなおスペースの余裕がある点がうれしい。たとえば、長さ32cmものGeForce RTX 4090ビデオカードを搭載しても筐体前面側とビデオカードとの間に13cm程度の空きがある。この空間がないと筐体内のエアフローをさえぎってしまうため、重要なポイントだ。またビデオカードにはサポートステイが装着されており、重量によるたわみ、たわみによる動作不良の発生を抑えている。
CPUの冷却には36cmクラスの簡易水冷CPUクーラーを採用している。またラジエーターはケース天板部に設置されており、右側方向への排気となっている。そのほか後部に排気ファン1基を備えている。ラジエーターで3基、ケースファン1基、電源ファン1基がすべて排気という負圧設計はユニークといえるだろう。吸気は底面からしており、フィルターを備えている。
そのほか細部の注目点とスペックを紹介しよう。メモリーはDDR5-5600で容量64GB(32GB×2枚)と、一般的なゲーミングPCの標準構成よりもリッチだ。DDR5-3600としての動作になるものの、128GB(32GB×4枚)のオプションも用意されている。
ストレージは容量2TBのNVMe Gen4×4 M.2 SSDで、ビデオカード用拡張スロットとCPUソケットの中間にヒートシンク付きで設置されている。G-Tune FG-A9G90の購入選択画面では、4TBモデルや2基目のSSDの搭載なども選択できる。
動作音は大き目なものの、この構成のゲーミングPCなら妥当なところだろう。通気口がある背面や両側面方向に音が抜けやすく、通気口のない前面と天板方向は音がやわらぐ傾向にある。この点から、少しでも静かに使いたい場合は机の下に床置きするといい。
負荷はTime Spyの約3倍、「3DMark」の4Kゲーミング向けテストSteel Nomadの数値が9126ポイント
ここでは、性能比較で用いられるベンチマークを使って、G-Tune FG-A9G90の実力を見ていこう。
「CINEBENCH R23」は、3Dレンダリングを行ないCPUの演算性能を計測するもベンチマークだ。Single CoreはCPUの1コアあたりの性能(シングルスレッド性能)を測るもので、この数値が高いほど軽快な動作を体感しやすい。Multi CoreはCPUの全コアの性能(マルチスレッド性能)を計測するもので、CPUの最大性能を見る目安となる。
実行結果を見るとMulti Coreの数値は4万1000ポイント超え、Single Coreの数値は2000ポイントを超えている。マルチスレッド性能、シングルスレッド性能とも非常に高く、CPU処理について不満が出ることはそうそうないだろう。
「3DMark」は3Dグラフィックス性能のスタンダードといえる指標だ。レイトレーシングを除いた、4K解像度(3840×2160ドット)のDirectX 12系テスト「Steel Nomad」も9126ポイントとかなりの高スコアだ。Steel Nomadは、レイトレーシングを使用しない4Kゲーミングを想定したもので、Time Spyの約3倍、フルHD(1920×1080ドット)解像度のDirectX 11系テスト「Fire Strike」の約7倍の負荷がかかるとされ、最も現状に沿った4Kゲーミングの指標になると見なされている。また、WQHD(2560×1440ドット)解像度のDirectX 12系テスト「Time Spy」では2万3000ポイントを超えている。
「VRMark」は、VRヘッドマウントディスプレー(VRHMD)使用時の快適さを計測できるベンチマークで、「Orange Room」「Cyan Room」「Blue Room」の3種類のテストが用意されている。「Orange Room」は、HTC ViveおよびOculus Riftの動作条件を満たしているか計測するDirectX 11系テストで、解像度の設定は2264×1348ドット(片目あたり1132×1348ドット)となっている。「Cyan Room」はDirectX 12系テストで、解像度設定はOrange Roomと同じだ。「Blue Room」はハイエンドVRHMDを想定したテストで、なんと解像度は5K(5120×2880ドット。片目あたり2560×2880ドット)だ。
G-Tune FG-A9G90のスコアは十分に高いもので、デスクトップPCで計測する際に“ターゲット”としているフレームレート(109fps)の2~4倍近い数値となっていた。
G-Tune FG-A9G90はゲーミングPCだけあって性能が高く、ホームユース、ビジネス、コンテンツ制作といった各用途で利用しても快適だ。そこで定番ベンチーマークの「PCMark 10」でも計測してみた。
アプリ起動やWebブラウザーの快適さを示す「Essentials」、オフィスアプリ利用時の性能を示す「Productivity」は1万台前半の高スコアとなったうえ、コンテンツ制作に関するパフォーマンスをチェックする「Digital Content Creation」がとくに高スコアな結果となった。CPU、GPUとも高性能なので、写真補正や動画編集はもちろん、3D/CADやデータの可視化といったさまざまな用途で大いに役立つことが分かる。
また、SSDの転送速度についてもチェックしてみた。標準構成のSSDはシーケンシャルリードで5GB/sクラスのいわばメインストリームクラスのSSDだ。3DMarkのストレージベンチマーク(3DMark Storage Benchmark - Bandwidth)を見ると、実運用における転送速度の参考になるはずだ。全体的に不足はない転送速度といえるだろう。
参考程度になるが、最後に冷却性能の情報も触れておこう。まずCPUに負荷をかけるCINEBENCH R23のMulti Coreテストでは、10分間実行中のCPUの最大温度は最大93度だった。また、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを4K解像度および高品質設定で実行(約6分)した際はCPU温度が最大82度で、もっとも負荷がかかるGPU温度は最大71.9度だった。なお、チップセットやメモリー、SSD温度はおおむね60度以下だった。冷却性能については問題ない。動作音はやや大きめとなっていたものの、冷却性能とのトレードオフといえるだろう。
最強クラスのゲーミングPC「G-Tune FG-A9G90」は、マウスコンピューターの24時間365日無償電話サポートと3年間無償保証も魅力
G-Tune FG-A9G90のパフォーマンスは非常に高く、ゲーミングPCとして最強クラスだ。標準構成の価格は69万9800円となるものの、マウスコンピューターのノウハウによりハイエンドな構成のPCを安心して使えることも魅力といえる。24時間365日無償電話サポートと3年間無償保証により、トラブルが発生しても電話で問い合わせることができ、3年間無償保証により電話のみでは解決できない修理対応も可能だ。高価な製品だけに、即日修理にも対応する有料サポートも加入することもオススメしたい。
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