成績オール4みたいな優等生、ASUS Zenbook S14はCopilot+ PCの有力な選択肢
ASCII.jp / 2024年10月31日 23時59分
フラッグシップとしての総合力の高さ
ASUSを代表する、ノートパソコンといえば、やはり「Zenbook」シリーズが思い浮かびます。プレミアムラインであるからこそ、革新的なテクノロジーが盛り込まれ、ASUSのモノづくりの精神を垣間見ることができます。
ここで紹介する「ASUS Zenbook S 14 UX5406SA」も例外ではありません。
Zenbook S 14は、いま話題のインテルCore Ultraプロセッサー(シリーズ2)を搭載したCopilot+ PCです。AI性能もさることながら、薄型14型設計と美麗な3Kディスプレー、ミリタリーグレードの堅牢さも持ち合わせています。
[目次】この記事で書かれていること:
ASUS Zenbook S 14 UX5406SAの位置付け おすすめのユーザー層は?
製品のメリットデメリット
・製品を導入する3つのメリット 1)Core Ultraシリーズ2と高い冷却性能が実現した安定性 2)3K有機ELディスプレーと4つのスピーカーが生み出す没入感 3)タッチパッドとキーボードの打鍵感
・購入時に注意したい側面 4)大型タッチパッド化したけど、固めの操作感
まとめとパフォーマンスチェック
詳細スペック情報
ASUS Zenbook S 14 UX5406SAの位置付け おすすめのユーザー層は?
一番の特徴は性能の高さ、特に高いAI処理性能を持ちながら、携帯性やバッテリーの持ちも十分という点です。
フラッグシップモデルということもあり、話題となっている最新のインテルCore Ultraシリーズ2をいち早く搭載。Copilot+ PC専用機能はもちろん、筐体の素材やディスプレーの美しさ、バッテリー駆動時間などトータルしてかなり高性能なモデルになっています。
筐体の素材には強度が高く、摩耗にも強いASUS独自のセラルミナムを使用していることに加え、アメリカ国防省が制定したMIL規格準拠のテストにも通っており、長くつかえる設計です。セラルミナムの手触りと素材を活かしたスマイア グレーとスカンジナビアン ホワイトのカラーはフラッグシップならではの高級感となっています。
価格はインテルCore Ultra 5(シリーズ2)、メインメモリー16GB、512GB SSD、タッチパネル非搭載という構成からならば21万9800円から展開。最上位のインテルCore Ultra 7 (シリーズ2)、メインメモリー32GB、1TB SSD、タッチパネル搭載の構成だと29万9800円という価格設定となります。
最小構成だと21万9800円となるので、ノートPCの買い替えに迷っており、次はCopilot+ PCにしたいと考えているユーザーの有力な選択肢の1つになりそうなモデルといってもいいでしょう。
製品のメリットとデメリット
以下、ASUS Zenbook S 14 UX5406SAならではの特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)に触れます。
特徴1:Core Ultra シリーズ2と高い冷却性能で実現する安定性
最上位モデルはインテルCore Ultra 7 256Vを搭載。AI処理に使用するNPUは、47TOPSと優れたパフォーマンスを持っています。
高い生産性を発揮できるのはもちろん、テキストや画像の作成、高画質の写真やビデオの編集など重い作業でもサクサクとできます。
バッテリー性能の高さも持ち味です。72Whの高容量バッテリーを搭載しているため、バッテリー駆動時間はJEITA 3.0で約13.1時間(動画再生時)/約19.7時間(アイドル時)、JEITA 2.0で約23.3時間(充電時間は約2.2時間)とうたっています。
一日の労働時間はだいたいが8時間~9時間程度ですので、これだけもてば十分といえます。
デュアルファン/超薄型ベーパーチャンバー/幾何学的なグリルデザインを採用することで、高負荷な作業でも高い冷却性と静音性を実現。ビジネスやクリエイティブ面まであらゆるタスクに対応できるモデルとなっているでしょう。
特徴2:3K有機ELディスプレーと4つのスピーカーが生み出す没入感
ディスプレーには3K(2880×1800)の有機EL HDR挟額ベゼルを採用。さらに従来の有機ELからよりビジュアルクオリティーを高めた「ASUS Lumina OLED」に対応します。
色域は100% DCI-P3(133% sRGB)Delta E < 12、最大120Hzのリフレッシュレート、最大輝度600nit、ブルーライトを70%カットした目に優しい設計など、高いビジュアルパフォーマンスとクオリティーを提供しています。
また4つのスピーカーオーディオシステムからの豊かでパワフルなサウンドも備えているため、14型でありながら高い没入感も得られるとしています。
特徴3:タッチパッドとキーボードの打鍵感
ASUS Zenbook S 14はタッチパッドを大きく確保し、操作性を向上。ディスプレーと同じアスペクト比で設計されているため、直感的な操作が可能になっています。マウスを忘れても、操作がしやすいのはノートPCユーザーにとってはプラスのポイントでしょう。
キーボードについては、デスクトップ用キーボードと同じ19.05mmのフルサイズキーピッチを採用。打鍵感についてもキーボードの最も自然な感触を実現するために人間工学に基づいた設計をしており、打ちやすいクリック性を実現しています。
またキーボードはバックライトを備えていて暗い場所でも操作しやすくなっています。
購入時に注意したい側面
タッチパッドが大型化したけど、固めの操作感 大型タッチパッドで操作がしやすくなったのは間違いありませんが、若干タッチパッドのクリックが固めだという印象を受けました。
それとタッチパッドの隅で操作するスマートジェスチャーについても、使う機会は少ないかもしれません。ディスプレーの輝度やボリュームは、ショートカットキーでできるので、ダイレクトに操作した方が早い面もあります。
まとめ:Copilot+ PCモデルとして選択肢の1つとなる
最小構成で21万円台と、インテルCore 7 Ultra(シリーズ2)搭載ながらコスパのいいモデルとなっています。
薄型軽量で持ち運びもよし、ディスプレーも3K、スピーカー面でも低音の強化した厚みのある音で良質なサウンドとなっているので、質のいいビデオ会議ができます。
本体の薄さは11.9~12.9mm、重さも約1.2kgとなっているので、持ち運びもしやすく、移動の多いビジネスマンにも負担にならない設計となっています。
AI PCがこれから主流となっていく中で、やはりインテル搭載モデルがいいという人にはおすすめのモデルなのではないでしょうか。
パフォーマンスチェック (各画像のリンクをクリックすると、詳細記事が表示されます)
CINEBENCH 2024
3DMark
CrystalDiskMark
ASUS Zenbook S 14 UX5406SAのスペック
OS: Windows 11 Home 64 ※ASUSではビジネス用にWindows 11 Proを推奨
ディスプレー 画面サイズ:14.0型 画面解像度:2880×1800ドット 液晶パネル:IPS方式(sRGB比非公開)
本体サイズ・重量 310.3(W)×214.7(D)×11.9~12.9(H)mm 約1.2kg
基本性能 CPU:インテルCore Ultra 7 プロセッサー 256V インテルCore Ultra 5 プロセッサー 226V インテルCore Ultra 7 プロセッサー 258V メモリー:32GB(オンボード)または16GB(オンボード) SSD: 1TB(PCIe 4.0)または512GB(PCIe 4.0) GPU: 内蔵グラフィックス NPU: あり(最大47TOPS)
公称バッテリー駆動時間 約13.1時間 (動画再生時) /約19.7時間(アイドル時)JEITA 3.0測定基準 約23.3時間 JEITA 2.0測定基準
カメラ・オーディオ性能 207万画素赤外線 カメラ内蔵
サウンド・マイク機能 クアッドスピーカー内蔵(1W×2、0.8W×2) アレイマイク内蔵
入出力端子 USB:Thunderbolt 4 (Type-C/Power Delivery対応) ×2、USB3.2 (Type-A/Gen2) ×1 映像出力:HDMI×1、Type-C×2 スロット:microSDカードスロット(SDXC対応、USMII) 通信(有線):- 通信(無線):Wi-Fi 7 その他:アナログ音声入出力(マイク入力兼用)
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