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間違いなく映えるLian LiピラーレスのBTOPC、RTX 4070 Ti SUPERで最新ゲームを遊び倒そう

ASCII.jp / 2024年10月29日 11時0分

「ZEFT Z52LI」

 パソコンショップSEVENのゲーミングパソコン「ZEFT Z52LI」(関連記事)は、LIAN LIのピラーレスケース「LianLi O11D EVO RGB Black」を採用した外観がユニークなモデルだ。では、ZEFT Z52LIの実力はどの程度なのだろうか。外観に見合ったゲームパフォーマンスを備えているのどうか、実際にテストを行い、確かめてみたい。

試用機は、標準構成に加え、電源やビデオカードのケーブルにLIAN LIのRBGケーブルを採用している

ZEFT Z52LI https://pc-seven.co.jp/spc/24688.html 価格(税別):41万9800円、価格(税込):46万1780円

FPSもMMORPGもガッツリプレイ可能! 最新タイトルも快適に遊べる高性能な1台

 まずは、定番の3Dベンチマークツール「3DMark」(Version 2.29.8294)の総合スコアーから見ていこう。もはや比較的負荷が軽めになってしまった「Fire Strike」では、ZEFT Z52LIはテスト解像度が4KとなるFire Strike Ultraでも1万を大きく上回り優秀な結果を残している。

「3DMark」(Version 2.29.8294)の結果

 DirectX 12のテスト「Time Spy」でも同様で、Time Spy Extremeでも1万を超えて見せている点は立派。もう1つのDirectX 12のテストの「Speed Way」では、負荷が大きくなるため、さすがにスコアーは低下するものの、それでも6000台のスコアーを発揮している点は評価してよいだろう。

 では、実際のゲームではどうなのか、「Apex Legends」のテストに移ろう。ここではオプションから描画負荷が最大となるように設定したうえでゲームをプレーし、その間のフレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得している。

「Apex Legends」のフレームレート計測結果

 Apex Legendsは、ゲームの仕様上、フレームレートの上限が300fpsになっているのだが、ZEFT Z52LIは1920×1080ドットでほぼ300fpsに張り付いた状態となった。3840×2160ドットでも、最小フレームレートが200fpsに迫る勢いを見せており、コアなゲーマーも満足できるパフォーマンスをたたき出しているといっていい。

 続いて描画負荷が大きめな「Call of Duty: Modern Warfare III」の結果に移ろう。ここでは、極限プリセットを適用したうえで、DLSSを有効にし、フレーム生成も使用するように設定。そのうえで、ゲームに用意されているベンチマークモードを実行している。

「Call of Duty: Modern Warfare III」のベンチマークの結果

 その結果だが、ZEFT Z52LIはさすがに3840×2160ドットになると、1パーセンタイルフレームレートが60fpsを割ってしまうものの、1920×1080ドットであれば常時130fps以上のフレームレートを発揮。2560×1440ドットでも1パーセンタイルフレームレートは100fps弱と高い結果を残しており、ゲームの快適性に問題はなさそうだ。

 なお、最新作となる「Call of Duty: Black Ops 6」の推奨スペックは、Call of Duty: Modern Warfare IIIとほぼ同じなので、これくらいのスコアーがあれば、最新作でも快適にプレイできるだろう。

 さらに「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」では、最高品質に指定してベンチマークを実行している。スクウェア・エニックスが示す指標では、スコアーが1万5000以上で最高評価とされているが、ZEFT Z52LIはやはり3840×2160ドットではその最高評価に届いていない。

「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」の結果
計測時のフレームレート

 しかし、2560×1440ドットではスコアーは2万を超え、1920×1080ドットに至っては3万に届こうとしている点は称賛に値する。ZEFT Z52LIは2560×1440ドット以下の解像度であれば、ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーを快適にプレーできるのは間違いない。

 では、ゲーム以外のパフォーマンスも確認しておこう。まずは、システム全体の性能を推し量ることができる「PCMark 10」からだが、ZEFT Z52LIの総合スコアーは1万弱とかなり高め。

「PCMark 10」の結果

 スコアーの詳細を見てみると、Digital Content Creationが1万8000ほどと非常に高く、ZEFT Z52LIは動画編集や写真のレタッチといったコンテンツ制作の用途で高性能が期待できるというわけだ。また、Webブラウジングやアプリケーションの起動といった基本性能を見るEssentialsや、オフィスアプリケーションの性能を知るProductivityも、ともに1万を超えており、ZEFT Z52LIはさまざまな分野で活躍しそうだ。

 最後に、「CrystalDiskMark」(Version 8.0.5)でストレージの性能を確認しておこう。ZEFT Z52LIは、SSDにWestern Digitalの「SN850X」を搭載しているが、公称値ではシーケンシャルアクセスはリードが最大7300MB/s、ライトが最大6600MB/sとなっている。

「CrystalDiskMark」(Version 8.0.5)の結果

 テスト結果では、リードが公称値を若干下回っているものの、ライトは公称値どおりとなっており、高速性能が期待できる。ランダムアクセスもリードが最大1000MB/s、ライトが最大800MB/sと高く、実際にゲームの起動やデータのロードなどで待ち時間にストレスを感じることはまったくなかった。

ハイミドル向けとして十分な性能 デザインと性能の両立を果たした1台

他人とは異なった外観のパソコンなので、所有欲も満たされるのではないだろうか

 以上のように、ZEFT Z52LIはハイミドルレンジ向けとして十分なポテンシャルを備えている。4Kは最高設定だとちょっと厳しい場面があるものの、WQHD以下の解像度であればほとんどのゲームが快適にプレーできるパフォーマンスを備えている。

 LIAN LIのLianLi O11D EVO RGB Blackを採用し、価格は基本構成で税込み46万1780円、ビデオカードや電源・ビデオカード用ケーブルを変更した今回の構成で51万3040円。少し他人とは異なった外観のパソコンで、なおかつ高いゲーミング性能を求めるのであれば、このZEFT Z52LIは、有力な選択肢の1つといっていい。

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