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メインマシンにも使える! 1kgアンダーで最新「Core Ultra 7」搭載の14型モバイルノートをレビュー!

ASCII.jp / 2024年11月6日 12時0分

約946gの軽量筐体&アイドル時約19時間のバッテリー駆動時間に注目!

 マウスコンピューターの「MousePro G4」シリーズは、軽量と長時間駆動を特徴とするモバイルPCを取り揃えたシリーズだ。なかでも14型の「MousePro G4-I7U01BK-E」は、最新CPUの「インテル Core Ultra 7 258V」を採用しつつ、重量が約946g、バッテリー駆動時間は動画再生時:約6.0時間、アイドル時:約19.0時間(JEITA 3.0)というスグレモノとなっている。そこで今回は、MousePro G4-I7U01BK-Eの特徴や実力を紹介するのだ!

マウスコンピューターの14型ノート「MousePro G4-I7U01BK-E」。重量約946g、駆動時間は動画再生時:約6.0時間、アイドル時:約19.0時間(JEITA 3.0)だ

最新CPUの「Core Ultra 7 258V」を採用し、11月下旬から無償アップデートによるCopilot+PC対応を予定

 MousePro G4-I7U01BK-Eが搭載するCPUは、「Core Ultra 200V」(コードネーム:Lunar Lake)シリーズのうち上位モデルにあたる「Core Ultra 7 258V」。

 Core Ultra(シリーズ2)には、「Core Ultra 200S」(コードネーム:Arrow Lake)シリーズを含むデスクトップ向け「Core Ultra デスクトップ・プロセッサー(シリーズ 2)」、「Core Ultra 200V」シリーズを含むノートPC向け「Core Ultra モバイル・プロセッサー(シリーズ 2)」がある。

 このうち「Core Ultra 200V」シリーズは、処理性能重視の「Pコア」(パフォーマンスコア)4基と電力効率重視の「Eコア」(高効率コア)4基の合計8基からなるCPUコア、また内蔵GPUとして「Xe2」アーキテクチャー最新世代の「Intel Arc GPU」を備えており、「Core Ultra(シリーズ1)」(コードネーム:Meteor Lake)よりも処理能力が格段に向上した。

 さらに、AI処理に特化したNPU(Neural Processing Unit)として「Intel AI Boost」を内蔵しており、前世代のNPUと比べると最大で4倍近い性能を実現している。G4-I7U01BK-Eで採用されているCore Ultra 7 258Vの場合は、NPU単体性能が最大47TOPS(Tera Operation Per Second)にもなっており、高速かつ少ない消費電力でAI処理を実行可能だ。マイクロソフトが提唱する「Copilot+ PC」の対応条件に適合していること(NPU単体性能が40TOPS以上のNPU)から、11月下旬より、無償アップデートによるCopilot+ PC対応を予定しているという。

 このほかのMousePro G4-I7U01BK-Eのスペックは、メモリー容量32GB、ストレージは500GB NVMe M.2 SSD(PCIe 4.0 ×4)となっている。予算に余裕があるなら購入画面でストレージの容量を1TBにカスタマイズするといい。さまざまなデータを大量に取り扱いやすくなる。

SSDは1TBに増量しておくと安心

 また先に触れたように、MousePro G4-I7U01BK-Eはバッテリー駆動時間の長さも魅力となっており、スタンバイ中のシステム起動を防ぐ「Restrict Standby」に対応している点も注目してほしい。これにより、移動のためにスリープさせたはずがカバンの中でシステムが立ち上がってしまい、いざ使用するという時にはバッテリーがわずかしか残っていないといった問題を防いでくれる。自宅とオフィスや学校間の移動、出張先などに持ち歩くには最適なモバイルPCとなっている。

ビジネスからリビングまでなじむボディーデザイン、解像度1920×1200ドットの視認しやすい14型ディスプレー

 MousePro G4-I7U01BK-E全体のカラーはブラックで、ビジネスからリビングまでどんなシーンにもすんなりと馴染むすっきりとしたボディーデザインだ。

天板のほか、パームレスト部分から底面までマットな加工がなされているため、指紋のあとなど皮脂で汚れにくい

 14型液晶パネルの解像度は1920×1200ドットで、フルHD(1920×1080ドット)より縦方向に120ドットぶん広い。数値上はわずかな差なのだが、実際に使っているとウインドウサイズを大きく取れるため予想以上に快適だ。またノングレア加工のおかげで周囲の照明など光源が映り込みにくいため、画面の内容が見やすくありがたい。ベゼルは左右が実測で約5mm、上部が約8mmとかなりの狭額縁。ボディーのギリギリまで映像が楽しめるようになっていながら、上部には500万画素のWebカメラとマイクを搭載している。

ディスプレー上部には、Windows Helloによる顔認証に対応したカメラを搭載している

 このWebカメラはWindows Helloによる顔認証に対応しているため、瞬時かつ安全にログインできる。カフェなど周囲に人がいるなかでパスワードを直接入力すると盗み見られる危険性があるため、活用することをオススメしたい。

 なお、セキュリティー面では、PCの前に人がいるかどうかを検知して自動的にロックやスリープ解除を行なうHPD(Human Presence Detection)機能も見逃せないだろう。会社でMousePro G4-I7U01BK-Eを自分のデスクに置いたまま離席する場合、うっかりロックを忘れてしまい画面の内容が周囲の人から丸見えだったというトラブルを避けられる。

MousePro G4-I7U01BK-Eは、全体がフラットになる状態までディスプレーを開ける。複数人で画面を確認するといった際に便利だ

打鍵しやすい日本語キーボードを採用、しかもバックライト搭載で暗所でも使いやすい

 キーボードは日本語88キーで、キーピッチはほとんどの部分が約19.1mmと広いため打鍵しやすい。右側のエンターキー付近は少し狭めだが、押す頻度が高い中心部分がゆったりしているためタイプしていて楽だ。さらにキーストロークが約1.2mmなうえクリック感があるので、しっかりタイピングできる。

キーピッチはほとんどの部分が約19.1mmと広い。右側のキーが細めだが、カーソルキーは広く取られているためタッチタイピングでもミスしにくい
キーボードはバックライトを搭載。多少暗い場所でもキーを視認しやすい

 また、前述のとおりパームレスト部分はマット加工となっている一方、パッド部分は非常に滑りやすい素材を採用している。するすると指が動かせるため、マウスカーソルを操作しやすい。

最新のThunderbolt 4をはじめ、USB 3.1 Type-A/Type-Cを採用と充実のインターフェース

 MousePro G4-I7U01BK-Eはインターフェースも充実しており、左側面にはUSB 3.1 Type-C、USB Thunderbolt 4、USB 3.1 Type-A、HDMI端子を揃えている。USB 3.1 Type-CとThunderbolt 4は、電源端子としても使用可能だ。また右側面には、USB 3.0 Type-A、microSDカードスロット、4極ヘッドホン/ヘッドセット端子を装備している。

左側面。向かって左からUSB 3.1 Type-C、HDMI端子、Thunderbolt 4、USB 3.1 Type-A、を搭載している。USB 3.1 Type-CとThunderbolt 4は、電源端子としても使用できる
右側面。向かって左から4極ヘッドホン/ヘッドセット端子、USB 3.0 Type-A×1、microSDカードスロット、セキュリティロックホールだ。Type-Cに移行しつつあるとはいえ、USB Type-A端子が複数ほしい人にはうれしい仕様だろう

 MousePro G4-I7U01BK-Eには、USB 3.1 Type-CとThunderbolt 4といったType-C形状の端子に接続できる「65W USB PD充電器」が付属している。サイズは非常にコンパクトで、カバンに入れて持ち運びやすい。

付属の「65W USB PD充電器」は非常にコンパクトで、MousePro G4-I7U01BK-Eとともにカバンに入れて持ち運びやすい

 「65W USB PD充電器」とは別に持ち運び用の充電器がほしい人は、購入選択時に「ノートオプション」から追加購入できるので、チェックするといいだろう。

重量が約215gのタイプ、また「USB PD 100W対応AC充電器」(重量:ケーブル込約290g)を選択して追加購入できる

「PCMark 10」ベンチ結果はメインマシンにバッチリの高スコア、“黄金のレガシー”も画質「高品質(デスクトップPC)」で遊べる!?

 ここでは、PCの総合的な性能を計測する「PCMark 10」を使ってMousePro G4-I7U01BK-Eをチェックした。

 アプリ起動やブラウザーの処理速度を示す「Essentials」は「9631」と高い数値のうえ、オフィス系アプリケーションの処理速度を示す「Productivity」も「10755」と1万超えとなっており、メインマシンとして使えることがわかる。画像処理や動画編集の処理能力を示す「Dital Content Creation」は「8533」とモバイルPCとしては高い数値となっており、総合スコアも「6880」と高スコアだ。文書作成などのオフィスワークをはじめ、簡易的な画像編集といった作業も快適にこなせるだろう。

PCMark 10のスコア

 CGレンダリング速度からCPU性能を測定する「Cinebench 2024」では、CPUの1コアあたりの性能(シングルスレッド性能)を測る「Single Core」では「119pts」、CPUの全コアの性能(マルチスレッド性能)を計測する「Multi Core」は「396pts」となった。

Cinebench 2024のスコア

 ストレージベンチマークの定番「CrystalDiskMark 8.0.5」で計測したところ、シーケンシャルリードでは「約3442MB/s」、シーケンシャルライトでは「約2567MB/s」と高速な結果となった。NVMe対応M.2 SSDとして標準的で、ファイルの読み書き、コピーや移動といった操作でもたつくことはほぼないはずだ。

CrystalDiskMark 8.0.5の結果

 また、CPU内蔵GPU「インテル Arc 140V」の性能を見るため、3Dグラフィック性能を計測できる「3DMark」でもテストした。解像度フルHD(1920×1080ドット)のCPU内蔵GPU向けDirectX 12系テスト「Night Raid」ではスコアが「25221」という結果になった。一方、WQHD(2560×1440ドット)解像度のDirectX 12系テスト「Time Spy」ではスコアが「3504」となっており、ヘビーなタイトルでなければ3Dゲームも遊べそうだ。

「Night Raid」ではスコアが「25221」という結果。解像度フルHD(1920×1080ドット)のCPU内蔵GPU向けDirectX 12系テストだ
WQHD(2560×1440ドット)解像度のDirectX 12系テスト「Time Spy」は、「3504」というスコアになった

 また、実際のゲームを利用した際の処理能力をチェックするため、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」でも計測した。その設定は、画面解像度「1280×720」、画質「標準品質(ノートPC)」、表示方法「ウインドウモード」ともっとも負荷が低いもので、結果はスコアが「9724」で「快適」となった。そこで、解像度「1920×1200」、画質「高品質(デスクトップPC)」、表示方法「フルスクリーンモード」でベンチマークをとったところ、結果はスコア「5169」で評価「普通」となった。画質を最上位の「最高品質」に設定した場合はスコア「3511」、評価「設定変更を推奨」という結果だったが、モバイルノートながら高めの画質で遊べることが分かった。

解像度「1920×1200」、画質「高品質(デスクトップPC)」、表示方法「フルスクリーンモード」でベンチマークをとったところ、結果はスコア「5169」で評価「普通」となった

毎日持ち歩く予定なら、有償サービスの「破損盗難保証サービス」も検討しよう

 マウスコンピューターは、標準で3年の無償センドバック保証を用意しているうえ、メール/チャット/電話を利用できる24時間365日無償サポートも魅力だ。製品購入から1ヵ月間以内に動作不良が発生した場合、初期不良対応を行ってくれる。

 ただ、MousePro G4-I7U01BK-Eを毎日持ち歩く予定なら、有償サービスの「破損盗難保証サービス」も検討するようオススメしたい。保証期間内であれば保証上限金額を超過しない限り回数制限なしで修理を依頼できるほか、火災・落雷による損傷、盗難の被害(所轄警察署への盗難届の提出などが必要)に対してある程度の金額を補償してくれるからだ。

破損盗難保証サービスでは、支払った金額によって限度額が変わる

MousePro G4-I7U01BK-Eはメインマシンとして利用しやすく、1kgアンダーのモバイルPCが必要な人にもオススメ

 MousePro G4-I7U01BK-Eは、Core Ultra 7 258V採用などさまざまな作業を快適にこなせるスペックが魅力で、メインマシンとして利用しやすい。重量約946gと軽いため持ち運びやすく、バッテリー駆動時間も動画再生時:約6.0時間、アイドル時:約19.0時間(JEITA 3.0)と長いため、外出先でも安心して作業できる。MousePro G4-I7U01BK-Eは、外出の多いビジネスパーソン、学校の授業に使うPCを検討している学生まで、幅広いユーザーにオススメしやすいモバイルPCなのだ。

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