キヤノンがフルサイズカメラ「EOS R」用新レンズを4本発表で触ってきた!!
ASCII.jp / 2024年10月31日 7時0分
キヤノンは10月30日に「EOS R」システム用の新レンズ4機種を発表した。
大口径単焦点Lレンズ「RF24mm F1.4 L VCM」と「RF50mm F1.4 L VCM」、大口径望遠ズームの「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」、「EOS VR SYSTEM」の3D撮影用レンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」で、価格はすべてオープンだが、直販予定価格と発売予定は以下の通り。
「RF24mm F1.4 L VCM」 25万3000円:24年12月下旬
「RF50mm F1.4 L VCM」 23万6500円:24年12月下旬
「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」 49万5000円:24年11月下旬
「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」 7万7000円:24年11月中旬
開放F1.4で大きく美しいボケ味を実現 大口径単焦点Lレンズ 「RF24mm F1.4 L VCM」 「RF50mm F1.4 L VCM」
高性能で機動性に優れた撮影機材のニーズの高まりに対し、「RF35mm F1.4 L VCM」(24年7月発売)に続き、静止画撮影はもちろん、本格的な映像制作にも貢献する開放F1.4の単焦点レンズシリーズの拡充で、24mmと50mmを発売する。
「非球面レンズ」や「UDレンズ」を効果的に配置した光学設計や、特殊コーティング技術「ASC(Air Sphere Coating)」、「SWC(Subwavelength Structure Coating)」の採用により、画質劣化の原因となる諸収差とフレア・ゴーストを低減し、画面全域で高画質を達成している。
質量の大きいフォーカスレンズユニットの駆動に適した「VCM(ボイスコイルモーター)」と「ナノUSM(超音波モーター)」を組み合わせた「電子式フローティングフォーカス制御」により、優れたフォーカシングを実現。EOS R シリーズのデュアルピクセルCMOS AFとのコンビネーションにより、高速・高精度なAFに加え、動画撮影時には静かで滑らかなピント合わせが可能だ。
また、動画撮影時のフォーカス操作に伴い画角変動が生じる「フォーカスブリージング」を徹底的に抑制する光学設計により、画角変化の少ない安定した構図での動画撮影を実現する。
24mmは質量515g、50mmは約580g、全長はいずれも99.3mmの小型・軽量設計を実現し、優れた機動性を発揮。また、「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」や「RF35mm F1.4 L VCM」と同様にアイリスリング(絞りリング)を搭載し、主に動画撮影中の絞りのマニュアルコントロールが可能となっている。
「RF24mm F1.4 L VCM」 画角(水平・垂直・対角線):74°・53°・84° レンズ構成:11群15枚 絞り羽根枚数:11枚 最小絞り:16 最短撮影距離:0.24m 最大撮影倍率:0.17倍 フィルター径:Φ67mm 最大径×長さ:約Φ76.5×99.3mm 質量:約515g
「RF50mm F1.4 L VCM」 画角(水平・垂直・対角線):40°・27°・46° レンズ構成:11群14枚 絞り羽根枚数:11枚 最小絞り:16 最短撮影距離:0.4m 最大撮影倍率:0.15倍 フィルター径:Φ67mm 最大径×長さ:約Φ76.5×99.3mm 質量:約580g
白ボディと黒ボディを選べる 大口径望遠ズームレンズ 「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」
全長固定ズームとズーム全域でのエクステンダー対応を実現した大口径望遠ズームレンズ。スポーツやポートレートなど幅広いシーンでの静止画撮影に加え、アイリスリング(絞りリング)の搭載やパワーズームアダプター「PZ-E2」/「PZ-E2B」(24年3月発売)の対応により快適な動画撮影を実現する。
「非球面レンズ」3枚、「スーパーUDレンズ」2枚を含む15群18枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を低減することで、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」(19年11月発売)と同等以上の高画質を実現。
別売りのエクステンダーをズーム全域で使用でき、焦点距離400mmまで望遠域を拡張することが可能。さらに焦点距離200mm時、最短撮影距離0.68m、最大撮影倍率0.3 倍を実現し、近接撮影でも優れた描写性能を発揮する。
レンズ内光学式手ブレ補正機構により5.5段、ボディー内手ブレ補正機構を搭載しているEOS R シリーズのカメラとの組み合わせでは協調制御を実現し、「EOS R1」(24年11月発売予定)装着時には、中央7.5段、周辺7.0段の手ブレ補正効果を発揮する。
画角(水平・垂直・対角線):29°~10°・19°30'~7°・34°~12° レンズ構成:15群18枚 絞り羽根枚数:11枚 最小絞り:22 最短撮影距離:0.49m(70mm時)、0.68m(200mm時) 最大撮影倍率:0.2倍(70mm)、0.3倍(200mm時) フィルター径:Φ82mm 最大径×長さ:約Φ88.5mm×199mm 質量:ホワイト:約1115g、ブラック:約1110g(三脚座を含まず)
「Apple Vision Pro」の「空間ビデオ」にも対応 小型軽量で寄りも得意なステレオレンズ 「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」
ユニークな映像表現に挑戦したいクリエイターのニーズに対応した、3D 映像撮影が可能な「EOS VR SYSTEM」のRFレンズ。
2 つのレンズの間隔を「RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE」(24年6月発売)より狭い約11.8mmとすることで、被写体までの距離が50cm未満の近接撮影でも高画質な3D 映像を撮影することができる。料理やペーパークラフトなど手元で作業をするシーンや、ペットなど被写体に寄った撮影においても、質感や立体感を表現した映像を実現し、まるでそこにあるかのような3D映像を楽しむことができる。
「EOS VR SYSTEM」用のPC アプリ「EOS VR Utility」では、3D Theater形式での出力に加えて、180°VRフォーマット、360°VRフォーマット、「Apple Vision Pro」の「空間ビデオ」に対応したMV-HEVC フォーマットに変換可能。また、「Adobe Premiere Pro」専用プラグイン「EOS VR Plugin for Adobe Premiere Pro」では、180°VRフォーマットへの変換ができ、さまざまな視聴フォーマットに対応する。
画角(水平・垂直・対角線):63°・63°・63° レンズ構成:7群9枚 絞り羽根枚数:7枚 最小絞り:16 最短撮影距離:0.15m 最大撮影倍率:0.07倍 フィルター径:Φ58mm(前部) 最大径×長さ:約Φ69.2mm×41.5mm 質量:約131g
この記事に関連するニュース
-
キヤノン、ズームしても全長が変わらないF2.8望遠ズーム「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」
マイナビニュース / 2024年10月30日 21時45分
-
キヤノン、動画撮影に向く大口径単焦点レンズ「RF24mm F1.4 L VCM」「RF50mm F1.4 L VCM」
マイナビニュース / 2024年10月30日 21時30分
-
キヤノン、Apple Vision Proの空間ビデオに対応した3D撮影レンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」
マイナビニュース / 2024年10月30日 21時12分
-
大口径望遠ズームレンズ"RF70-200mm F2.8 L IS USM Z"を発売 全長固定ズームやエクステンダーなどの対応により本格的な静止画・動画撮影を実現
PR TIMES / 2024年10月30日 14時15分
-
大口径単焦点Lレンズ“RF24mm F1.4 L VCM”と“RF50mm F1.4 L VCM”を発売 開放F値1.4の単焦点Lレンズシリーズを拡充し静止画・動画の表現領域を拡大
PR TIMES / 2024年10月30日 14時15分
ランキング
-
1マイナ保険証、利用登録を解除すれば紙の“資格確認書”がもらえる
ASCII.jp / 2024年10月31日 12時0分
-
2FCNTが「らくらくスマートフォン」の新モデルを一挙3モデル発表 ドコモ向け/Y!mobile向け/MVNO向けを順次発売
ITmedia Mobile / 2024年10月31日 14時30分
-
3トイレ中に侵入してくる猫たちが話題!「構ってほしい?」と思いきや切ない結末
おたくま経済新聞 / 2024年10月31日 12時0分
-
4フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
ねとらぼ / 2024年10月30日 12時20分
-
5もはやカメラの「AQUOS R9 Pro」ほぼハイエンドの「AQUOS sense9」、シャープが新スマホ2機種を発表
&GP / 2024年10月30日 22時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください