海好きが感動する「ボホール島」に家族で行くべき5つの理由
ASCII.jp / 2024年11月6日 7時0分
7月、フィリピン観光省が主催するプレスツアーで、フィリピンのボホール島へ行ってきました。ボホール島は初訪問でしたが、行ってみるとほかではなかなか味わえない魅力満載で、是非家族旅行で行って欲しいと思えるポイントがいくつもあるエリアでした。
●ボホール島ってどんな島?
ボホール島はフィリピン中部ビサヤ諸島に位置し、島国フィリピンのなかでは10番目の大きさの島。ビーチリゾートとしてメジャーなセブ島の南部に位置しています。日本からのアクセスは、フィリピンの首都マニラにあるニノイ・アキノ国際空港を経由してボホール島の玄関口となるパングラオ国際空港へ飛行機で移動するのが一般的。またセブ島からも2時間ほどの高速フェリーが運航しています。
マニラのニノイ・アキノ国際空港やマクタン・セブ国際空港へは、フィリピン航空やセブパシフィック航空などフィリピン系の航空会社のほか、JALやANA、ZIPAIRといった日系航空会社、エアアジアやジェットスターといったLCCなど、複数のエアラインが日本各地から直行便を飛ばしています。そのため、選択肢も多く予算にあわせてスケジュールが建てやすく、さらに競争によって比較的航空券も安め。人数が多くなる家族旅行にはうれしいポイントです。
今回はフィリピン航空を使って移動しましたが、日本からマニラまでは5時間20分ほど。そのあと乗り継ぎを経て1時間半ほどのフライトでボホール島に到着とフライト時間も短めなので、子連れでも移動の負担は少なそうです。
●理由1 野生のウミガメが間近で見られる
ボホール島の魅力はなんといっても大自然で、野生の生物が見られること。ボホール島はビーチリゾートということで、シュノーケリングトリップで訪れた「バリカサグ海域保護区」で出会ったのは野生のウミガメ。海中を泳いでいるウミガメが間近で見れちゃいます。
実は小舟から見るだけのつもりで、水着を着ていなかったのですが、船のそばに顔を出したウミガメを見かけたら、いてもたってもいられず、海中へそのままドボンと入っちゃいました。もちろんウミガメに直接触ることはできませんが、そばで一緒に泳ぐことはできるので、なかなかに感動モノです。
●理由2 野生のイルカたちが群れでやってくる
バリカサグ海域保護区へ向かう途中では、イルカが見られるスポットにも停泊。一緒には泳げませんが、何匹ものイルカが群れをなして泳いでる姿が観察できます。
●理由3 シュノーケリングでイワシのトルネードが見られる
またボートではなく、岩礁からエントリーできる「Napaling Reef」では、イワシの魚群が作り出すトルネードがみられます。ここは足が着くエリアも広く、シュノーケリングマスクをつけて海中を覗けば、それだけで海物語なみの魚群が目の前を通っていきます。ウミガメもそうですが、海中に潜る必要はないので、泳ぎが達者ではない子どもでもラフジャケットをつけてじゅうぶん楽しめると思います。
●理由4 絶滅危惧種の小さくてかわいいメガネザルと出会える
陸上では、絶滅危惧種に指定されている世界最小のメガネザル「ターシャ」の見学ができます。ボホール島を中心に生息しており、「ターシャ&ワイルドライフサンクチュアリー」という施設で保護されています。
ターシャは手のひらサイズでめちゃくちゃ小さいんです。日常ではなかなか見つけられませんが、監視員が毎朝、施設内のターシャを探し出してくれるので、監視員の案内について行くと、ジャングルのなかに潜んでいるターシャを見られます。
ターシャは繊細な性格なので、触るのはもちろん大きな声やカメラのストロボも厳禁。ストレスを与えると、木から落ちて死んでしまうこともあるとのこと。静かに見るだけですが、撮影などもオーケーなので、絶滅危惧種をしっかりと観察できます。
●理由5 ホタルの群れが圧倒的、もはや感動しかない
ホタル鑑賞もボホール島の魅力のひとつ。日本では"ホタル鑑賞"と聞くと夏のシーズンだけで、しかも(自然環境の悪化などから)見ることができても数匹程度といった印象ですが、ボホール島のホタル鑑賞はそんなレベルではありません。
まずボホール島のホタル鑑賞に特定のシーズンはなく、1年を通して体験できます。またその数も多く、マングローブ林にホタルがたくさん集まり、クリスマスツリーのイルミネーションかと思うくらい飛び交っています。実はホタルをちゃんと見たのは初めてだったのですが、「こんなにもキレイなのか……!」と感動しました。
ボホール島の蛍はロボック川とアバタン川に生息していて、それぞれ現地ツアーとしてリバークルーズを催行しています。ディナー付きのクルーズもあるので、ホタルを見ながら優雅なディナーがオススメです。
このように、大人でも感動してしまうくらいの自然が、手軽に体験できるのがボホール島の魅力。海好きだけでなく、子供の自由研究の課題などにももってこいだと思うので、家族旅行を計画している人は、長期休みの旅先候補に、ボホール島を入れてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。
- 「旅人ITライターさとる」(IT系メイン)
- 「さとる・たべる・あそぶ」(旅行・エンタメ系メイン)
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