3つのおしゃオーラでメロメロ レノボの「Yoga Aura Edition」
ASCII.jp / 2024年11月15日 19時0分
コンシューマー向けPCのコンセプトとして「Smarter AI for All」を掲げているレノボ。学生から社会人、ファミリー向けなど、AIを使ってみたいというユーザーに対して、豊富なノートPCラインアップを用意しています。
「Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」(以下:Yoga Slim 7i Aura Edition)はレノボが展開しているモバイルノートPCのハイエンドシリーズですが、AI機能をふんだんに盛り込んだゴージャスなモデルで、Yogaシリーズのなかでも異彩を放つモデルとなっています。
というのも、本製品はレノボとインテルが共同開発した特別なモデルだからです。末尾につく「Aura Edition」とはインテルとの共同開発を示すと同時に、ハード・ソフトウェアともに最良のものを使い「高いユーザービリティーを提供できるモデルである」とレノボが保証する製品に付けている名称となっています。
[目次】この記事で書かれていること:
Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の位置付け おすすめのユーザー層は?
製品のメリットデメリット
・製品を導入する3つのメリット 1)Aura Editionだけの独自機能 2)ファミリー層にもおすすめな15.3型の大画面 3)約22時間のバッテリー超長持ち(同社調査)
・購入時に注意したい側面 4)重量は約1.53kg、画面サイズを考えれば軽量だが……
まとめとパフォーマンスチェック
詳細スペック情報
Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の位置付け おすすめのユーザー層は?
Yoga Slim 7i Aura Editionの価格は、プレミアムクラスのモバイルノートパソコンということもあり、実売価格は25万円以上となります。しかしながら、最新のインテルCore Ultraシリーズ2を搭載した機種としてはコスパに優れた機種です。
一方本モデルは、パソコンの使い方に慣れているユーザーだけでなくライトユーザーにもおすすめできる機能が満載です。パソコンを使いこなすためには、細かなOSやアプリの機能、設定の変更方法などを知る必要がありますが、わかりやすく便利な機能を使えるような配慮が多くなされているため、ノートPCの買い替えなどに迷っている人におすすめできる点がいくつもあります。
冒頭でAura Editionは高いユーザービリティーを提供できるモデルの証であると説明しましたが、例えば、5つのモードを簡単操作できる「Smart Modes」、シームレスなデータ共有を実現する「Smart Share」、オンラインサポートへつなげられる「Smart Care」などを用意しており、使いやすさという面ではかなり気合の入った仕上がりになっている印象です。
また15.3型の大画面なのは魅力の1つ。マルチタッチ対応120Hz駆動の2.8K(2880×1800)IPS液晶を備えているほか、サウンド面でも4つのステレオスピーカーを搭載しておりワンランク上の映像体験を楽しめます。バッテリー持ちも22時間とかなりいいので、自宅内で使うならACアダプター不要でどこでも使える印象です。
高性能なためクリエイターもつかっていけるほか、ビジネスとプライベートでも使っていけるハイスペックなモデルとなっています。
製品のメリットとデメリット
特徴1:Aura Editionだけの独自機能
昨今のノートPCはアプリ面では似たり寄ったりの機能となりがちですが、Yoga Slim 7i Aura Editionは、Aura Editionだけの独自機能が備えられています。
独自機能には、5つのモードを簡単操作できる「Smart Modes」、シームレスなデータ共有を実現する「Smart Share」、迅速にオンラインサポートへつなげられる「Smart Care」を搭載しています。
Smart Modesは、のぞき見防止やエコモードのオン/オフ、集中作業時のタイマー設定など、これまで煩雑になっていた各種機能を1つにまとめ、ユーザーにとって使いやすくしたものになっています。
たとえばSmart Modesの機能の1つ「シールドモード」は、ZOOMやmeetsでビデオ会議をするシーンで他人がPC画面をのぞきこむと画面をぼかしてくれるセキュリティー機能となっています。
そのほかにも、使用中の姿勢やPCとの距離感などを検知してアテンションを出してくれる「ウェルネスモード」、作業に集中したいときに通知を減らす「アテンションモード」などをワンタップで操作することができます。
Smart ShareはPCとスマホを事前にBluetooth接続しておけば、スマホの画像やデータなどをPCに接触させるだけで共有できる機能。iPhoneのAirDropに似た機能で、スマホを軽く接触させるだけでPCに画像やデータを共有できるので、有線でわざわざスマホをつなぐ手間なく、直感的に使えました。
Smart機能はキーボードのショートカットキーに割り振られ、すぐに起動できるのも便利。「どこにどの機能があるのか」「どうやってその機能を起動すればいいのか」というユーザーの悩みを、ショートカットキーに配置することで解決したというのが大きなポイントです。
特徴2:作業効率はもちろん、エンタメ度も重視した15.3型の大画面
15.3型と画面が大きいので作業効率が上がるのはもちろんのこと、2.8KIPS液晶(2880×1800)を搭載しているため、美しいグラフィックで映画などの動画視聴もできます。
キーボードもテンキーがない配置となっているので、広くゆとりをもって打つことができる印象。タッチパネルも搭載しているので、Copilot+ PC専用機能のコクリエイターや、今後登場予定のリコール機能を存分に使えます。個人的には図などを直感的に描いて操作できるタッチパネル機能が利用できるのが嬉しいポイントです。
カメラはFHD(1080p)画質。オーディオはドルビーアトモス対応の4つのステレオスピーカー(2W×2ツイーター、2W×2ウーファー)を搭載しています。映画視聴だけでなく在宅でウェブ会議をこなすビジネスマンにとってもメリットがあります。
デスクトップ環境まではいらないけど、せっかくノートPCを買うなら大画面がいいという層にはYoga Slim 7i Aura Editionは、満足度の高い仕上がりになっているはずです。
特徴3:20時間越えのバッテリー駆動時間も嬉しい
ノートPCをつかう上で避けて通れないのがバッテリー持ち。自宅での据え置き機として使う想定なら問題ありませんが、持ち運びをするなら気になるポイントですし、屋内でも電源ケーブルをつなぐ方法を意識せず、自由な場所で使えるのはメリットになるでしょう。
同社の検証では動画再生時に約13.7時間、アイドル時で約22.3時間の長時間バッテリー駆動を実現しています。
最新のインテルCore Ultraシリーズ2はAI演算に特化したNPUを内蔵しているため、AI処理の負担を抑え、その分省電力で稼働できるというメリットがあります。CPUとGPUとNPU、3つの役割があって、それぞれが最適なパフォーマンスをしてくれるから省電力を実現できるというわけです。
アスキーの別記事では本機種のバッテリーベンチマークをとっていますが「適応パワー・モード」(ハイパフォーマンスの状態)で、ディスプレー輝度100%では6時間24分、「バッテリー節約」(ローパフォーマンスの状態)モードで輝度40%という環境下では1日を超えて26時間駆動しています。
これだけの駆動時間を実現しているので、たとえばサラリーマン的な利用を想定すると、フル充電の状態で朝出社して、夜帰宅してから充電する使い方をしてもバッテリーは持つ計算ですね。
購入時に注意したいこと
重量は約1.53kg、画面サイズを考えれば軽量だが……
15.3型の機種として約1.53kgという重量は、クラスとしては軽量です。1.0〜1.2kg程度が主流の14.0型や13.3型のモデルに比べると重量は少し上回ります。薄型なのでバックなどには入れやすいのですが、どうしても肩に重みを感じてしまいます。
常時持ち運んで使うというよりは、自室の机などを中心に使い、必要に応じて片付けたり、外出先に持っていって作業を続けるのに適した製品といえます。
一方で、長時間のバッテリー駆動という長所があるので、一泊二日程度の出張やセミナーなどに参加して1日外で使い続ける用途などでは、ACアダプターを持ち運ぶ必要がないかもしれません。全体の荷物を軽くできるというメリットはあります。
まとめとパフォーマンスチェック
パフォーマンスチェック
(各画像のリンクをクリックすると、詳細記事が表示されます)
2024年6月のCopilot+PC発売、来年の2025年10月にはWindows 10のEOS(サポート終了)など、大きな変化を迎えつつあるノートPC市場。2020年あたりにノートPCを購入した人は、最近ちょっとPCの動きが遅いし、ぼちぼちと考えている人もいるかもしれません。
2020年くらいのノートPCと比較すると、スペックはもちろんですが、カメラやサウンド面、ディスプレーの解像度など、どれも上がっていることに気づくはず。
その中でもYoga Slim 7i Aura Editionは3つのSmart機能をはじめ、性能面、ディスプレー、サウンド、カメラどれも見てもハイクオリティーとなっているので、あまりPCに詳しくない人でも「進化している」という実感がもてるのではないでしょうか。
余談ですが、レノボの担当者の話だと、本製品の購買層はテキスト生成や動画作成などプロフェショナルな用途でつかう30代~50代男性のほか、AI機能を体験し、子どもの学習にもつかえる思った家族連れも購入することが多かったそう。
プロ向けの高性能さも目を見張るところですが、大画面で最新のAI機能を体験できることも魅力の1つとなっているようです。
Copilot+ PCをはじめとしたAI PCはこれからどんどん主流となっていきます。見た目的にダイナミックな変化が分かりずらいノートPCですが、ゲームのハードが年々進化するようにPCも内部的には進化していっています。AI専用機能をつかえるようになったCopilot+ PCがそのいい例ですね。
その進化を体験したいなら、Yoga Slim 7i Aura Editionはよい選択肢の1つとなるはず。進化を体験するおすすめとしては、まずは触れやすいCopilot+ PCの専用機能を使ってみてください。なんとなく敷居が高いと思っていた画像生成や生成AIをこんなにも簡単にできるんだと思うはずです。
Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のスペック
OS: Windows 11 Home 64bit(日本語版)
ディスプレー 画面サイズ:15.3 型 画面解像度:2880×1800ドット(120Hz駆動、マルチタッチ)
本体サイズ・重量 約 343.8(H)×235.4(D)× 13.9(H)mm (最薄部) 約 1.53kg
基本性能 CPU:インテルCore Ultra 7 プロセッサー 258V メモリー:32GB(オンボード) SSD: 1TB(PCIe 4.0) GPU: インテルArcグラフィックス(CPU内蔵) NPU: あり(最大47TOPS)
公称バッテリー駆動時間 動画再生時 約 13.7 時間・アイドル時 約 22.3 時間(JEITA3.0) 約 22.4 時間(JEITA2.0)
カメラ・オーディオ性能 あり (前面:FHD 1080p カメラ、IRカメラ、プライバシーシャッター付き電子式)
サウンド・マイク機能 ステレオスピーカー(2W×2ツイーター、2W×2ウーファー)、デジタルアレイ マイクロホン
入出力端子 Thunderbolt 4ポート×2、USB 3.2 Gen 1×1、HDMI×1 スロット:- 通信(有線):- 通信(無線): Wi-Fi 7、 Bluetooth5.4 その他:-
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