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高性能だとファンの音が気になる……そんな問題を解決する静音ゲーミングPCがこれだ!

ASCII.jp / 2024年11月29日 11時0分

「ZEFT Z45EB」

 パソコンに静音性を求める人はそれなりに多い。ゲームをプレーしている際や、映画を鑑賞しているときに、マシンの動作音が聞こえてくると興ざめしてしまうためだ。だが、“静音性”といってもどの程度静かなのかは、実際に動かしてみないとわからないことが多い。

 パソコンショップSEVENが発売するゲーミングパソコン「ZEFT Z45EB」は、Fractal Designの静音ケース「Pop XL Silent Black Solid」を採用した、静音性に特化したモデルだ。では、このZEFT Z45EBはどのようなパソコンなのか詳しくみていこう。

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ZEFT Z45EB https://pc-seven.co.jp/spc/24652.html 価格(税別):29万9800円、価格(税別):32万9780円※11月28日現在

パネルに採用されている吸音材で、音を閉じ込める

全体は黒一色でかなり落ち着いたデザイン。サイドパネルも内部が見えないタイプで、派手さを好まない人には打ってつけ

 冒頭でも触れたとおり、ZEFT Z45EBはFractal Design製のPop XL Silent Black Solidを採用している。このケースは、フロントパネルと両サイドパネル、トップパネルに吸音材を張り付けた、静音性を重視したモデル。つまり、ZEFT Z45EBは動作音を内部に閉じ込めることによって、静音性の向上を実現したマシンというわけだ。

 ユニークなのは、フロントパネル下部に小物入れを備えた5.25インチベイが用意されている点。ZEFT Z45EBでは、DVDスーパーマルチドライブも搭載されている。

フロントパネルは一見無味乾燥だが
下部のパネルを取り外すと、5.25インチベイに搭載された光学ドライブと小物入れが姿を表す
サイドパネルを外して裏側を見ると、一面に吸音材が張り付けられている
トップパネルの奥側は簡単に取り外せるようになっている。その箇所の裏側にも吸音材が貼付されている
サイドパネルを外しで内部を見てみると、かなり広めに空間が確保されており、スッキリとした印象。メンテナンスやアップデートなどの作業もかなりしやすそうだ
トップパネル側に2基、背面に1基、それぞれファンを搭載している

Core i7-14700KFにGeForce RTX 4070という構成

 CPUには第14世代Coreプロセッサーとなる「Core i7-14700KF」(以下、i7-14700KF)を採用。i7-14700KFは、Eコアが12基、Pコアが8基の20コア/28スレッドタイプのCPUで、Pコアの最大動作クロックは5.5GHzと、ゲーミング用途で高い性能が期待できる。

 i7-14700KFの冷却には、CoolerMasterの簡易水冷クーラー「MASTERLIQUID 360L CORE ARGB」を採用。3基のファンにはアドレッサブルRGBを搭載し、360mmサイズのラジエーターを備えたモデルで高い冷却性能を発揮する。

CPU-Z(Version 2.12.0)の実行結果
CPUクーラーはCoolerMasterのMASTERLIQUID 360L CORE ARGB
ラジエーターはフロントパネル側に実装されている

 組み合わされるGPUはNVIDIAの「GeForce RTX 4070」(以下、RTX 4070)で、第4世代のTensor Coreを184基搭載し、DLSS 3.5が利用可能。また、第3世代のRT Coreを46基備えているため、レイトレーシング性能も期待できる。

GPU-Z(Version 2.60.0)の実行結果

 なお、試用機にはGIGABYTEの「GeForce RTX 4070 WINDFORCE OC 12G」が装着されていた。このカードは、ブーストクロックが2490MHzに引き上げられたモデルで、「WINDFORCE」と呼ばれる80mm角相当の3連ファンから成るオリジナルクーラーを搭載している。

 これらのファンは両端の2基が反時計回り、中央の1基のみが時計回りと、回転する向きが異なるオルタネートスピニング仕様で、GIGABYTEによると乱気流を減らしエアーの圧力を高めているという。

ビデオカードはGIGABYTEのGeForce RTX 4070 WINDFORCE OC 12G。長さは261mmで、補助電源コネクタは8ピンが1本のタイプだ

 マザーボードはASRockのインテルB760チップセットを搭載した「B760M Pro RS WiFi」を採用。microATXフォームファクターのコンパクトなサイズのマザーボードながらも、電源回路は7+1+1フェーズ構成で、Dr.MOSを採用するなど豪華な作り。

 また、2.5GbE LAN対応の有線LANとWi-Fi 6E対応の無線LANを備えるほか、Bluetooth 5.3をサポートし、ネットワーク周りはかなり充実している。さらに、Realtek ALC897オーディオコーデックを搭載し、サウンドアプリケーションとして「Nahimic Audio」が用意され、バーチャルサラウンドやノイズリダクションなど多くの機能が利用可能だ。

背面に用意されたインターフェースはUSB 3.2 Gen.1(Type-C)、USB 3.2 Gen.1(Type-A)×3、USB 2.0×2、それにサウンド出力端子という構成。なお、グラフィック出力はカードのものを使用する
トップパネルにはUSB 3.0×2とヘッドセット入出力端子を装備
サウンドアプリケーションとしてNahimic Audioが利用可能。ヘッドフォン接続時にバーチャルサラウンドが利用できるほか、マイク関連の設定が豊富だ

 システムメモリーはMicron製DDR5-5600の16GBモジュールを2枚装着し、総容量は32GBを実現。ストレージはWesternDigital製M.2 SSDでPCI Express 4.0に対応した「WD BLACK SN770」の1TBモデルを採用。

CrystalDiskInfo(Version 9.5.0)の実行結果

 どちらとも、速度と容量はゲーミング用途で申し分なしだ。電源ユニットはSilverStoneの80PLUS Gold認証を取得した「SST-ET750-G」を搭載。定格出力は750Wで、i7-14700KFとRTX 4070の組み合わせであれば十分な選択といえる。

価格は基本構成で32万9780円 静音性と性能を両立させたい人向け

 ZEFT Z45EBの価格は基本構成で32万9780円。けっして安価とはいえないものの、スペックを考慮すると十分お買い得感は高い。とくに静音性を求めるユーザーであれば、有力な選択肢になり得るだろう。静かで快適にゲームをプレーしたいのであれば、ZEFT Z45EBはオススメできる1台であることは間違いない。

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