1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

いまロボット掃除機を買う人は運がいい、お手ごろ価格なのに1台で全てをこなせる!

ASCII.jp / 2024年12月30日 18時0分

Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション

 掃除がめんどくさい。でも、掃除しないとホコリや抜け毛が溢れて汚いし、気管支がちょっと弱い筆者はハウスダストが舞い上がってくしゃみが止まらなくなる。ホコリがたまるとダニやカビの温床になってさらに状況が悪化するかもしれないし。。。

 というわけで、以前からロボット掃除機が気になっていましたが、有名メーカーは機能・性能てんこ盛りで価格が高いし、ネット通販に出ているような安いモデルはイマイチ信用できないしで躊躇すること数年。どうやらその悩みを解決するロボット掃除機が登場したようです。

 それがアイロボットの「Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」。同製品はルンバシリーズの中でエントリー機に位置付けされながら、しっかりとした掃除性能に加えて水拭き機能はあるし、ルンバ本体からゴミを自動で吸い出す充電ステーションもあるし、しかもアイロボット公式オンラインで5万9200円のお手頃価格と、モリモリなモデルです。

[目次】この記事で書かれていること:

製品のメリットデメリット

・製品を導入する3つのメリット  1)スタンダードだけど十分な清掃能力  2)ゴミ捨ての面倒さを省略  3)意外にしっかりした水拭き機能

・購入時に注意したい側面  4)アプリで部屋指定などの細かい設定はできない  5)水拭き運転時にはカーペットを避けない

まとめ

詳細スペック情報

 以下、「Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」の特徴(メリット)と、購入する際に注意したいポイント(デメリット)について紹介します。

Roomba Combo 2 Essential ロボット + 充電ステーション の3つのメリット

特徴1:スタンダードだけど十分な清掃能力

 「Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」の掃除機本体の清掃力はスタンダードという位置付け。上位機種のような2本のゴム製ブラシで強力に掻き込むデュアルアクションブラシ方式ではなく、毛とゴム製のV字型ブラシ1本のシングルアクションブラシを採用しています。それで清掃力が劣るかというと全然そんなことはなく、「え、まだ掃除するの」と驚くくらい何度も同じ場所を行ったり来たりしながら確実にゴミを拾ってきます。

毛とゴム製のV字ブラシ1本と、回転してゴミを引き寄せるエッジクリーニングブラシのシンプルな構成

 価格の安いモデルにありがちな、何かにぶつかったら方向転換して部屋の中をランダムに走り回るのではなく、蛇腹状に順序よく往復し、テーブルの脚や部屋の角は何度もコツコツぶつかりながら丁寧に掃除。ホコリや髪の毛はもちろん、試しに床にばらまいた猫のカリカリフードと紙砂のような比較的大きなゴミもしっかり吸い取ってくれました。

掃除をスタートすると真っ直ぐ進み、掃除ヌケがないように規則正しく部屋中を動き回ります
猫のドライフードのようなちょっと大きくて重いゴミもちゃんと吸い込んでくれます

 カーペットにも乗り上げてしっかり掃除。わが家のカーペットは薄手の柔らかい生地なので、ルンバが押してしまい折れ曲がってもたつくことも間々ありますが、大体において乗り上げて進みました。玄関の段差もしっかり把握して落ちることなくUターン。掃除性能に関しては全く不満はありません。さすがルンバ。

カーペットの縁が柔らかいので躓きがちだが、なんとか上ってカーペットも清掃します
玄関の段差を認識してギリギリでストップ、落ちることなく掃除を続行

 また、専用アプリには、掃除をした箇所のマップが作られ履歴が保存されるので、後から確認することで「おお、ちゃんと掃除しているな」と満足度が得られます。掃除できなかった箇所が分かれば、邪魔なものを片付けて次はちゃんと掃除できるようにしたり、自分でハンディクリーナーを使って掃除するといった対応もできます。

専用アプリに履歴マップが作られ、掃除した箇所がひと目で分かります

特徴2:ゴミ捨ての面倒さを省略

 自動で部屋中を掃除してくれて便利なロボット掃除機ですが、1つ面倒なところがあります。それが、集めたゴミの捨て方。ロボット掃除機のダストボックスは小型のものが多く、毎日動かしていると割と早い段階でいっぱいになります。そのダストボックスのごみ捨てが面倒なのです。部屋のゴミを自動で集めてくれるのに、なんで最後は人の手でゴミを捨てなければいけないんだ、おかしくね?

 最近のフラグシップモデルにはロボット掃除機から自動でゴミを吸い出す便利機能が搭載されているのですが、10万円以上する製品なのでさすがに高いなあと躊躇していた次第。それが、比較的低価格にもかかわらず、「Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty」にはついてくるのです。

 ルンバが部屋の掃除を終わると充電ステーションに戻り、その時に毎回、ルンバ本体に集めたゴミを充電ステーションが自動で吸い出、テーション内部の紙パックに収められます。紙パックには最大60日分のゴミがためられ、捨てる時は紙パックをつまんでゴミ箱にシュート。簡単です。紙パックを捨てる時にホコリが飛び散らない工夫がされているのも嬉しいポイント。

掃除が終わってステーションに戻ると、この穴からロボット掃除機本体のゴミを吸い出します
吸い出されたゴミはステーション内のゴミパックにためられます。紙パックは引き出す時に口が閉じる機構になっており、ホコリが飛び散らずに紙パックを交換できます

 これにより、面倒なダストボックスの掃除がほぼなくなります。ほぼ、というのは、猫のドライフードのようなちょっと重めのゴミは吸い出しきれず、ルンバのダストボックスに残ってしまうから。まあ、ちょっとの手間がありますが、そんなに頻繁なことではないので無問題です。

特徴3:意外にしっかりした水拭き機能

 3つ目は、この価格帯で水拭き機能がついていること。ルンバ本体のダストボックスが水タンクも兼ねているので、タンクに水を入れ、タンク裏にモップパッドプレートおよびモップを取り付ければ準備OK。あとはルンバに掃除の命令をするだけで、自動的にタンクからパッドに水を供給しながら掃除&水拭きを同時に行います。

ダストボックスは水タンクも兼ねており、ここに水を入れます。もちろん、ゴミを集める場所と水を入れる場所は区切られています
水タンクにモップパッドプレートとモップを取り付けるとルンバが認識して水拭き掃除ができるようになります

 簡易的な水拭き機能かと思いきや、ルンバが通った跡はちゃんと床が濡れており、しっかり水拭きできている様子。床についた皮脂汚れも拭き取ってあり、ザラザラペタペタしません。いつもは必要はないけど、床のザラつきが気になる時や裸足の季節に使いたい機能です。

タンクからモップパッドに水を供給しながら動き回る。床が適度に濡れており、しっかり水拭きしているのが分かります

購入前に注意しておきたいこと

注意点1:アプリで部屋指定などの細かい設定はできない

 ルンバ専用アプリを使うと様々なことができるようになります。先に述べたように掃除した場所をマップで確認したり、外出先から掃除スタートの命令を飛ばしたりできます。そのほか、家を出たら自動的に掃除がスタートしたり、家人がいなくなる時間帯や深夜に掃除するなどのスケジュール設定、スマホやスマートスピーカーに話しかけるだけで掃除がスタートするなど、多種多様な設定を利用できます。

専用アプリを使えば遠隔地から掃除スタートの命令ができたり掃除スケジュールの設定ができますが、マップでエリア指定はできません

 ただ、できないこともあります。マップはあくまで「掃除した場所の確認」だけで、そのマップを使った操作ができないのです。例えば、キッチンなど特定の場所だけを掃除したり、逆に掃除禁止・進入禁止エリアの設定もできません。

 上位モデルにあるような、汚れた場所を見つけて念入りに掃除したり、汚れやすい部屋を最初に掃除する、水拭きも汚れが強い箇所は往復動作してしっかり拭き取る、といった機能もありません。

 また、上位モデルに搭載されている障害物を認識して回避する機能はありません。電源ケーブルだろうが洗濯物だろうがガンガンぶつかりに行きます。特にペットを飼っている家庭は要注意。ペットの糞が転がっていてもそのまま突撃してしまい、部屋中を引きずって大変なことになります。上位モデルはペットの糞を認識して、しっかり避けるのですが。。。そこは価格差ということで割り切りましょう。

注意点2:水拭き運転はカーペットを避けない

 マップを使った指定ができないので、水拭きマットを装着したままではカーペットに上ったり畳部屋に行ったりして、カーペットや畳が濡れてしまうというったことが起きてしまいます。カーペットのある部屋は掃除のみにするか、カーペットを剥がして水拭き掃除をしないといけません。

まとめ:掃除機も水拭きもこなせてQOLが爆上がり!

 注意点2で水拭きのエリア指定はできないと書きましたが、そもそも水拭きはそれほど頻繁にやるものでないし、わが家の場合、夏はカーペットを片付けてフローリング全開にするので、その時に水拭きすればよいので問題なし。裸足になる夏の前と、夏が終わってまたカーペットを敷く前に水拭きモードを使えばよいのです。

 ただ、わが家には猫がいるので、そこは注意が必要。それも、吐瀉物と糞を巻き込まないよう、猫が寝ている時間帯にルンバを動かすようにすればよいだけ。あとは、ダイニングチェアの脚間が狭くルンバが通らないという問題を残すのみ。いちいちテーブルの上に上げるのは面倒なので、肘掛けをテーブルに引っ掛けて脚を浮かすことができる「ルンバブル(ルンバが使える)」チェアに買い替えを検討中です。

 あ、敷物もルンバブルにする必要があるかも。先に述べたように、今使っているホットカーペットカバーは柔らかいのでルンバが押して折れ曲がってしまい、ルンバが上らないこともあります。キッチンマットも薄くて柔らかいので同様の現象が。固くてある程度厚みのあるものに買い替えたほうがよさそうです。

 物が多いから、ペットがいるから、家具が対応していないから、カーペットがあるからなど、ロボット掃除機を導入しない言い訳ばかりをしてきましたが、そんなものはちょっとした工夫や意識変化で簡単に解決できると、「Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」を使用してみて気付かされました。わが家もそろそろルンバかなあ。

最高のルンバを手に入れたい人には、Roomba Combo 10 Maxという選択肢も

上位モデルの「Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーション」。下位モデルで気になる点が解消されているが、実売価格19万8000円前後とお高め。

Roomba Combo 10 Max ロボット + AutoWash 充電ステーションのスペック情報

製品寸法:ルンバ本体:最大幅33.9cm×高さ8.7cm       充電ステーション幅40.1cm ×奥行き51.0cm×高さ44.6cm 製品重量(バッテリー含む):ルンバ本体約5kg/充電ステーション約10.45kg 無線通信:Wi-Fi 2.4GHz帯/5GHz帯 対応できる部屋数:5部屋以上 清掃力:パワーリフト吸引で最大2倍 掃除機がけ/水拭きの切り替え:全自動(パッドリフティング) メインブラシ:2本のゴム製デュアルアクションブラシ 自動充電&自動再開:スマート充電&再開

Roomba Combo 2 Essential ロボット + AutoEmpty 充電ステーションのスペック

製品寸法:ルンバ本体 幅33.5×高さ8.5cm       充電ステーション 幅29.7×奥行き26.6×高さ29.4cm 製品重量(バッテリー含む):ルンバ本体約2.8kg/充電ステーション約3.1kg 無線通信:Wi-Fi2.4GHz帯 対応できる部屋数:3~4部屋 清掃力:スタンダード 掃除機がけ/水拭きの切り替え:パッドプレート付け外し メインブラシ:毛とゴム製のV字型シングルアクションブラシ 自動充電&自動再開:あり

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください