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2024年の格安SIMは、20GB→30GB化/昼休みの品質改善/eSIM再発行が厳格化/ドコモ網微妙!?/povoが元気

ASCII.jp / 2024年12月22日 15時0分

 主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。2024年も間もなく終了ということで、2回に渡って、1年間の話題をまとめて紹介。まずは格安SIMから(次回はSIMフリースマホの予定)。

ahamoが料金変えずに20GB→30GBへと増量の衝撃ニュース UQ mobile、LINEMO、Y!mobileなどが追従

 格安SIMの今年最大の話題は何と言っても、ドコモ「ahamo」が料金(2970円)を変えずに、通信量を20GBから30GBに増量したこと(10月から実施)。

格安SIM
ahamoが衝撃の通信量増量による実質値下げ。結局他社も対抗することになった

 ドコモネットワークの品質は正直なところ引き続き厳しい状況にある中、ユーザーの引き留め策という要素もあったと考えられるが、結局はUQ mobile、LINEMO、Y!mobileと相次いで同じく通信量を増量。MNOの格安プランは「約3000円で30GB」が基本ラインとなった。

 MVNOの格安SIMでここに全面的に対抗したのが日本通信SIM。月50GBで2178円、月20GBで1390円。しかも通話定額付き(1回50分まで or 月70分まで)。話題を集めた。

●衝撃! ahamoが料金変えずに20GB→30GBに あのドンキが独自の格安SIM「マジモバ」開始 ●UQがahamo対抗で料金同じで20GB→30GBに! シャオミが1万円台の新SIMフリースマホ ●UQに続き、LINEMOもahamo対抗! 料金変わらず、20GB→30GBに実質的にプラン改定 ●日本通信SIMが驚きの発表! 50GBが月2178円&20GBが月1390円に ahamo対抗か

mineo、MVNOの弱点となる昼休みの通信品質改善をアピール

 その仕組み上、MVNOの格安SIMはアクセスが集中する平日昼休みの通信品質にハンデを抱えるが、mineoは独自基準で約5倍改善したと今年1月に発表した。

格安SIM
独自基準ながら、昼休みの通信品質が5倍良くなったと改善をアピールしたmineo

 ただ、mineoに限らず、主要なMVNOの格安SIMでは平日昼休みに極端に通信速度が遅くなる(ベンチマークを取れば、MNOとの差はあるが)、動画を再生することもままならないというケースは減っており、体感レベルでの品質は全体的にかなり上がっている。MVNOの格安SIMは「遅いからダメ」「昼休みや夕方に使えないからダメ」という見方に変化が起きることに期待したい。

●mineo、MVNOでは弱点となる昼休みの通信品質を約5倍改善と宣言!

楽天モバイルでeSIM再発行にSMS認証が必要となる

 5月末頃から、楽天モバイルでのeSIM再発行時にSMSでのワンタイムパスワード認証が必要になるなど、一部でセキュリティーが厳格化されたのもSNSでは話題になったニュース。

格安SIM
従来は非常に簡単だった楽天モバイルのeSIMの再発行で、SMS認証が必要になった

 それ以前の楽天モバイルでは、ユーザーが登録したメールアドレスでのワンタイムパスワード認証のみと比較的容易で、複数のスマホを使い分ける人にとっては利便性が高かったのだが、端末の故障時やデータ端末での利用にはやや不便となった(他社並みになったとも言えるが)。

 楽天ではユーザーIDを引き続きメールアドレスで利用している人が多いと考えられ(メールアドレス以外に変更可能)、パスワードの使い回しでセットで流出した場合に乗っ取られる可能性があった。セキュリティ強化のため必要な変更と言える。

●楽天モバイル、eSIM再発行でSMS認証が必要に! 利便性ダウンもセキュリティー対策のため

都心部でのドコモネットワークの品質は引き続き厳しい サブ回線用として格安SIMがあらためて注目を集める

 都市部、特に都心でのドコモのネットワークは、引き続き品質面にやや難があるという状況は、2024年の末になっても大きく改善されたという感触はない印象だ。

格安SIM
ドコモに新社長が誕生。ネットワーク品質改善が重要とアピールするが、実際どうなる?

 一方で一部報道では、Massive MIMO対応の基地局に海外製機器を導入するといった新たな動きもあり、2025年以降にどうなるかに注目と言える。

 MVNOを含む格安SIMでは、ドコモ以外のネットワークを利用するサービスの選択肢はますます豊富になっており、ドコモでは通信しにくいときのサブ用としての使い方も広がっている。

●ドコモよりauとソフトバンクの体感品質が上がっている事実 ●ドコモ新社長は“経済圏”拡大より、ネットワーク品質とショップ網の再構築を最優先すべきだ

話題豊富な「povo2.0」 ローソンに行くだけで通信量ゲット!

 とにかくニュースが多かったサービスとしては「povo2.0」がある。

格安SIM
povoはついにキャラクターのカプセルフィギュアも登場

 毎週のように始まる「期間限定トッピング」に、「ローソンに行くだけで通信量が貰える」、他社とのコラボで「●●を購入すると300MB」などなど、とにかく話題が豊富。ニュースが多すぎて、本連載でも取り上げきれなかったほどだ。このペースは来年も続くのか、それとも2025年は「3.0」になる?

●ローソンで最大1GB無料チャージ!「povo Data Oasis」 11月19日から ●「ちょっと足りない!」ときにいいね povo、0.3GB実質無料のローソン「お買物券」セットのデータトッピング ●欲しい!povo2.0公式キャラのフィギュアがカプセルトイに 1回300円

人気の音声通話付きSIMの料金表(税込)

※1:au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある ※2:加入から7ヵ月無料のキャンペーンで通信量が増量される(以降、月550円) 「コミコミプラン+」では終了時期未定で3GBプラスの特典を提供中 ※3:加入から6ヵ月間無料のキャンペーンで通信量が増量される(以降、月550円)

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