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日本発売予定の最速級ゲーミングスマホ「REDMAGIC 10 Pro」をフォトレポ

ASCII.jp / 2025年1月5日 12時0分

nubia REDMAGIC 10 Pro

 nubiaは2025年1月に日本でスマートフォンの新製品「REDMAGIC 10 Pro」を発売する予定だ。ゲーム利用をターゲットにした高性能なモデルである。日本発売に先駆け、グローバルモデルを外観を中心にチェックした。

アンダーディスプレイカメラでディスプレー全画面表示が可能

 REDMAGIC 10 ProはチップセットにSnapdragon 8 Eliteを採用するハイエンドモデルである。本体サイズは約76.1×163.4×8.9mm、重さは229gだ。前モデル「REDMAGIC 9S Pro」とサイズはほぼ同等、重量も変わっていない。

 一方、ディスプレーは大きな改善がみられている。サイズは6.85型と0.5型大型化し、解像度も前モデルの2480×1116ドットから2688×1216ドットへと拡大、輝度も1600ニトから2000ニトへと向上した。そして、ディスプレーのフロント占有率は95.3%になっている。

6.85型ディスプレーのハイエンドモデル

 さらにアンダーディスプレイカメラ(UDC)は前モデル進化した「UDC PRO」となり、より目立たなくなった。前モデルまでは、このUDCの関係でディスプレーのリフレッシュレートは120Hz止まりだったが、今回は144Hzと、ゲーミングスマートフォンにふさわしいものとなった。

 過去モデルを振り返ると、UDC非採用の「REDMAGIC 7」は165Hzであり、UDCの採用はゲーム表示の面ではエクスペリエンスを高めている一方、ゲーム動作面では今後のリフレッシュレートの進化を期待したい。

UDCはまったく目立たないほど進化した

 今回レビューしたモデルはブラックの半透明モデル。過去モデル同様にところどころにライティングが埋め込まれているが、下部のREDMAGICアイコンや上部の「X」ロゴ、回転ファン付近など、ライトの数は若干減っている。また、上部の「X」ロゴ付近は基盤を埋め込んだような内部装飾も施されている。

 カメラは5000万画素広角、5000万画素超広角は前モデルと同等、ただし、広角カメラのセンサーは最新のものになっているとのこと。サブカメラは200万画素で前モデルの深度測定からマクロとなり、カメラの使用用途を広げている。

内部が透ける半透明ボディー

 前モデル(REDMAGIC 9S Pro)とREDMAGIC 10 Proの背面を比較してみた。REDMAGIC 10 Proのほうがよりシンプルな背面デザインになっていることがわかる。これまでのモデルはゲーミングモデルであることを大きくアピールしてきたが、REDMAGIC 10 Proはゲーム利用以外にもユーザーを拡大しようとしているのだろう。

 写真の写りで見にくいが、REDMAGIC 10 Proの空冷ファンの右側には「Snapdragon 8 Elite」という銘板が埋め込まれている。

REDMAGIC 9S Pro(左)とREDMAGIC 10 Pro(右)

 本体右側面はにぎやかだ。真ん中の丸いボタンは電源ボタンで、その上(写真では右側)にはボリュームボタンが並ぶ。また赤いスイッチはスライド式で、ゲームモード「GameSpace」を起動するほか、カメラ起動などプリセットされた機能を割り当てできる。

 そして、両端にあるのが520Hzの感度を持つショルダートリガーで、本体を横向きに持った時に操作ボタンとして使える。

電源とボリューム以外にもゲームに便利なキーが並ぶ

ゲームを盛り上げるライティング効果

 バッテリーも大きく進化した。Silicon-Carbon型とすることで容量は7050mAhとなり、前モデルの6500mAhから大きく増量された。急速充電も100Wに対応し、11分で50%、30分で100%の連続使用が可能だ。

 冷却構造も「ICE X」にバージョンアップ、3重構造の冷却版、表面積1万2000mm2の3Dべーパーチャンバー、毎分2万3000回転の空冷ファンなどにより、内部の発熱を急速に冷却できる。

一般的なスマートフォンの厚さに7050mAhバッテリーや高度な冷却システムを搭載

 背面上部側を拡大してみると、空冷ファンやカメラ、「X」ロゴなどが並び、メカニカルな印象を受ける。「X」ロゴ付近の端子もそれらしい雰囲気を十二分に出している。空冷ファンがあるためIP等級の防水には対応しないものの、多少の水がかかるくらいの生活防水には対応しているそうだ。

背面上部の拡大

 「X」ロゴはゲームプレイ中に光らせることができ、各種通知に合わせて色や点滅パターンのカスタマイズも可能だ。REDMAGIC 10 Proの背面をアイコニックに光らせる役割も果たしている。なお、日本向けのモデルが投入される場合、FeliCaに対応するとなるとこの「X」ロゴ付近にチップが内蔵される可能性があるため、ライティングの仕様が変わる可能性もある。

グローバルモデルは「X」のライティングをカスタマイズ可能だ

 空冷ファンはゲームに応じて自動起動も可能で、ゲーミングモードのGameSpace起動時に常時ONとする設定も可能だ。ファンの回転速度やファンの下にあるライトの色もカスタマイズできる。REDMAGICブランドで別売の空冷ファンの装着も可能で、長時間のゲームプレイ時も安定して遊べるだろう。

空冷ファンは回転数やライティングを変更できる

 側面スライドスイッチオンで起動するGameSpaceは、歴代のREDMAGICシリーズに搭載されてきた機能だ。内蔵されているゲームの一覧が表示されるため、REDMAGIC 10 Proをゲーム専用機のように使うこともできる。また、通知類を一括してオフにできるため、ゲームに集中できる。

 ほかにもショルダートリガーの感度や、CPUの動作などの細かいカスタマイズもできる。前述した空冷ファンなど周辺機器の設定もここから可能。物理スイッチのスライドで、スマートフォンとゲーム機を相互に切り替えることができるのは便利な。

GameSpaceの起動画面

 REDMAGICシリーズは、これまでも歴代モデルが日本で販売されてきた。このモデルは姉妹機と呼べるカメラフォン「nubia Z70 Ultra」と同時に発売される予定であり、日本市場におけるnubiaのプレゼンスを高める製品にもなるだろう。

 なお、nubia Z70 Ultraについてはすでにレビューしているので、参考にしてほしい(日本発売が決定した可変絞りカメラ搭載のハイエンドスマホ「nubia Z70 Ultra」速攻チェック)。

「nubia Z70 Ultra」と合わせてnubiaの存在感を高めるだろう

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