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2024年の自作PCトレンドはコレ! グラボにメモリー、PCケース、CPUクーラーはどこに注目!?

ASCII.jp / 2024年12月29日 11時0分

グラフィックボードにメモリー、PCケース、CPUクーラー 2024年の自作トレンドを追う

 2024年の自作トレンドを振り返る本特集。前回のCPUのトレンドについて、今回はグラボやメモリー、PCケースなどの各パーツについて2024年後半時点でのトレンドを紹介する。後半にはライト/ミドル向けの自作PCの代表的なレシピも掲載!

CPU

自作PCトレンド2024特集

・【グラフィックカード】WQHD以上のゲーム環境に動きアリ! ・【メモリー】DDR5構成が当たり前に! ・【ストレージ】PCIe 5.0 SSDはまだ高い? ・【PCケース】ピラーレスのPCケースが人気 ・【CPUクーラー】新世代のCPUでも問題なく流用可能 ・【2024冬のライト自作レシピ】予算20万円の基本を押さえた1台 ・【2024冬のミドル自作レシピ】予算30万円でハイレベルゲーム環境!

【グラフィックスボード】 WQHD以上のゲーム環境に動きアリ!

 2024年に入ってからのGPU関連の大きなニュースと言えば、NVIDIAが「GeForce RTX 40 SUPER」シリーズを発表したことだろう。ミドルハイ~ハイエンドのラインが置き替えられ、WQHD以上の高い解像度でのゲーム描画をより安定して楽しみやすくなったことは間違いない。

自作トレンド
「SUPER」シリーズが追加されたことで、WQHD~4K向けの選択肢が広くなった

 逆に高解像度ゲーミング向けの選択肢が充実していることもあり、4KやWQHDでゲームをプレイしたい場合にどのGPUを選ぶべきかは結構悩ましい。高負荷な新作ゲームが増えつつあることも考慮に入れれば、少し余裕のあるGPUを用意しておくべきかもしれない。

 単にフルHD解像度でゲームをプレイするのであれば、鉄板のRTX 4060、あるいはAFMF 2の実装でプレゼンスを高めたRX 7600を用意しておけばとりあえず十分。

自作トレンド
重めのゲームでのプレイ解像度とGPUの目安

●GeForce RTX 40 SUPERシリーズの詳しいベンチマーク結果は↓の記事で! ・GeForce RTX 4070 Ti SUPERの実力を検証!RTX 4070 Tiと比べてどう変わる? ・GeForce RTX 4080 SUPERは高負荷でこそ輝く?最新GeForce&Radeon15モデルとまとめて比較

【メモリー】 DDR5構成が当たり前に!

 インテルのCore Ultra 200SシリーズではDDR5メモリーが必須となるなど、徐々にDDR4からの移行が進みつつあるのが現状だ。価格も落ち着きつつあるので、そろそろDDR5にするか、という人も増えているのではないだろうか。

 利用するCPUやマザーボードによっては、いまだにDDR4メモリーを使うという選択肢はある。とはいうものの、DDR5メモリーとの価格差がだいぶ縮まってきたこともあり、性能を重視するのであればDDR5メモリーを採用しておきたいところ。

自作トレンド
CP2K16G60C48U5。容量16GB×2に加え、DDR5-6000と比較的高速でありながら価格もこなれたメモリーキット。手ごろな選択肢としておすすめ

 DDR5モジュールの価格が全体的に下がってきたことの恩恵として、容量32GBの構成が組みやすくなっていることも無視できないポイントだ。

 ゲームや配信、クリエイティブといったリッチな用途のためにPCを買い求める人は依然として増加傾向にあるように思うが、そういう場合は16GBでは少し心もとない。今からPCを購入するのであれば、思い切って32GB構成とすることをすすめたい。

●CrucialのDDR5-6000メモリーの詳しい情報は↓の記事で! ・ゲームのフレームレート爆上げが狙える! CrucialのDDR5-6000メモリー「Pro Overclocking」を使わぬ手はなし!

【ストレージ】 PCIe 5.0 SSDはまだ高い? PCIe 4.0でも大丈夫?

 PCIe 5.0に対応するSSDは極めて高速ではあるものの、そこまで安価なモデルが登場していない点がネック。PCIe 4.0対応SSDも十分高速なモデルが多いので、大容量の製品を買うほうがコスパは良いだろう。

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来年1月にキオクシアのメインストリームモデルとしてPCIe 5.0対応の「EXCERIA PLUS G4 SSDシリーズ」が発売予定。PCIe 5.0対応も徐々に進みそうだ

●EXCERIA PLUS G4 SSDシリーズの情報は↓の記事で! ・キオクシア、自社フラッシュ採用のPCIe 5.0対応SSD「EXCERIA PLUS G4 SSD」 リードは10000MB/s!

【PCケース】 ピラーレスのPCケースが人気、白モデル流行も継続中

 PCケースに関しては、ここ数年ほどはデザイン性の高い筐体で“魅せる”トレンドが続いている。そんな中、注目を集めているのが「ピラーレス」タイプのPCケースだ。

 ケース前方、左側面がわの柱(ピラー)を取り除きつつ、前面にまで強化ガラスやアクリル製のウィンドウを配置することで、よりケース内部のレイアウトを見せやすくしているのが大きな特徴。構造上、前面にファンを配置できないといった制約もあるが、斜め方向にファンを設置するといった方法でカバーしているモデルも存在する。いずれにせよ、従来より開放感のあるPCが組めるのは大きな魅力と言っていい。

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HYTE Y60 Snow White(HYTE、実売価格3万1000円前後)。パノラマガラス搭載のピラーレスPCケース。ケース内部までホワイトカラーで塗装されており、“魅せる”PCにうってつけ

 また、インテリアに溶け込みやすいホワイトカラーの筐体も相変わらず人気を集めており、これらのトレンドを意識したであろう「ホワイト×ピラーレス」のPCケースも各社から登場しつつある。

 最近ではホワイト系のカラーを採用したPCパーツもかなり一般化してきた印象があるが、そういったパーツを組み合わせて1台組み上げてみる、というのも面白そうだ。

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H6 Flow ホワイト(NZXT、実売価格2万円前後)。NZXTらしいシンプルな印象のピラーレスケース。デュアルチャンバー構造で裏配線もしやすく、角度を付けたフロントコーナーに120mmファンを3基搭載することでしっかりと冷却に配慮しているのがユニークだ

【CPUクーラー】 新世代のCPUでも問題なく流用可能

 Core Ultra 200Sシリーズはソケットこそ変わったものの、CPUの寸法やマザーボード側のホールの位置が変わらないため、基本的にはLGA1700対応のCPUクーラーを利用できる。

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メーカーサイトでは製品別の対応状況が公開されている場合もある。一応確認しておくと〇

 数年前からのトレンドではあるが、水冷ヘッド部分にLED液晶などを搭載するCPUクーラーは依然として新製品が登場し続けており、一定の人気を博していることが伺える。内部が見えるPCケースを使った場合は見栄えに大きな影響を与えられるので、効果的に導入するといい。

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「TH360 V2 Ultra EX ARGB Sync Snow Edition」(Thermaltake、2万8000円前後)。360mmラジエーター搭載のオールインワン水冷クーラー。水冷ヘッドに液晶パネルを搭載し、画像やGIFアニメーション、モニタリング情報などを表示可能

予算20万円で組む基本を押さえた1台 2024冬のライト自作レシピ

 ゲームも作業もある程度こなしたい欲張りさんに向けた構成。最新のインテルCPUを搭載しつつ、グラボにはGeForce RTX 4060を採用。フルHDで快適にゲームをプレイできる。低消費電力&低発熱のCore Ultra 200Sシリーズなので、空冷CPUクーラーでも十分に冷却可能。

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 ストレージは1TBあるので、軽くゲームをプレイするのに十分な容量だろう。PCケースにはトレンドを押さえた白色&ピラーレスモデルで、見た目もバッチリだ。

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ワットパフォーマンスに優れた最新のインテルCPUのCore Ultra 200Sシリーズ。コスパの高いCore Ultra 5をピックアップしている。さらに予算を抑えるため、内蔵GPUを搭載していない「F」付きモデルで構成を組んでいる
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最新のGeForce RTX 40シリーズのなかでもコスパに優れるRTX 4060を採用。最新のゲームでも、フルHD環境で快適にゲームをプレイできる点が魅力
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いまだ高い人気を誇る白色のPCケース。今年のトレンドのピラーレス仕様なのもグッド。RGBケースファンが5つ標準搭載されている点がうれしいポイント

予算30万円でハイレベルゲーム環境を! 2024冬のミドル自作レシピ

 最新のゲーム特化CPUのRyzen 7 9800X3Dを中心に構成したレシピ。ストレージは容量不足に悩まされないよう2TBに。メモリーも16GB×2で快適だ。

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 グラボは、RTX 4070を選んだが、予算に余裕があってゲーム性能をさらに追及したい人は、RTX 4070 Ti以上のグラボを搭載するのが吉だろう。

 予算を抑えるところは抑えつつも、トレンドの白色を中心にPCケースとCPUクーラーをセレクトした。性能と外観を両立した構成だ。

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AMDの最新のゲーム特化CPU。ゲーム性能は折り紙付きで、ゲーム中心に遊ぶ人におすすめのCPUだ。その反面、クリエイティブ系のソフトはやや苦手なので注意が必要
自作トレンド
最新のX870シリーズではなく、前世代のチップセットX670Eを採用したマザーボードをセレクト。前世代のマザーボードでも使えるAMD CPUのメリットを活かした
自作トレンド
トレンドのピラーレス×白色のPCケース。120mm ARGBファンが合計7基標準で装備されている。サイズは285(W)×469(D)×400(H)mmと、大きめのキューブ型だ

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