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2025年の格安SIMは、「30GBで3000円」にどう対抗するか&楽天モバイルの動きに注目

ASCII.jp / 2025年1月5日 15時0分

 主要格安SIMの料金表とともに、格安SIM、SIMフリースマホなどの1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。今回は今年最初の更新ということで、2025年の格安SIMの状況、特に春までの期間で注目しているポイントについて紹介しよう。

3大キャリアの「月30GBで3000円」にMVNOはどう対抗するか 春商戦までに回答を見ることができる?

 2024年の格安SIMで最大の話題だったのが、ドコモ「ahamo」を皮切りにスタートした、通信量の20GB→30GBへの増量。

格安SIM
30GBで月3000円が普通になってしまった

 料金はそのままでの増量ということで実質的な値下げと言えるが、その後、LINEMOやUQ mobileなども追従。3大キャリアのオンライン専用プラン、サブブランドでは「月30GBで3000円」が当たり前になってしまった。

 では、MVNOの格安SIMはこれにどう対抗するのか?(日本通信はいち早く新プランをリリースしたが) MVNOはより小容量プランが人気の中心とは言え、ここまでオトクな料金がある以上、対抗手段なしで春商戦突入は正直厳しいものがある。

格安SIM
20GBで1390円、50GBで2178円と素早く対抗プランを開始した日本通信。他のMVNOはどうする?

 MVNOも増量するのか、料金の方を下げるのか、それともまったく別の発想で新サービスを開始するのか、いずれにしても新たな動きに注目したい。

楽天モバイル、今年は新プランはどうなる? 契約者数の増加は順調も回線品質は?

 毎年春に新プランを出してきた楽天モバイル。2023年にローミングエリアも使い放題の「Rakuten最強プラン」を開始し、2024年は大きな動きがないかな? と思いきや、「最強家族」「最強シニア」「最強青春」「最強こども」と家族割引やシニア割引などを展開。さらに“三木谷割”も話題を呼んで、契約数を大きく伸ばした。

格安SIM
三木谷割が話題になった2024年の楽天モバイル。2025年は?

 では2025年はどうなるか。予想は難しいが、何らかの動きに当然期待したい。

 一方で、契約者の増加とともに地下鉄や鉄道路線、繁華街などでの通信品質低下の声を目にする機会も増えてきた。また、プラチナバンドを活用した自社での基地局の整備もまだまだこれから。ネットワークへの取り組みも重要になってくるだろう。

「SIMだけ乗り換え」がどこかで一気に普及する!?

 すでにここ数年高まってきた傾向だが、2025年にさらに広がりそうなのが「SIMだけ乗り換え」。主要キャリアのトップもそうしたユーザーの動きを注視している旨の発言が増えており、オンライン専用プランやサブブランドを中心に「SIMだけ乗り換え」でオトクになるキャンペーンが積極的に展開されるようになってきた。

格安SIM
SIMだけ乗り換えが一般層に広まる可能性は十分考えられる

 たとえばiPhoneなら、iPhone 13(および第3世代SE)以降では、(キャリアモデルも)最初からSIMロックが解除された状態で販売されているので、SIMロック解除という“普通の人にはまあまあ面倒な作業”をせずとも、すでに相当割合のiPhoneユーザーがSIMの差し替えでキャリアを乗り換えられるようになっている。

 ここにスマホの高額化も加わって、ある時期を境に「SIMだけ乗り換え」が急激に普及する可能性も十分考えられる。

人気の音声通話付きSIMの料金表(税込)

※1:au網を用いたMVNOのサービスは基本的にいずれも直近3日の通信量が6GBを超えた場合の通信速度の制限がある ※2:加入から7ヵ月無料のキャンペーンで通信量が増量される(以降、月550円) 「コミコミプラン+」では終了時期未定で3GBプラスの特典を提供中 ※3:加入から6ヵ月間無料のキャンペーンで通信量が増量される(以降、月550円)

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