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富士通のZ世代向けノートPCの若手開発陣にアスキーZ世代が突撃インタビュー!

ASCII.jp / 2025年1月16日 11時0分

Note C開発に携わった富士通クライアントコンピューティングのZ世代社員のブランドマネージャー 左から佐藤 快さん、堀 志織さん、奥村 真優さん

 富士通クライアントコンピューティングは1月16日、FMVの新シリーズとして、若い世代をターゲットにしたノートPC「FMV Note C」(以下:Note C)を発表した。

 若い世代をターゲットにしたノートPCということで、Note Cは同社のZ世代がブランドマネージャーを務め、コンセプトから製品化まで一貫して携わっている。

 Z世代の社員が大事にしたことは「ターゲット感覚を大事にし、本当に欲しいものを作る」ことだそう。

FMV Note C

 Note Cはデザインはもちろんのこと、アプリは本当に必要なものだけを抽出して搭載したほか、持ち運びのしやすさや静音性にもこだわった製品だという。

 本記事ではアスキーのZ世代編集者が、製品開発に携わったブランドマネージャーで同じくZ世代社員の方々にインタビューを実施。  どういった経緯で企画がはじまったのか、どんな視点をもって製品づくりに取り組んだかなどを聞いてきた。

Z世代の意見を最大限反映したのがNote C

Z世代がブランドマネージャーを務めた

――本日はよろしくお願いします。まず企画の成り立ちから教えてください。

 2022年10月より第1フェーズが始まり、Z世代社員7名でコンセプトの検討を開始しました。半年かけてコンセプトを練った後、筐体検討の段階を経て、2023年11月からは第2フェーズとなり、製品化に向けて本格的に動きを加速したという流れです。

――Z世代ということで皆さん、お若いですね。

 (2022年の企画時点で)参加した7名の社員は部署は違いますが、全員5年以内というキャリアでした。社長直下のプロジェクトでしたので、オブザーバーとして先輩社員がバックアップしてくれるところもありましたが、Z世代の意見を最大限反映していいという枠組みではありました。

 我々としては若年層の認知や購買層をもっと増やしたいという想いがあったので、そこに対してターゲットとなる世代の社員を集めてプロジェクトがスタートした形です。

3大ポイントはデザイン・静音性・アプリケーション

――ここからはNote Cについて聞かせてください。こだわったポイントなどはどんな点でしょうか。

 1つ目は持ち心地や触り心地です。筐体の薄さであったりとか、裏までスッキリしたフォルムであるとかこだわって作っています。  Z世代は言語化しなくても感じ取れるほど感性が高まってきているので、それを感じ取れるような品質を目指してつくりました。

ファンレス設計で底面もスッキリした見た目に

 2つ目に静音性にもこだわりました。デザインにも関わるところでもありますが、Note Cはファンレス設計となっており、吸排気がない分、スッキリした見た目になることに加えて、ハイパワーな使い方をしてもうるさくないところですね。

 カフェや図書館、または授業中など、静かな環境で作業することが多いZ世代にとっても集中しやすい使い心地になっているのではないかと思います。

 3つ目としてはアプリケーションになります。Z世代がつかうアプリを厳選して搭載しており、新アプリとして「Float Access」を、既存アプリとしては「Umore」と「Quick Capture」を備えています。

 Float Accessは左クリックを長押しすることで4つの機能(画面キャプチャー/最前面固定/クリップボード/ファイル検索)を呼び出せるアプリとなります。Windows標準機能でも画面キャプチャーは搭載されていますが、それよりも「すばやく」「簡単」な動作でつかえることを意識しました。

 Z世代はスマホに慣れ親しんでいる世代でもあるので、いずれもより感覚的につかえるようになっていますね。簡単に呼び出せてすぐ使えるのがいいところではないかと思っています。 ――これまでのFMV製品と違う点などはありますか?

 Z世代主導ということで、社内の受け止め方も大きく変わっていて、Z世代の主観を重視してくれる体制になっていました。それによって、今まで弊社でやってこれなかったアルミ削りだしやファンレス設計など、コストや時間がかかりやすいことにもチャレンジできたということはあります。

 Note Cは「ファーストPC」を目指しているので、そのファーストPC体験が心地よかったり、お気に入りのPCとなってくれれば、若い世代がもっているノートPCってなんか難しそうっていうイメージも変えられるのではないかなと思っています。

若い世代にとってのファーストPCという選択肢

 インタビューの中で印象に残ったのは、その人にとっての「ファーストPC」を目指したという言葉だ。

 たとえば大学入学時に購入するノートPCはそのまま4年間つかうことも多いだろうし、決して安い買い物ではないので悩む人も多いはずだ。

 だが、Note CはZ世代の声がダイレクトに反映されているモデルとなっている。若い世代が主導して作ったものだからこそ、必要のない機能はそぎ落とされているし、その分、デザイン性はかなりこだわって作られている。

 最初のノートPCがその人にとってのスタンダードとなるなら、Note Cはデザインや機能を含め、十分にそのスペックを満たしているはずだ。量販店などで見かけた際はぜひその触り心地やデザイン性を確かめてみてほしい。

Note Cの詳細/スペックについて

 FMV Note CはCPUにインテルCore Ultra 5 プロセッサー 134U、16GBメモリー、256GB SSDのストレージを搭載。

 ディスプレーは13.3型WUXGA(1920×1200ドット)で画面際までガラスをまとったノイズレスなデザインになっているという。また使い心地という面ではワンハンドでオープンできる点もいい点だ。

 キーボードは1mmストロークを採用。打ち漏らさない・疲れない高レスポンスキーボード になっているほか、フルサイズ上下方向キーを搭載していたり、キーキャップがはずれにくい機構となっているのも注目だ。

 学生は作業する机のサイズによってはマウスを置けないシーンもあるかとは思うが、大きなクリックパッドを採用しており、マウス要らずで快適な操作をできる。

 インタビューでも語られた通り、デザインは美しく触りたくなる筐体で、背面はファンレス設計となっているためスッキリとした印象。静音性にも優れているそうで、静かな場所での作業中も、周りを気にすることなくつかえる。

 バッテリー駆動はJEITA3.0測定でアイドル時24.2時間、動画再生時13.9時間。アプリケーションも授業や資料作成、オンラインミーティングなどでつかうアプリ等で厳選されているため、迷わず簡単につかえるところも学生としては嬉しい仕様なのではないだろうか。

 カラーは3色展開だがバイカラーを採用しており、ノートPCを広げたときに映えるデザインが特徴的だ。

 製品サイズは幅297×高さ210×奥行13.9mmとなり、ちょうどA4用紙と同じサイズ。重さも約1197gほどに抑えられているため、モノが多くなりがちな学生でも持ち運びやすいサイズ感になっていそうだ。

主なスペック

Office:Windows 11 Home 64ビット

CPU:インテルCore Ultra 5 プロセッサー

メモリー:16GB(デュアルチャネル対応 LPDDR 5X)

ストレージ:256GB SSD

ディスプレー:13.3型WUXGA(1920×1200ドット)

製品サイズ:幅297×高さ210×奥行13.9mm

本体質量:約1187g

無線対応:Wi-Fi 7(5.76Gbps)、Bluetooth

セキュリティー:Windows Hello対応

インターフェース:USB 3.2(Gen2×2)×2、ヘッドホン端子

バッテリー駆動時間:  動画再生時 約13.9時間  アイドル時 約24.2時間

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