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物価が高いラスベガスで、約500円でピザを食べる方法

ASCII.jp / 2025年1月9日 11時30分

行くのはここ「セブンイレブン」だ!

アメリカの外食は、日本と比較してかなり高額

 アメリカに出張している日本人同士で、必ずといっていいほど話題になるのが現地の物価です。中でも、飲食費は多くの人にとっての関心ごとでしょう。

 2025年1月現在は、ペットボトル(600ミリリットル〜1リットル)の水が3米ドル後半〜6米ドル前後(およそ550円〜650円くらい)。マクドナルドのビッグマック単品は5.99米ドル(950円くらい/店舗によって微妙に異なる可能性あり)。ポテトチップスの大袋は、ブランドにもよりますが、安価なもので4米ドル後半〜5米ドル前半(およそ700円〜800円)あたりが相場です。

 街中のコンビニやスーパーで売っているものの価格はそれくらいで「まあ、それくらいはするかな」と納得できなくもないレベルですが、レストランにいくと、ちょっとしたセット(スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージ、トーストなど)が20米ドル(およそ3150円)くらい。これは特別にいいレストランの価格ではなく、ファミリーレストランの価格です。ちょっといい感じのお店で気の利いたものを──例えばステーキハウスでステーキとかを食べると、比較的安価なお店でも50ドル〜70ドル(およそ8000円〜1万1000円)くらいはかかってくる印象です。

とあるレストランの価格。和牛のステーキは特に高価で、9オンス(およそ255グラム)で、99米ドル(およそ1万5500円)の価格設定

 アメリカでは近年、物価が上昇傾向にあり、日常に必要な商品やサービスなどの価格が高くなっています。加えて、日本円は現在、対米ドルで円安傾向が長く続いています。日本人がアメリカを訪れると、アメリカ国内の物価高に加えて、為替レートの影響も受けることになるので、日本での価格と比較すると、かなり割高に感じる価格になってしまうのです。

 ……と、長くなりましたが、前置きはこんなところ。

セブンイレブンなら500円でピザが食べられる

 日本人がアメリカで何かを食べると高いのは、そういう状況なので仕方ないですよね。とは言っても、毎回4000円とか8000円とか払っていると、長い出張ではかなりの出費になってしまいます。

 色々、探したり試したりした結果「セブンイレブンのホットスナックをときどき食事に挟む」という方法は、アメリカでの食費の節約術として悪くないと思っています。

 日本のセブンイレブンにも、ホットスナックコーナーってあると思うのですが、アメリカのホットスナックコーナーだと、ホットドックとか、ピザとか、ソーセージとか、ドーナツとか、そういったものが売っているのです(店舗によっては取り扱いの有無は異なる)。

「ピザを1枚くれ」と頼むとピザが買える!

 ピザ1枚の価格は3ドル(およそ590円)くらい。クオリティー的には、味がやや濃くて、チーズがたくさん載っているアメリカのピザスタンドによくあるようなピザです。でも、スーパーでサンドイッチなど買うと、もっと高価なのに、もっと満足度が低いものに当たることも多いですから、悪くないと感じます。1スライスといってもアメリカサイズで、成人男性の手のひらがすっぽりと隠れるくらいのサイズ感。日本の宅配ピザ換算だと、1.5〜2倍くらいの量に相当すると思います。

絵に描いたようなアメリカ的なピザである! こういったシンプルなピザでも、展示会場の売店などで買うと800円から1200円くらいはする印象

 次ページでは別の方法を紹介。

In-N-Out Burgerに頼る

 他にも、安価で満足感も高い方法があります。

 それはIn-N-Out Burgerというハンバーガーチェーンの利用です。In-N-Out Burgerは、カリフォルニア州などを中心に、全米で300店舗以上の展開をうたうハンバーガーチェーンです。

 チェーンとしての特徴は、冷凍された食品を使わず、店舗内調理をした「新鮮な味」にこだわっている点。

 フライドポテトも、生のじゃがいもを店舗で調理しているとうたっていて、ハンバーガーの本場ならではのこだわりが見られます。

 こう書くと、高そうに思えそうなものですが、やはり単品のハンバーガーが3米ドル台(およそ590円〜くらい)からと安価。経済的に優しく、アメリカならではの味わいも楽しめるという点で、非常に魅力的な選択肢ではないでしょうか。ラスベガスでは、Harrah's Las VegasやHotel Flamingoの付近、人通りも多く、夜も明るいエリアに所在しています。

 まあ、「毎回6000円でも食事はいいところでゆっくり食べたいよ〜」という方もいると思いますし、「食事の1万円、2万円くらい気にしないよ」「どこかが支払いを持ってくれるよ」という方など、状況はそれぞれであろうと思います。

アメリカの国内で食べる牛肉はとてもおいしいので、楽しむことも時に大切であろう

 この記事の意図は、ときどきインスタントで安価な食事を挟むことは、長期の出張では大きな節約になり、いいお店に何度か行ったり、特別いいお店にも行けるくらいの金額になるので、そういうやり方もいいかもしれませんね〜という、情報提供です。「今日、コンビニのおにぎりで済ませちゃおう/ファストフードで手早く楽しもう」というノリに似ている。アメリカでの食費を抑制したいと考える皆さん、参考にしてください。

 そしてアメリカに出張している日本人の方々、気をつけていい旅を送ってください!

 こちらの記事でもアメリカの物価に触れているので、あわせてお楽しみください。

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