初めてのゲーミングノートにマッチ、 最新ゲームの快適プレイが可な15.3型G TUNE20周年記念モデル
ASCII.jp / 2025年1月12日 12時0分
普段のゲームプレイはフルHD(1920×1080ドット)、そろそろWQHD(2560×1600ドット)も試したいというゲーマーに最適
マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G TUNE」は今年で20周年を迎え、その記念モデル計5製品を発売中だ。「G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)」もそのひとつで、ゲーミングノートらしい特徴を備えている。とくに、180Hzというハイリフレッシュレート、2560×1600ドット(WQXGA)解像度の液晶ディスプレイ、複数キーの同時入力が可能なnキーロールオーバーには注目だ。しかもCore i7-13620H、GeForce RTX 4050(6GB)を採用しながら、価格は15万9800円からとお手頃なのもうれしい。今回はその「G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)」の実力を紹介しよう。
Core i7-13620H、GeForce RTX 4050(6GB)搭載と十分なスペックながら、BTOオプションでストレージ容量の強化をオススメしたい
まずは「G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)」の基本スペックをチェックだ。CPUのCore i7-13620Hは、第13世代Coreシリーズのうち、モバイル向けミドルレンジに位置するものだ。処理性能重視のPコアを6基、電力効率重視の「Eコア」を4基搭載する合計10コア/16スレッドのハイブリッド・アーキテクチャとなっており、最大ブースト時の動作クロックは4.9GHzに達する。
GPUはGeForce RTX 4050(6GB)のため、フルHD(1920×1080ドット)でゲームを遊んでいる人、WQHD(2560×1600ドット)に挑戦したいという人に最適だ。NVIDIAのフレーム生成技術「DLSS 3.0」をサポートしているため、高いフレームレートでゲームを遊べる。
メモリー容量は16GB(8GB×2)と十分なものの、ストレージは500GB NVMe M.2 SSD(PCIe 4.0 ×4)と容量が少ない点が解決すべき課題といえる。データ容量の大きな人気ゲームをインストールするつもりなら、BTOオプションで大容量のSSDを2ndストレージとして追加することを強くオススメしたい。例えば「ファイナルファンタジーXIV」「モンスターハンターワイルズ」の必要動作環境では、それぞれ空き容量140GB以上のストレージ(SSD)が挙げられており、この2本だけでも合計280GB以上が必要だ。これらビッグタイトルは数年間にわたって遊ぶ人が多く、追加シナリオといったDLCなども購入する予定なら、より多くの空き容量を確保して備えたいところ。少なくとも容量1TB、予算が許すなら2TBのSSDを追加すると容量不足でゲームが遊べないというトラブルがなくなる。
アルミ素材のブラックボディーに、リフレッシュレート180Hzの15.3型高解像度ディスプレイを搭載
G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)のボディーは、どんなシーンにもなじむブラックで統一されている。素材はマットな加工を施されたアルミニウムを採用しており、15.3型で外部GPU(ディスクリードGPU)搭載モデルながら、重量を約2.09kgと抑えている。
15.3型の液晶パネルは、周囲の光の映り込みが少ないノングレアタイプだ。解像度は2560×1600ドット(WQXGA)と高精細なうえ、180Hzという高リフレッシュレートとなっている点がうれしい。ベゼルは実測で左右が約5mm、上部の最も細い部分が約6.5mmの狭額縁となっているため、画面に表示された情報に集中しやすい。液晶上部の中央部分だけWebカメラを収納する関係か約8.5mmほどに出っ張っているが、これはノートを開く際に指をかけやすく便利だ。また、Webカメラは物理的に遮蔽するプライバシーシャッターを備えているため、「誤ってプライベートな様子を撮影してしまった」といったミスを減らせる。
「キーボード+マウス」操作が多いゲーマーは注目、複数キーの同時入力が可能なnキーロールオーバーに対応
キーボードは、テンキーまで備えた105キー配列だ。すべてのキーが同時に押されても認識するnキーロールオーバーに対応しており、複数キー入力による操作も確実に処理してくれる。キーボードとマウスでゲームを操作するプレーヤーにはとりわけうれしい機能だ。
キーピッチ:約18.75mmで、キーストローク:約1.4mmを広めに確保しているうえ、キーの打鍵感が軽くクリック感もあるのでタイプしやすい。テンキー部分はやや細いなどデザイン上のクセがあり、ユーザーの好み次第で評価がわかれるところ。ただし打ちにくいというほどでもなく、すぐに慣れる点は考慮すべきポイントだ。またフルサイズのカーソルキーを採用しており、タッチタイピングの際もミスなく入力しやすい。タッチパッドのサイズはかなり大きく、表面が滑らかで指をすべらせやすい。目的の位置へ素早くマウスカーソルを移動させられるだろう。
またLEDバックライト機能も備わっているため、暗いところでもキーを視認しやすい。独自ユーティリティソフトの「Mouse Control Center」を使うと、バックライトの色やエフェクトの設定が可能だ。
キーボードの上部には、G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)の駆動モード(3種類)用ボタンがあり、押すたびにモードが切り替わる。モードの状態は色で分かるようにしており、赤色はフルパワーで動かす「パフォーマンス」モード、緑色がパワーと静音性をバランス良く両立させる「バランス」、青色が静音性を重視する「静音」を示している。またMouse Control Centerでは、モード指定とともに内蔵ファンの回転速度も最大に設定できる。
USB 3.0 Type-C、USB 3.1 Type-C搭載とインターフェースが充実、Wi-Fi 6EやBluetooth 5対応でケーブルレス環境も作りやすい
G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)はインターフェースが充実しており、左側面にはUSB 3.0 Type-A×1、USB 3.0 Type-C×1、ヘッドホン/ヘッドセット端子が並ぶ。右側面にはUSB 3.0 Type-A×2、SDメモリーカードリーダーを装備。さらに背面には、電源端子、ギガビットLAN端子、HDMI出力、USB 3.1 Type-C(USB PD入出力・画面出力対応)×1、Mini DisplayPort×1が備わっている。背面には電源や外部ディスプレイとつなぐための映像出力などケーブルの抜き差しが少ない端子をまとめ、左右側面にマウスやスマホを接続しやすいようUSB端子をまとめているわけだ。また高速に通信できるWi-Fi 6E、Bluetooth 5に対応しており、ケーブルレス環境に挑戦しやすい点にも注目したい。
ACアダプターはコンパクトなサイズの210Wモデル。重量が405gなので、本体と一緒に持ち運んでも負担になりにくい。独自ユーティリティソフトの「バッテリーマネージャー」を使用すれば、充電量を50/75/100%の3段階に設定できる。バッテリーを長く保たせたいなら活用したい。BTOの購入オプションには、より小型の「USB PD 100W対応 AC充電器」が用意されているので、持ち運び専用に購入するのもアリだ。
「黄金のレガシー」はフルHD設定でフレームレート180fps超えが狙える!
すでに触れたように、G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)は、リフレッシュレート180Hzの液晶ディスプレイ、Core i7-13620H、GeForce RTX 4050(6GB)を採用している。気になる点は、これらCPUとGPUが最新ゲームをフレームレート180fpsで描画できる性能を備えているのかという点だろう。例えば、話題作を動作させた場合のフレームレートが30fps程度なら、液晶ディスプレイの性能を活かせないことになる。
そこで、実際のゲームプレイに近いベンチマークとして「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下、黄金のレガシー)を使って、どの程度のフレームレートで描画できるのかチェックした。画面解像度の設定は「2560×1600」または「1920×1080ドット」、グラフィックススケールタイプは「NVIDIA DLSS」、スクリーンモードが「フルスクリーン」だ。さらに、ダイナミックレゾリューション設定にある「適用するフレームレートのしきい値」では、「60fpsを下回った時に適用」(標準)と「常に適用」の2種類で計測した。
なお、G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)の駆動モードについては、フルパワーで動かす「パフォーマンス」モードにしている。
「2560×1600」解像度では、画質「最高品質」の平均フレームレートが72.8fpsで、フレームレートのしきい値を「常に適用」と設定した場合の平均は104.8fpsと大きく伸びたことが分かる。これは、GeForce RTX 4050(6GB)が「NVIDIA DLSS」に対応しているおかげだ。画質「高品質(ノートPC)」および「常に適用」では、平均フレームレート139.6fps、画質「標準品質(ノートPC)」および「常に適用」は140.5fpsとより高いフレームレートとなった。
「1920×1080ドット」解像度では、さらに注目してほしい結果となった。「適用するフレームレートのしきい値」で「60fpsを下回った時に適用」(標準設定)にしたままでも十分好成績なのだが、「常に適用」に変更すると平均フレームレートの数値が格段に高くなり、最小フレームレートもすべて60fpsを超えた。画質「高品質(ノートPC)」および「標準品質(ノートPC)」では平均フレームレートが180fpsを超えた点は特筆に値するだろう。
黄金のレガシーのスコアについての計測結果は以下の通り。こちらも、「適用するフレームレートのしきい値」を「常に適用」に設定した場合のスコアと評価が高いことが分かる。
次に試したのは「黒神話:悟空 ベンチマークツール」だ。画面解像度の設定は「2560×1600ドット」または「1920×1080ドット」、全体的な画質設定は自動設定によって中画質となっており、そのまま利用した。また、NVIDIA DLSSとフレーム生成を有効(ON)にしている。そのうえで、フルレイトレーシングの設定を変えながら計測した。
結論としては、解像度を優先して「2560×1600ドット」でプレイする場合は、NVIDIA DLSSとフレーム生成のみ有効にして、フルレイトレーシングは無効または「低」にしたほうが高フレームレートでプレイできるだろう。画質を優先したい場合は解像度を「1920×1080ドット」に設定して、NVIDIA DLSSとフレーム生成ONを選び、フルレイトレーシングの設定は「中」にすると、高いフレームレートで遊べる。
続いて、3Dグラフィック性能を計測するため定番ベンチマークソフト「3DMark」を利用した。フルHD(1920×1080ドット)解像度を想定したDirectX 11系テスト「Fire Strike」は「20479」、モバイルPC向けDirectX 12系テスト「Night Raid」では「51738」という結果となった。
WQHD(2560×1440ドット)解像度想定の統合GPU向けDirectX 12系テスト「Steel Nomad Light」では「8710」というスコアで妥当なところ。同じくDirectX 12系テスト「Time Spy」の結果は「9231」で、DirectX 11系テスト「Fire Strike Extreme」は「9925」となった。なお、「Steel Nomad Light」は「Time Spy」の後継にあたるテストでより高負荷となっている。
またリアルタイムレイトレーシング向けとしては、WQHD(2560×1440ドット)解像度想定のDirectX 12 Ultimate系テスト「Speed Way」が「2082」、映像全体をレイトレーシングで描く高負荷なDirectX Raytracing(DXR)系テスト「Port Royal」が「4943」とノートとしてはまずまずの結果だ。
ゲーム以外のパフォーマンスももちろんバッチリ、画像編集にも役立つ
最後に、PC全体のパフォーマンスをみられる「PCMark 10」で性能をチェックしたところ、総合スコアは「7314」という数値になった。ソフトの起動やWebブラウザーの処理速度を示す「Essentials」では「10370」、オフィス系アプリケーションの処理速度を示す「Productivity」は「8918」とどちらも高スコアとなっている。画像の処理や動画編集の処理速度を示す「Digital Content Creation」は「11480」というスコアだ。Digital Content Creationの内訳を確認すると、画像編集の「Photo Editing」が「14697」、3D CG作成の「Rendering and Visualizetion」が「14768」となっており、クリエイティブ用途でも快適なことが分かる。
ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark 8.0.6」ベンチマークの結果も見ておこう。シーケンシャルリードが「約2566MB/s」、シーケンシャルライトが「約1863MB/s」とNVMe対応M.2 SSDとしては標準的なスコアだった。つまり高速にファイルにアクセスでき、読み書きが快適に処理できるということだ。
ゲーミングノートの入門機やカジュアルゲーマーにオススメ、ゲーム以外の普段使いにも使いやすいコスパ良好ノート
G TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)は、GeForce RTX 4050によりゲームパフォーマンスが十分なうえ、180Hzという高いフレームレートや2560×1600ドット(WQXGA)解像度対応という液晶ディスプレイのおかげでゲームを快適に楽しみやすい。初めてゲーミングノートを買う人の入門機、普段はフルHD(1920×1080ドット)でプレイしているものの、そろそろもう一段上に挑戦したいというカジュアルゲーマーに最適だ。
またG TUNE E5-I7G50BK-B(G TUNE 20周年記念モデル)のスペックなら、一般的なビジネス用途、画像の編集・加工といった用途でも効率よく作業できる。15万9800円からという手頃な価格もあり、ゲーマーをはじめ幅広くオススメしやすい一台だ。
この記事に関連するニュース
-
LenovoがSteamOS搭載ポータブルに新Core Ultra 200HXとRTX 50搭載ハイエンドなど「Legion」2025年モデルを発表
ASCII.jp / 2025年1月8日 1時0分
-
HPが「OMEN MAX 16」など「CoreUltra 200HX」に「RTX 50」搭載の新ゲーミングPCを4機種発表
ASCII.jp / 2025年1月7日 13時0分
-
ランボルギーニコラボPCケースのBTOPC、高級スポーツカーのイメージどおり高いゲーム性能を発揮!
ASCII.jp / 2024年12月31日 11時0分
-
30万円台でRTX 4070 Ti SUPER、今旬な構成のBTOPCの実力は如何に?
ASCII.jp / 2024年12月25日 11時0分
-
RTX 4070 Ti SUPER&キャプチャーカード搭載ゲーミングPC、本格実況配信を始めるならコレが鉄板か
ASCII.jp / 2024年12月22日 10時0分
ランキング
-
1「神ゲー」日本からの声高く翻訳後の日本売上7倍に、“日本人に何故か熱い注目あびたため”日本語実装のインディーSRPG―「実際は、賭けだった」語られる裏側
Game*Spark / 2025年1月11日 18時45分
-
2ハンバーガー店のグッズが早朝に“5分で完売” 「申し訳ございません」と謝罪 高額転売も発生で「増産できますようがんばります」
ねとらぼ / 2025年1月10日 19時8分
-
3ヨドバシ仙台の初売りに潜入せよ。「2025年 夢のお年玉箱」購入レポ!
マイナビニュース / 2025年1月12日 12時20分
-
4GeForce RTX 50だけではない! 社会がAIを基礎にしたものに置き換わる? 「CES 2025」で聴衆を圧倒したNVIDIAの最新構想
ITmedia PC USER / 2025年1月10日 17時40分
-
5ahamo、povo、LINEMOのキャンペーンまとめ【1月11日最新版】 高額ポイント還元施策を見逃すな
ITmedia Mobile / 2025年1月11日 12時14分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください