カジノって安全? 夜に歩いても大丈夫? 毎年ラスベガス取材に行く記者のとっておきの話
ASCII.jp / 2025年1月14日 17時0分
CES 2025の舞台でもあるラスベガスは、アメリカが誇る大都市。カジノとエンターテインメントショーの街ということで、観光目的で訪れる方も毎年数多くいます。
海外旅行で気になるのが、現地の治安や規則、注意点などですよね。ここでは、毎年CESに取材に行く筆者が、現地での体験などを交えて、知っておくと役立つ現地事情をQA方式で紹介します。
カジノって危険? ラスベガスは怖くない?
最後に、観光者向けに現地の事情や注意点、知っておくと役立つ情報などをQA形式で紹介したいと思います。
Q1.カジノって安全? 怖くない?
A1.基本的に安全で怖くない。ただし、注意は必要。多くのカジノ城はホテルに併設されており、ポーカー、ルーレット、ブラックジャック、スロットなど、思い思いのギャンブルを合法的に楽しめるようになっています。ホテルにはセキュリティースタッフも含め、多くのスタッフも常駐していますし、普通に楽しむ分には問題が起こる可能性は低いと思います。
しかし、注意深く場内を観察していると、稀に大きく勝ったり負けたりして精神的に興奮状態にある人や、遊びに来た観光客の身なりや荷物をじっと見つめている人も見られるので、遊んでいる間も、注意する気持ちだけは持っておいた方がいいと私は思います。また、カジノでの遊興には21歳以上であることが求められます。写真撮影も基本的には禁止。
Q2.ラスベガスは夜に出歩いても安全?
A2.中心街は基本的に安全だが、やはり注意は必要。ラスベガスは観光客が遊べる状態を維持することに力を入れており、街中の至る場所にセキュリティースタッフや警察が立ってくれています。中心街のストリップ通りは、夜中でも観光客を含めた人通りが多く見られます。
このためもあってか、暴力事件などの発生は低いと言われています。ただし、置引きやスリなどの発生率は他の大都市と比較してもやや高めで、やはり観光客のお金を狙うつもりがある人も、平均よりは多いということなのでしょう。
Q3.行かない方がいい場所はある?
A3.メイン通りから外れた小さな通りには、立ち入らない方が無難。前述の通り、観光客が集中するメインのエリアは比較的安全であると言えますが、一歩細い通りに入ると、明かりが少なく、少し危険な香りのする方がたむろしているような場所もあります。
また、特に現地に不慣れな観光客はダウンタウンのエリアには行かない方がいいともよく言われます。中心街の南端にあるSTRATというタワーを境にして向こう側はダウンタウンのエリア。即時危険が発生するとは言えないものの、やむを得ずそのような場所を通る際は、タクシーやウーバーを使った方が無難であると感じます。私は現在のところ特別危険な目にあったことはありませんが、過去に「いくらか金を渡してくれないか」と、3人の巨体の男に囲まれたことはあります(その際は、ごく少額を支払って、すぐに近所のホテルに逃げました)。
次のページでは、移動手段、知っておきたい現地の条例、チップ文化について触れます。
Q4.便利な移動手段は?
A4.モノレールが街を縦断している。公営のラスベガス・モノレールが、メイン通り北端のサハラ・ラスベガスから、南端付近のエム・ジー・エムまで縦断的に敷かれており、主要なホテルを駅として、深夜まで走っています。料金は1回乗車券が6ドルで、24時間以内なら何度でも乗れる券が15ドル。3日券なども用意されています。
観光目的なら、24時間券を買って、駅からタクシーに乗ったり、歩いて移動すると費用も抑えられ、効率的です。エム・ジー・エムから南端のマンダレイ・ベイまでは無料のトラムが走っていて、街中のほとんどの場所にアクセスすることができます。
Q5.お酒に関するルールは?
A5.比較的寛容だが、ガラス瓶を持ち歩いて飲むのはNG。海外旅行では、お酒を飲むことを楽しみにしている方も多いと思います。日本では路上で飲酒をすることそのものは違反になりませんが、ラスベガスには(というか、海外の多くの都市には)路上での飲酒に関する法律や条例が存在します。
例えば、ラスベガス市が属するクラーク郡では、特定のエリア・状況での公共の飲酒が制限されています。ラスベガス市の条例は、公共の場での「ガラス容器による」飲酒が禁止されています。瓶入りのビールを購入して、街中を飲みながら歩いていると、警察やセキュリティースタッフに注意されるはずです。万が一条例や法律違反と見なされると、数百ドルから数千ドルの罰金や、悪質だと判断された場合、最悪は勾留や逮捕もあり得るので、お酒を飲んでもいい場所で、安全に飲むようにしましょう。
Q6.チップの相場やマナーは?
A5.飲食店、ホテル、タクシーなど、いたるところにチップ文化は見られ、マナー化している。アメリカといえばチップ文化。ただ、外国人にとっては馴染みがないので、どこで、どの程度支払えばいいのかがよくわかりません。大きく分けると、レストランやバーなどの飲食店、宿泊するホテル、移動手段のタクシーやウーバーでチップの支払いが半ばマナー化していると感じます。
レストランやバーでは、会計時に渡されるレシートにチップとして渡したい金額を書き込んで返す方式が最も多く見られると思います。相場的には会計の15〜20%程度(高級なレストランでは〜30%程度)で、クレジットカードでの支払い時に、電子端末からパーセンテージを自分で選択するパターンの飲食店も見られます。クレジットカード+レシート方式の場合、数日してから、書き込んだチップ分が決済されているのが確認できるはずです。
ホテルでは、主に部屋の清掃に対するチップを渡す人が多いと思います。朝、部屋を出る際にベッドサイドのボードなどに現金を置いておくと、その日の清掃を担当してくれる方が回収していきます。こちらの相場は1泊につき2〜5ドルくらいが相場だと思います。チップと共にメモ書きで感謝の言葉を書き残しておくといいでしょう。
タクシーやウーバーは、10〜20%程度が相場だと感じます。こちらも、クレジットカードでの支払い時や、アプリでの配車時は、電子端末やアプリから、任意のパーセンテージを入力できるようになっています。
ラスベガスを訪れる際は、チップ用に小額紙幣をいくらか準備しておくといいと思います。ちなみに、ファストフード店、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどでは、チップを支払う文化はありません。
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