1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

Windows 10サポート終了迫る! 日本HP、法人向けAI PCのラインアップを強化

ASCII.jp / 2025年1月17日 17時15分

日本HP代表取締役 社長執行役員 岡戸 伸樹氏

 日本HPは1月16日、2025年の事業説明会を開催した。事業説明会ではCES内で発表された法人向け次世代AI PCのラインアップや機能の拡充、ゲーミングノートPCの発表などがあった。

 同社代表取締役社長の岡戸氏は、2024年はAI PC元年だったが、2025年はAI PCのポートフォリオを拡大していくとした。

 同社の第4四半期のPCにおけるAI PCの割合は15%に上ったという。このパーセンテージについては想定内とし、AI PCはこれからさらに発展していくためにはアプリケーションが重要だとした。iPhoneのアプリと同じく、AI PCというハードに対して、どれだけ適用していくアプリケーションが増えていくのかが鍵となっていくのではないかと語っていた。

 2025年の取り組みについては、企業の成長と従業員の充実感を満たす「Future of Work」の実現をリードしていくとした。これは世界12ヵ国のナレッジワーカーから調査をし、仕事との健全な関係性を築けているナレッジワーカーの割合はわずか28%しかいないという結果を受けてのものだそう。

 またFuture of Workを日本で発信していくにあたっては、次世代AI PC、セキュリティソリューションの拡大、デジタル印刷&3Dプリンティングなどによる製造業の支援、自社における多様な人材と次世代の育成が重要だとした。

次世代AI PCについて

 AI PCについては、法人向けノート「HP EliteBook X G1i 14 AI PC」が2月下旬に、「HP EliteBook X G1a 14 AI PC」が1月下旬に発売される。

 HP EliteBook X G1i 14 AI PCは、インテルCore Ultra 5および7プロセッサーを搭載し、最大48TOPSのNPUパフォーマンスを提供。ビデオデモを記録し、プレゼンを2倍の速さで作成し、メールのドラフトを1.3倍の速さで作成できるという。

 HP EliteBook X G1a 14 AI PCは、次世代のAMD Ryzen PROプロセッサーを搭載し、最大55TOPSのNPU性能を実現。HP Smart Senseに40Wの熱設計電力とデュアルターボ高密度ファンを組み合わせることで、冷却性、静音性とともに応答性が向上しているという。

 両モデルとも、より正確なユーザー検知とそれにともなう画面輝度調整に対応した新しいAI強化型ウェブカメラセンサーを搭載。Poly Studioによるオーディオ・チューニングは、AIノイズリダクションとHP Dynamic Voice Levelingにより音声の明瞭度を高めることで、クリアな会議体験を提供可能。

 ローカルAIにより懸念されるセキュリティーについては、同社のHP Wolf SecurityやHP Endpoint Security Controller等のセキュリティーソリューションによりサポートするとしている。

 希望小売価格はHP EliteBook X G1i 14 AI PCが40万1500円~、HP EliteBook X G1a 14 AI PCが47万7950円~となる。

ワークステーションも発表

 同説明会ではCESで発表されたAMD Ryzen AI Max PROを搭載したモバイルワークステーション「HP ZBook Ultra G1a 14 inch」とミニワークステーション「HP Z2 Mini G1a Workstation」も紹介。

 いずれともワークステーションユーザーが、様々なソフトウェアをより小型で軽量なデバイスで使用したいというニーズにあわせて、開発されたものだそう。

 HP ZBook Ultra G1a 14 inchは、最大50 NPU TOPSのAI性能を実現するAMD Ryzen AI Max PROプロセッサーを搭載。

 超薄型で軽量なデザイン、最大16コアデスクトップクラスのパフォーマンスと高性能GPUをシングルチップに統合し、GPUに最大96GBのRAMの割り当てを可能とする最大128GBの革新的な統合メモリアーキテクチャーを採用することで、どこでも持ち運び高度なAIワークフローを強力にサポートする。

 量子ハッキング防止機能を備え、多重のセキュリティー機能と、74.5Whrの大容量バッテリの搭載によって外出先でも安心して快適に作業できるとする。

 HP Z2 Mini G1a Workstationは、プロのニーズに応えるパワフルなミニワークステーションで、CPUにAMD Ryzen AI Max PROプロセッサーと、GPUに最大96GBを専用に割り当てることができるスケーラブルな128GBの革新的な統合メモリアーキテクチャーを搭載。

 様々なグラフィックス性能を求められるワークフローに対応するパフォーマンスを提供。またACアダプターではなく内部電源を備えデスクの上下やディスプレーの背面などに取り付けることができる。

 HP ZBook Ultra G1a 14 inchの希望小売価格は31万6800円~で3月中旬に販売開始予定。HP Z2 Mini G1a Workstationの価格は未定だが、5月以降に販売開始予定だ。

ゲーミングユーザーに届けるソリューション「OMEN AI」

 あわせて同説明会では快適なゲーム体験を期待する人々を支援するソリューション「OMEN AI」も紹介。

 OMEN AIは、膨大なデータと機械学習を活用することで、ゲーム内のフレームレートを最大化するための推奨設定をワンクリックで取得し、プレイヤーに提供するものだ。OMEN AIはCounter-Strike 2に対応し、今後、他の人気タイトルにも随時拡大する予定という。

 加えて、冷却機能が強化されたゲーミングノートPC「OMEN MAX 16」、コンパクトなゲーミングデスクトップPC「OMEN 16L Desktop」、 Google TVを搭載したHP初とうたうゲーミングディスプレー「OMEN 32xスマートゲーミングディスプレイ」、高機能なモジュラーマウス「HyperX Pulsefire Saga Pro Wireless ゲーミングマウス」と「HyperX Pulsefire Sagaゲーミングマウス」も発表された。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください